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2020年11月 4日 (水)

富士山「も」美しかった(11/3 神戸戦)

 昨日(11/3)はホーム・アイスタ日本平での神戸戦でした。珍しく前泊しまして、11/2は雨が降っていたのですが、試合当日は綺麗に晴れて、富士山も見る事が出来ました。

 予想外の監督交代劇を受けてチームがどのような変化を見せるのかを注目していたわけですが、選手達には良い発奮材料となったみたいで、今季初の逆転勝ちをおさめる事に繋がりました。試合後のスタジアムが何とも言えない安ど感に包まれていたのが印象的でしたね。アイスタでの勝利は8月の札幌戦以来ですから無理もないですけどね。

<明治安田生命J1リーグ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 3ー1 ヴィッセル神戸

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 監督交代の発表からわずか2日で神戸戦に臨んだわけで、当然十分な時間はなかったと思いますが、その中でも平岡監督は最低限手を入れるべきところに手を入れてきました。変わったところは守備時のやり方。システムを4-4-2に固定し、その上で2トップとサイドハーフが相手の最終ラインやGKにガンガンプレスをかけていきました。プレスを外された場合は4-4-2のブロックを高過ぎず低過ぎずという位置に保ち、ボールが入ってきたら厳しくチェックにいって、それで相手がボールを下げたらまたプレスをかけて追い回すというのを愚直に繰り返す事で、神戸のパス回しを自由にさせませんでした。ここのところ前からのプレスに関しては夏場の気温の高い時期を経たせいかあまり積極的に行わなくなっていて、それが守備で後手にまわる一因になっていたと思うのですが、同様の事を平岡監督も思っていたのかもしれません。また守備の約束事を整理する事は攻撃に比べると時間がかからないのが一般的なので、まずはそこに手を付けたものと思われますが、結果としては大きな効果をもたらし、神戸に流れの中からの決定機を与えませんでした。

 攻撃に関してはクラモフスキー前監督のやり方をそのまま踏襲し、SBとサイドハーフが前に上がり主に竹内がCBのラインに落ちる3-3-1-3の形にして、サイドもしくは相手のSBとCBの間にパスを付けてそこを起点にして崩そうとしたわけですが、開幕当初からやって来たやり方であり、また柏戦の前の2週間を使って再確認してきた事もあって、良い感じで攻撃する事が出来ていました。さらに後半になって西澤と金子のポジションを逆にし、カルリーニョスと後藤の前後の位置を入れ替えたのですが、これも効果的でした。左の金子はタテ突破が得意な事を活かして相手SBに脅威を与えたし、右は西澤が中に入ってエウシーニョが上がるスペースを作るとともに自らも最後の崩しに関われるようになったので攻撃の幅が広がったのではないかと思います。まあ得点はいずれもセットプレーからですが、1得点目はカウンターからの後藤のミドルによって得たCKを活かしてのものですし、2得点目は相手陣左サイドでの神戸ボールのスローインを奪ってのもので、相手が左に寄っていた分空いていた右のスペースをエウシーニョがタイミングよく上がって決めた得点(その前の唯人、西澤の繋ぎも見事でした)。3得点目は自陣でのFKをはね返して逆にカウンターを仕掛け、持ち込んだエウシーニョが倒された事で得た直接FKを活かしてのものと、いずれも相手ゴールに迫った結果得たゴールと言えるのではないかと思います。

 選手交替は選手のコンディションを考慮しながら久々に5枚全部使っていて、交代で入った選手がきっちりと自分の役割をこなしていた事も印象的でした。この部分を見ても平岡監督が難しいタイミングでの就任でかなりの制約がありながら出来る範囲の仕事をきっちりしてくれたと言えると思います。またこの日は選手全員の「絶対勝つ!」という強い気持ちを感じました。特に守備で前から何度もプレスをかけた場面や競り合いの場面にそれが凄く表れてましたね。先制を許しても下を向く選手はいなかったし、竹内を中心にみんなが声を掛け合っていました。そうした強い気持ちが今季初の逆転勝ちにつながったのは間違いないと思います。

 まあこの日の神戸が精彩を欠いていた事とフィジカル面で不安のあるイニエスタを運動量が要求されるはずの左サイドハーフで使ってくれた事が幸いしたというのはあると思います(特に後者については別の選手だったら2得点目のエウシーニョの上がりは防がれていたかもしれません)。また前半の飲水タイムの後に神戸にペースを握られて先制点を許した事も反省すべきかと思います。ただ7試合勝利から遠ざかった上に監督交代劇までおこしてしまったエスパが、短期間の準備で気持ちを切り替えてホームで逆転勝ちできた事は非常に大きいと思います。もう11月になりましたが、今年チームが得てきたものを表現できる機会がまだ8回残されているわけですから、この日の感覚を忘れる事なく戦って欲しいと思います。

 次はホーム・アイスタ日本平でのC大阪戦。今のウチにとっては難しい相手ではありますが、10日ほど準備期間があるので、最善の準備をした上で良い試合を見せて欲しいです。

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