2019年オフの動き・社長交代
株式会社エスパルスの左伴繁雄社長が1月で退任し、後任には今季まで千葉ロッテの球団社長をしていた山室晋也氏が就任する事が内定したと発表されました。
可能性はあるとは思っていたものの、今朝一斉に報道がなされその日のうちに発表されたので、とにかく驚いたというのが正直な感想です。かねてから進めていたリブランディングを形にし、いよいよ来年からが勝負と思っていたので、もったいないなぁというのが正直なところです。ただ代表取締役社長に6年も7年も同じ方に就いているというのはよほどのカリスマじゃないと、というのはありますし、最近はあまり見なくなりましたが就任当初は「抵抗勢力」が結構いましたしそれがくすぶっている可能性もなくはないので、「ここで新しい血を入れてさらに活性化を!」という意思で経営層がまとまったのであれば、致し方ないと思います。
左伴社長は、失礼ながら竹内前社長との違いが非常に印象的でした。経営数値をオープンにして目標を明確に設定しそれに向かってクラブ職員をいろいろ焚き付けながら邁進していってその目標をクリアしていく様は、理想的な経営者のそれだったなと思います。前社長はそこのところがなあなあって感じでしたからね、残念ながら。結果として就任当初の収益32億を40億まで増やし、スポンサーについてもアイスタ日本平の枠がとれないくらいのところまでもっていってくれました。就任2年目をJ2で戦ったにも関わらずです。またJ1からの降格が決まった2015年シーズン最終戦の後にサポーターに向かって直接語り掛けるなど、成績が悪い時でも真摯にサポーターと向き合ってくれたのも印象的でした。来月でエスパルスから離れられるのは残念ですが、新天地でのご活躍と、ご縁があればまたこのクラブで一緒に戦って頂ければと思います。ありがとうございました。
一方、新社長の山室氏ですが、残念ながら野球にはとんと疎くなってしまったので良く知らないです。ただ報道によればずっと赤字続きだった千葉ロッテを数年かけて黒字経営にもっていき、また自ら球場入口でファンを迎え入れるなどファンと積極的に交流を図って来られた方という事で、千葉ロッテファンからの人気は高かったようです(反対派もいなかったわけではないみたいですが)。それらの情報を見た限りでは、これからさらに上を目指そうとする今のエスパルスにはうってつけの方ではないかと思います。まずは新社長の就任会見を早く聞きたいですね。
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