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2019年2月24日 (日)

ドロー発進(2/23 広島戦)

 2/22、今季のJ1リーグが開幕しました。エスパルスはアウェイの広島の地に乗り込みました。多数のエスパサポが観戦に行ったようですが、僕はこの日はDAZN観戦。北川のゴールに狂喜乱舞し、同点に追いつかれてガックリし、というのをモニター前でやってました。ま、こういう日々が始まったな、と感じますね。

<明治安田生命J1リーグ 於 Iエディオンスタジアム広島>

   清水エスパルス 1ー1 サンフレッチェ広島

 お互いに3-4-2-1の新システムで臨んだこの日ですが、最初にペースをつかんだのは広島でした。エスパがライン間のバランスがつかみきれないところを突いて間に侵入し、幾度かチャンスを作りかけます。しかしエスパも次第に落ち着きを取り戻してボールホルダーに強く行けるようになり、奪ったボールを北川、金子、中村の3人で素早く前へ運ぶ事で広島を押し込む事が出来るようになります。そして30分、中村の真ん中へのくさびを金子がダイレクトでウラへ。それに反応した北川が抜け出してゴールへ流し込み、エスパが先制に成功しました。その後は広島が押し込むようになりますが、エスパの最終ラインが落ち着いてはね返し、前半はエスパリードで折り返しました。

 後半はリードされている広島がボランチも前のスペースへ飛び出すなど前への圧力を強めてきて、それにエスパが対応しきれずに2度ほど立て続けにチャンスを許します。これで「いける」と思ったのか、広島がパトリックを投入。これで前でのポイントが出来た広島がさらに攻撃の圧力を続け、エスパの方はパニック状態に。結果、57分にこぼれ球を見事なボレーで合わされてエスパが同点に追いつかれます。その後も10数分ほどは広島がパトリックにどんどん合わせてきてエスパがそれに対応しきれない状態が続きましたが、70分くらいでようやくエスパ守備陣も落ち着きを取り戻して一進一退の状態となります。86分にはイヤなボールロストから決定機を作られますが、守護神六反がビッグセーブでこれを防ぎ、結局1-1のドローに終わりました。

 チーム始動後最初の公式戦である事、ドウグラス、エウシーニョが不在だった事、新システムにしてまだ間もない事等を考慮すると、及第点はあげられると思います。まあ後半シュートがZEROだったのは非常に残念ですし、先制できたので勝ちたかったところではあるのですが、どちらかというと広島は苦手の地という印象があるので、それも考慮すると悪くはない結果と言えるでしょう。

 まずは新システムの評価からですが、僕は4バックの方が好きです。ピッチの横幅に5人置くのは多すぎというイメージがあって、それによってどうしても後ろがどうしても重くなるので、4バックの方が良いと思ってます。この日のエスパも後ろが重くなって下がり気味になる事に加え、ボールを低い位置で奪った時の前への預け所がどうしても少なくなるので、結局相手に回収されて二次、三次攻撃を受ける事が再三ありました。特に後者については河井がスタメン組で練習を始めてからまだ間もないせいかあまり整理されていない感じを受けたので、今のシステムを続けるならそこを早急に整理する必要があると思います。これだけ見るとやはり昨季のシステムに戻した方が良いと思えるのですが、一方で最終ラインの真ん中に長身の3人を置ける事でかなり中は堅くなったと思います。またこの日は松原が中へ入るシーンが再三ありました。先制点も松原と中村、ファン ソッコでボール回しする事で注意を左サイドへ引き付ける中で生まれた得点です。この日欠場したエウシーニョも神出鬼没な上がりをすると聞いています。そうした両サイドの攻撃力を活かしつつ最終ラインの強度を高めるのが狙いであれば、このシステムを採用するのもうなずけます。もちろん練度を上げる必要がありますが、それが出来ればエスパの戦い方の幅をさらに広げる事が出来そうです。

 ’新’という事で、新戦力の話も。この日はヴァンデルソン、中村慶太の2人が出場しましたが、2人とも予想以上に良かったです。ヴァンデルソンは一見フィジカルモンスターと見える風貌とは違ってかなりクレバーな選手で、ボールの奪い方が上手かったです。もちろん強さもあるし、ボールのつなぎも堅実にこなしていたし、「大榎GMの目は正しかったな」と思いました。一方の中村は自らアピールポイントにしていたボールへ持ち出す能力はもちろん、視野の広さやパスの精度の高さも感じました。後半、北川のプルアウェイする動きに合わせて出したパスがそうですね。松原との連係も良かったし、守備もきっちりこなしてくれるし、で、こちらも良い選手が獲れたと感じました。それだけに長崎サポをがっかりさせないよう大事に育てないといけないですね。

 という事で、もう少し新システムでの練度が上がっていれば勝てたかもしれないですが、それでもアウェーでのドローは悪くないと思います。が、次のホーム開幕戦で負けてしまっては意味がないので、次のG大阪戦に向けて良い準備をして欲しいです。

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