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2020年1月16日 (木)

U-23アジア選手権

 先週からU-23アジア選手権が始まりました。2年に1回行われますが、今大会は東京オリンピックのアジア予選も兼ねています。日本は自国開催のため出場権を持っていますが、格好の腕試しという事で国内組で固めた布陣で参加しました。

 が、皆さまご存知の通り、戦績は2敗1分けで、グループリーグで姿を消す事となってしまいました。

 この大会でのグループリーグでの敗退はもちろん初めて。それより若い年代になると、U-17はフィジカルの面で劣るため、3~4回ほどグループリーグで敗退していますが、ここ2回は連続してW杯の出場権を勝ち取っています。その上のU-20では’95年の予選突破による初めての国際大会出場権獲得以降、グループリーグ敗退は1度もないし、U-23もアトランタ以降毎回オリンピックに出場し続けています。だから今回の結果はショッキングな結果として伝わっているわけです。

 まあ敗因はいろいろあるし、選手もなんだかなぁという感じでしたが、一番ガッカリしたのは森保監督に対してですね。サッカー監督の一番の仕事は、チームがどのような戦うかについてのプランを立て、それを選手達に伝えるとともに練習を通してその考えを落とし込んでいく事です。代表の場合は集まる時間が少ないですから限界はありますが、それでも最低限の事はやっていく必要はあります。が、森保監督がそのような指導をした形跡はなし。だから3試合とも同じように自陣に引きこもった相手の前でボールを回すだけとなり、同じようにカウンターを食らってしまう。何でも森保監督は選手に対して「自主性」を求めているとの事ですが、それを理由に練習でろくな指導をしてないってのは自分の仕事を放棄しているもんだし、さもなくばそもそもサッカー監督の仕事を分かってないとまで思ってしまいます。去年のアジアカップから怪しいと思ってましたが、ここまで無能だとは思わなかったし、さすがにこいつにA代表とU-23代表の両方を任せるなんて無謀だと思います。

 が、日本サッカー協会(以下、JFA)の田島会長は森保監督を続投させると表明したとか。まあここで監督交代なんかしたら自分に責任が降りかかるから、でしょうね。技術委員長の関塚氏も同様でしょう。大体一昨年のハリルホジッチ氏解任以降、ジャパンズウェイという言葉がやたら使われ出しましたが、ではジャパンズウェイに基付くサッカーとはどのようなもので、それを今後若年層も含めてどう広げていくか、どう強化に役立てていくかについて議論がなされている形跡は全然ないわけです。世界、特にヨーロッパでは「言語化」の考えの下、戦術をよりわかりやすく伝える努力がされているにも関わらず。その結果現れるのが、決め言葉に「これが世界基準です」と言うだけで具体性のかけらもない事ばかり言うY氏のような解説者なわけです(この人も将来のJFAの幹部候補らしい)。一昨年の代表監督解任騒動以降、JFA関連については今書いたモヤモヤをずーっと抱えながら見てますね。

 グチが長くなってすみません。

 ただ、現時点で救いなのは、エスパルスが今シーズンからサッカーの内容も変えようと模索し始めた事です。「エスパルスのサッカーとは?」というところを大榎氏の方で考えてもらったり、昨年J1を席巻した横浜FMからクラモフスキー氏を監督として引き抜いて、よりヨーロッパの先端に近いサッカーを取り込もうとしているので、そうした努力を始めているというのは嬉しいですね。この試みが成功して、あのJFAのズブズブ・モヤモヤから離れる事が出来れば、結構痛快な気分になれると思うので。おそらく明日あたりから立田、岡崎がチームに合流すると思いますが、森保監督の下でさぞモヤモヤした気分になったと思いますので、それを三保での活気ある練習を通して浄化してくれればと思います。

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