« 2019夏の移籍マーケットその3 | トップページ | 2019夏の移籍マーケットその5 »

2019年8月 3日 (土)

ヨーロッパへの挑戦(2019夏の移籍マーケットその4)

 さて先週から話が出始め、一昨日正式発表がなされたこのニュースをば。

 〇退団

  北川 航也(SKラピードウィーン(オーストリア)へ完全移籍)

 北川がラピードウィーンへ移籍する事が決まりました。北川は以前からヨーロッパへ移籍したいという希望を公言していたので、その夢をかなえる事が出来たのは僕としても嬉しいのですが、一方で思っていたより早かったという思いもあるので、そういった複雑な気持ちも正直あります。ただこの夏は21~2歳くらいの選手が次々と海外への移籍を果たしました。それはヨーロッパのクラブが本来持っていた「若い選手を早めに囲い込みしたい」という希望にそったものであり、これまではフランス、オランダ、ベルギー、さらにはアフリカ諸国の若い選手がその標的になっていたわけですが、ようやく日本人も標的の1つとして認められたという事だと思います。そういった流れからすると、北川も「このチャンスを逃したくない」と強く思ったでしょうね。最近はザルツブルグの後塵を拝しているとはいえ、ラピードウィーンはオーストリアでは強豪ですし。

 一方で北川は、中学から育ってきたエスパルスを大事に考えてくれていたようです。報道によると今年の冬に契約が切れるところを再契約し、しっかりと移籍金を残してくれました。これまでがこれまでだっただけに、「孝行息子だなぁ」と嬉しく感じてしまいます。またクラブ側も、まだ正式発表前なのに送別の場を設けてくれました。先週北川の移籍が報じられた時に「クラブがお別れを言う場を用意して欲しい」という一部のエスパサポの希望がネットに流れましたが、「それは無理言いすぎじゃない?」と思っていました。だからクラブが送別の場を設けると発表した時はビックリしたし、「それだけ北川を大事に考えていたんだなあ」と感慨深い気持ちになりました。こうした選手とクラブが良い関係を保ったまま移籍するというのも良い事だなと思います。

 アカデミー出身の選手がヨーロッパのクラブへ移籍するのは初めてです。それだけに北川航也はエスパルスおよびエスパルスサポにとって誇りです。ただそれが重荷になるのはイヤなので、北川には「変な事を考えず、夢の舞台で思い切り暴れて来い!」と言ってあげたいです。

 頑張って下さい。

P.S 「ラピッド」じゃなくて「ラピード」だそうです。エスパサポは気を付けましょう。

※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村 サッカーブログ 清水エスパルスへ
にほんブログ村

|

« 2019夏の移籍マーケットその3 | トップページ | 2019夏の移籍マーケットその5 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 2019夏の移籍マーケットその3 | トップページ | 2019夏の移籍マーケットその5 »