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2020年12月 1日 (火)

見応えのある下位直接対決(11/29 湘南戦)

 昨日(11/29)はホーム・アイスタ日本平での湘南戦でした。ここのところ新型コロナ陽性判定を受けた方が全国で増えていますが、「感染しそうなところに行かず周りに感染させないようマスクすれば大丈夫」という考えの下、この日も現地で観戦しました。

 この日は16位湘南との試合で、勝てば湘南を抜いて16位に上がる事が出来るというシチュエーションでした。そのため「来季のシミュレーションとして是非勝利を!」と思ってみていましたが、結果はドロー。本来ならガッカリするところです。が、湘南はここ9試合でわずか1敗と調子を上げていただけあってなかなか手強かったし、それに対してエスパも後半はギアを上げて相手を攻め立てたし、何より非常にインテンシティの高い試合で要所で激しい競り合いがあって見応えのある試合でした(今思えば、主審の家本さんが細かいファウルは取らずに流してくれた事も試合を盛り上げる要因になったと思います)。ですので引き分けに終わった試合としては珍しく拍手で選手達を迎えました。

<明治安田生命J1リーグ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 1ー1 湘南ベルマーレ

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 エスパのスタメンは札幌戦の時のメンバーが基本ながら、GKに大久保、ボランチには竹内でなく慶太を入れました。守備としては相手が3バックという事で常にプレスをかけるわけにはいかないので、2トップが相手のアンカーへのパスコースを切って前に出させず、後ろへ戻したら2トップとサイドハーフがプレスをかけるといういつもの形。攻めに関しては基本パターンはサイドで起点を作ってWBを食いつかせ、空いた3バックの両脇を狙うというものだったと思います。が、前半は攻めが上手くいかなかったですね。湘南は全体をコンパクトにしてきて、サイドへ付けたところへはWBだけでなくインサイドハーフも寄せてきて思うように前に出せなかったし、右はヘナトも絡む事で前進できましたが、湘南はリトリートした時は5バックにしてレーンを埋めてきたのでなかなかスペースを作れなかったし、時には味方が4人寄ってきて湘南も同じくらいサイドへ寄せてきたので、渋滞しちゃって効果的なパス回しが出来ませんでした。一方、守備に関しては湘南が繋ぎにこだわらずに最終ラインからウラへ出してこぼれ球をインサイドハーフの2人が拾って仕掛ける形をとってきたので、なかなか前の方でボールをとれなくて押し込まれる時間帯もありましたが、クロスが上がっても真ん中の立田、ヴァウドがしっかりはね返してくれたし、この日もいわゆるネガティブトランジションが早いおかげで、危ない形でボールロストしても誰かがきっちり対処して湘南が得意とするカウンターを許さず、結局スコアレスで前半終了となりました。

 後半、最初の数分は押し込まれましたが、前半はちらし役に徹していて目立たなかった慶太が自らの推進力を活かしてボールを持ちだす場面を増やし、それに合わせて両SBも高い位置をとるようになって、エスパが湘南を押し込むようになります。が、58分、湘南がカウンターから決定機を作り、いったんは大久保のファインセーブで切り抜けましたが、そこで掴んだCKからこぼれ球を押し込まれて湘南に先制を許します。アウトスイングでゴールからボールが離れていくのに合わせて中途半端にラインを上げ、さらに味方2人が重なってしまって中川をフリーにしてしまったのが拙かったですね。これにより苦しい立場となったエスパですが、失点の前の段階でペースを掴んでいたので、切り替えて攻勢をかけます。それに合わせて平岡監督もウラ狙いの動きを増やすべく新人コンビの唯人と川本を投入。その2分後、両サイドから揺さぶった後に右からエウシーニョがダイレでクロス。これをカルリーニョスが合わせ、相手DFにディフレクトしてゴールに入り、あっという間にエスパが同点に追いつきます。その後はエスパがさらに湘南を攻め立てるようになり、時折湘南に攻め込まれましたが決定機は1度だけに抑え、こちらは3~4回決定機を作りましたが、5-3~4のブロックを作って体を張って粘り強く守った湘南の壁を最後まで崩す事が出来ず、試合は1-1のドローに終わりました。

 前半は両チームとも守備の意識が高かったがゆえに思うような攻撃が出来ませんでしたが、後半に関してはウチはある程度意図した攻撃が出来たのではないかと思います。前半はサイドへ付けて同サイドを運ぶかウラを狙うくらいしか前へ運ぶパターンがなかったのですが、後半は前述の通り慶太自らが真ん中を持ち出す場面が増えて、相手を押し下げられるようになったし、平岡監督の指示通り両サイドがなるべく高いポジションをとった上で幅を意識して攻める事が出来ていました。前半のように同サイドに4人くらい集まって渋滞を起こす事が減って、右から攻めてダメなら左というようにサイドを変えて揺さぶるようになったのがその現れかなと思います。真ん中へのタテパスも中央からはもちろんサイドから斜めのパスも入るようになったし、そこからワンツーを使って抜けようとしたりクサビの後の落としからシュートを試みたりと多彩な攻撃が出来ていました。

 ただ結局勝ち越し点をあげるには至らなかったのがこの試合での課題でしょうね。確かに湘南の守備は堅かったし1人1人が粘り強く対応してきたので簡単ではないと思いますが、もうひと工夫あればなあと思います。具体的にはペナルティエリアの角を攻略できればというところですね。右のエウシーニョも左の西澤もついつい中に入ってきてしまうんですけど、その前に誰かがハーフスペースに流れてパスを引き出す動きがあればそこを攻略できたかも、と思ってしまいます。まあ湘南もきっちりスペースを埋めてきたので簡単ではなかったでしょうが、いずれにしろ引いた相手をどう崩すのかについては引き続きの課題だなと思います。

 でもなかなか見応えのある試合でした。16位と17位の対決という事でついついレベルが低いと見られがちだし、技術的なミスは確かに散見されましたが、局面局面での駆け引きやぶつかり合いは観ていて面白かったと思います。湘南はここ9試合で勝ち点を積み重ねてきただけの事はあるチームだったし、ようやくウチもそのレベルまで戻してきたのかなと思いました。来季はお互いに気楽に見られる順位で戦えるようになりたいですね。

 次はホーム・アイスタ日本平にチャンピオンチームの川崎を迎えての試合です。普通に考えれば非常に厳しい相手ですが、今のチーム力がどれだけのものかを測るにはちょうど良い相手ですから、全力でぶつかって欲しいと思います。

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