Jリーグ再開に向けた状況
新型コロナウィルス感染の影響でJリーグが中断してから1か月がたとうとしています。この間、ヨーロッパでは日本をはるかに上回る感染者の増加により各国のリーグ戦は中断となり、今年行われる予定だったヨーロッパ選手権も1年延期となりました。完全に「フットボールが奪われた状況」です。
そんな中、日本では関係者の努力等により感染者はそれほど多くはならず、小康状態を保っていると言っていいと思います。Jリーグや各クラブも4/3からの再開に向けて粛々と準備を進めて来ましたが、今日(3/23)のプロ野球とJリーグとの合同連絡会議において専門家チームからは「4月上旬からの再開は困難」という意見が出され、再延期の可能性が高くなってきました。
まあ小康状態といっても感染者は少しずつ増えていっているし、日毎に見た場合でもまだ感染した方の方が回復して退院された方よりも多い状況なので、専門家の方々とすれば少なくとも「再開OK」というようなお墨付きは出せないと思います。先週末の国の専門家委員会でも大都市圏での感染者数の爆発的増加(オーバーシュートでしたっけ)のリスクを指摘されていましたし、4月上旬の再開が厳しいというのは理解できなくはないです。
ただ、Jリーグや各クラブは前向きに準備を進めているというのは伝わってくるのですが、それを取り囲む政府や各省庁、自治体、そして専門家の動きのバラつきについイライラしちゃうんですよね。今頃「オーバーシュート」とかいう新たな専門用語を出す専門家の方々(クラスター除去のために多くの方々が尽力して下さっているのは承知していますが)、省庁間の足並みが揃わず今頃になって横断的な組織を作った政府、同じく今頃になって「東京を封鎖する可能性」に言及する小池都知事とか。都知事の「イベントを3週間自粛」要請にしても何かの目星や準備期間のためという感じには見えないし、何というか大した見込みもなしに「自粛しろ」としか言われず、結果として僕たちのフットボールが失われたままになっているという事にイライラしています。亡くなられた方もいらっしゃる以上そんな事は言ってはいけないのかもしれませんけどね。
以前にも書きましたが、ウイルスを完全に失くす事は100%不可能なのだから、ウイルスとの共存を考えていくしかないと僕は思っています。また動画配信を拝見する限りJリーグも同じ考えの下準備を進めているものと認識しており、信頼もしています。その考えに立つのであれば、専門家をある程度納得させ得る準備が整えば、後は専門家チームが何を言おうがリーグ戦を再開させるように進める覚悟を持って欲しいし、既に持っているものと信じています。まあまずは25日の理事会での判断待ちですね。
一方で日毎の感染者の数と回復された方の人数は個人的にウォッチしようと思っています。あとは昨日のK-1イベントで影響が出ない事を祈りたいですね。
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