ディエゴ マラドーナ氏死去
ホントは昨日(11/25)の試合の事を書かないとなのですが、今朝ショッキングなニュースが届いたのでそちらから書きます。
元アルゼンチン代表で10番を背負いW杯優勝の立役者となったディエゴ マラドーナ氏が、ブエノスアイレス郊外の自宅で心臓発作で亡くなられました。60歳でした。
えーと、僕が本格的にサッカーを見始めたのはJリーグ開幕の前の年で、それまでは冬はラグビー、それ以外は野球を主に見ていました。ただワールドカップと高校サッカーだけは見ていました。最初にワールドカップを見たのは78年のアルゼンチン大会決勝で、会場のモヌメンタルに大量の紙吹雪が舞っていたのをよく覚えています。その後も82年、86年、90年と大会が行われるたびに見ていました。中でも86年のメキシコ大会は印象に残っています。歴史に残る試合が多いですし、今ではなかなかいなくなった攻撃のタクトをふるい自らも試合を決める10番タイプのゲームメーカーが大勢活躍した大会なんですよね。フランスのミッシェル プラティニとかブラジルのジーコ。
中でも別格の存在だったのがディエゴ マラドーナでした。語り草になっているイングランド戦での7人抜きゴールとか準決勝のベルギー戦でゴール前で4~5人に囲まれたのにあっという間に抜き去って決めたゴールとか1人で決めてしまう力を持ちながら、決勝の西ドイツ戦で決勝点となるゴールをアシストするなど巧みに味方を使う事も出来る凄い選手でした。10番がサッカーにおいてエースナンバーであるというイメージはこの80年代くらいに定着したイメージがあって、それにはもちろんジーコやプラティニなどの影響もあったでしょうが、最もそういう流れを作ったのはマラドーナだったんじゃないかなと今も思っています。
その後もナポリをセリエA優勝に導く活躍をする一方で、奔放な私生活をして薬にも手を出して逮捕されてしまうなど、波乱万丈な人生を送ってこられたと思いますが、2010年にアルゼンチン代表監督として再びワールドカップの舞台に立った時の彼のベンチ前で喜怒哀楽をモロに表に出す姿を見て「この人は本当にフットボールが好きなんだなぁ」と思ったものです。それだけに、そこからわずか10年でこの世を去ってしまったのは本当に残念です。心よりご冥福をお祈りしたいと思います。
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