自爆(3/2 G大阪戦)
この試合の感想を一言で表せば、記事のタイトルの「自爆」が一番ぴったりくると思います。言うまでもなくヨンソン体制下で最悪の試合という印象です。
ただ、試合を通してずっと酷かったかというとそんな事はなかったと思います。前半に関しては守備に関してどうしてもシステム上のミスマッチがおこり中盤の枚数も足りない事からいまひとつプレスがかかり切らなかった事は確かですが、ボールを奪えばある程度の確率でチャンスに結びつける事が出来ていました。2トップにした事でボールの前での預け所が増えたのでボールを前にもっていけるようになったし、パス回しもスムーズになっていました。後半も出だしの15分程はエスパの方が流れが良く、むしろG大阪を押し込む時間帯が多かったと思います。が、作り直そうとしたところのつなぎの時のミスとペナ内でのディフェンスのミスの2つが重なって逆転を許してから試合が暗転。勢いを増したG大阪を前にしてエスパの方がミスを連発し、それでもいくつかチャンスは作れていたものの、セットプレーでのマークのミスから3失点目を許し、その直後にシステムを4-4-2にしてからはさらに混乱の度合いが増し、六反がいなければあと1~2失点はしていたような状態で、1点は返したもののあえなく敗戦。60分間は悪くなかったのにその後の30分があまりにクソだったために試合の印象が最悪になってしまった試合でした。しかもそれが自らのミスの連発によるものだったのが残念ですね。
キャプテンの竹内が体調不良により欠場した事が一因であった事は確かだと思います。彼がいたらいろんな選手に声をかけて盛り上げていたでしょうから。その分、副キャプテンの河井、立田は何しとったん?という思いもありますが。あと一つのミスによって自ら崩れた試合というのは2年前にはあったと思いますが、昨季はここまで崩れてしまう試合はなかったと思います。少なくとも10~11月のノリノりだった時ならあの程度の失点ではビクともしなかったでしょう。それが3~4か月程度たっただけでこんな体たらくになってしまうあたりにサッカーの怖さ、チーム作りの難しさを感じました。やはりメンバーが何人か代わり、さらに新しいシステムに取り組み始めたところなので、まだまだチームとしての自信はつかみ取れていなかったという事かと思います。またミスをしたのが試合から遠ざかっていた六平と新加入組のヴァンデルソンだったのも不運だったかな、と。あくまで試合をするのは人間で、それらを上手く組み合わせて一つのチームを作り上げていくので、時にはこういう試合をする事もあるし、こうした経験を積み重ねて強くなっていくという事を、我々見る側は理解しないといけないと思います。もっともホームでこのような試合はもう見たくないですけどね。
次はアウェーで札幌戦。またイヤな相手と当たったなというのが正直なところですが、それでも付け入るスキはあると思うので、頑張って食い下がって欲しいと思います。
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