チームは週末の天皇杯に向けて活動中ですが、一方でJリーグは2019年シーズンの全日程を終えたという事で、選手の移籍に関するニュースが流れる時期となりました。エスパルスの選手についても動きがありましたので、例年同様に正式発表された選手の動きについてコメントなどしていきたいと思います。今の時期はチームを去る選手に関するものがほとんどなので、まずはそこから。
〇引退
増田 誓志(ソウルイーランドFC(韓国)への期限付き移籍終了後、引退)
〇退団
楠神 順平(契約満了)
水谷 拓磨(契約満了)
鎌田 翔雅(契約満了)
まず増田の引退が発表されました。鹿島に加入後、様々なクラブを渡り歩き、16年もの選手生活を務めてきた選手です。ウチには2017年途中のチームが苦しくなり始めていた時期に加入し、1年半在籍してくれましたが、怪我などもあってなかなか本来のプレーが出来ずに終わりました。ただテセを始めチームメイトが口を揃えて彼の姿勢を絶賛していた事、2017年の苦しい半年間に一緒に戦ってくれて、最後に決勝ゴールによって救ってくれた事の2点から、今でもサポに愛されている選手だと思います。第二の人生における成功を心よりお祈りしたいと思います。
次に楠神についてですが、彼も巡り合わせが悪かったかなと思いますね。足元の上手さは絶品で、もっと観てみたい選手だったのですが、ヨンソン元監督はSHに中に入る事を求めたし、篠田前監督は西澤のような前への馬力のある選手を好んで、しかもどちらも守備を重視していたので、なかなか出番が来ませんでした。今季の後半はベンチには入れていたので、もっと使って欲しかったですね。ルヴァン杯ではテクニカルなゴールを決めてますし。まあ彼はまだまだやれる選手だと思うので、新天地でウチを見返すような活躍を見せて欲しいなと思います。
水谷についてはちょっと意外でした。北川、宮本といったユースの同期で一番早くトップでの出場を果たした選手ですから前途洋々だと思ってました。ただどこのポジションがベストなのかがアピールし切れず、言い方は悪いですが、その器用貧乏さが仇になったかな、という感じですね。何より同期の同じポジションに松原がいたのが不運だったかもしれません。こういう形でエスパルスを離れる事になったのは本人にとっては悔しいと思いますが、まだ若いですし、その器用さを重宝してくれるクラブも結構あると思うので、来年の今頃にウチの強化部が「戻したい」と思ってしまうような活躍を見せて欲しいですね。
最後に今日発表されたのが鎌田。合同トライアウトに参加した模様です。彼もいろいろな不運に泣かされた選手ですよね。ウチに加入したのが2015年、つまり一番クラブがボロボロだった時期で、頑張ってくれたもののあえなく降格し、翌年J1復帰のために頑張るはずが大怪我をしてしまい、2017年に何とか復帰してスタメンにも食い込んできたと思ったらまた大怪我をして、結局2018年まで選手生活を棒に振る事になってしまいました。右SBとCBの両方をこなせて、しかも気持ちを前面に出してくれる良い選手だっただけに、怪我ばかりさせてしまって本当に申し訳ないとすら思ってしまいます。今は移籍先を探しているようですが、CBとSBの両方をこなせる選手は貴重なので、必ず彼を必要とするクラブがあると思います。移籍先で怪我をせずに元気で頑張って欲しいです。
さて、ここからは移籍による退団の話が来て、年末ギリギリか年明けに加入の話が来る感じですかね。ここ数年は地元マスコミの協力の下見事なステルスぶりを発揮しているので、いつどんな話が出るのか想像もつきません。少しドキドキしながら待っていようと思います。
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