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2018年4月30日 (月)

久々のホームでの勝利(4/28 柏戦)

 昨日(4/28)はホーム・アイスタ日本平での柏戦でした。初夏を思わせる気持ちの良い陽気での試合となりました。

 前節、どうにか連敗を止めて、「今度こそホームで!」という気持ちはあったものの、相手は苦手の柏という事で、簡単にはいかないだろうとも思っていました。それだけに試合終了後のホイッスルが鳴った時には本当にホッとしました。

<明治安田生命J1リーグ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 2ー1 柏レイソル

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 試合開始直後はお互いに慎重な入りをしましたが、次第に攻撃力に長けた柏がペースを握ります。大谷、キム ボギョンの二人が神出鬼没の動きでボールを呼び込んで左右に展開し、さらに前線の四人もポジションチェンジを繰り返しながらこちらのボランチとサイドハーフの間に入ってタテパスを引き出すので、エスパはボールの奪いどころが掴めず、防戦一方となりました。ただその割には崩されてペナ内に侵入されたのは一度だけ。それ以外はしっかりリトリートして壁を作り、容易に侵入を許しません。ペナの外からキム ボギョンに二本危険なシュートを許しましたが、いずれも六反がファインセーブでゴールを許さず、やがてエスパが柏のパス回しに慣れると、逆に相手のCBやGKにプレッシャーをかけるようになり、これにより柏の攻撃が次第に鎮静化。そして迎えた38分、初めてのCKでテセが見事なヘッドを決めてエスパが先制します。その直後にクリスティアーノに見事な無回転ミドルを決められ同点に追いつかれますが、さらにその直後、スローインでテセが後ろにすらしたボールに北川勝ちがいち早く反応して勝ち、見事なゴールをゲット。再びエスパが勝ち越します。その後は終了間際にクリスティアーノに再び見事なシュートを打たれますが、今度は六反が見事にセーブして、2-1で前半を折り返します。

 後半、柏の攻撃にどれだけ耐えられるかが焦点と思っていましたが、逆にエスパはゾーンにコンパクトにした上で前からプレスを仕掛けるよう修正を施し、それによりエスパの方が猛攻を仕掛けます。流れの中からのテセと河井、セットプレーでの二見と、三度決定機を迎えますが、相手GK中村の攻守とポストに阻まれて得点できません。やがてエスパの方がスタミナを切らして柏にペースを明け渡してしまいますが、粘り強く集中した守備は最後まで途切れる事がなく、2-1でエスパが今季初のホームでの勝利をあげました。

 とにかく守備面で最後まで集中を切らさなかった事、さらに試合中やハーフタイムでの修正により前からのプレスを敢行して柏の攻撃力を一時的にせよ削いだ事が勝因でしょう。CBのファン ソッコ、フレイレはまさに鉄壁でしたし、その後ろに控える六反もゴールを守る最後の鍵として最後まで君臨し続けてくれました。両SBの飯田、二見もサイドハーフと連携しながら粘り強く対応して容易に侵入を許さなかったし、中盤の四人や2トップの献身的な守備も光りました。今年のチーム立ち上げ当初から行ってきた守備陣の構築がさらに確固たるものになった感じがします。そうした守備陣をベースにしながら、少ないチャンスをモノにして得点できたのも勝因の一つでしょうね。なかなか攻撃出来ない中でCKから得点できたのは良かったし、2点目もスローインで相手が気を抜いたスキをついた格好ですから。そうやってしたたかに得点を奪う事が出来たというのも自信になると思います。

 またこの日は連戦である事を考慮してスタメンを三人入れ替えましたが、その三人がきっちり自分の役割を果たしたのも収穫ですね。左SBに入った二見は粘り強い守備で伊東をほぼ封殺したし、白崎も献身的に動いて勝利に貢献してくれました。何より収穫なのはテセのコンディションが戻ってきた事。1か月前は空回りしている印象だったのですが、この日は攻守に献身的な動きで貢献してくれました。やはり彼が入ると一本背骨が入ったような感じになります。クリスランのコンディションも良いので、この二人によるチーム内の競争が楽しみです。

 課題は後半の最初の15分で得点できなかった事ですね。特に50分からの10分間はほぼ相手に呼吸をさせない分厚い攻撃が出来ていただけに、その中で得点できなかったのはやはり不満です。まだまだ最後のところの精度を上げる必要がありますね。ただ何はともあれこの日は守備で最後まで粘り強く対応してくれて、それにより勝利する事が出来た。ある意味今季のエスパらしい勝利ともいえるし、そうした自分達の形で勝てたというのは大きな自信につながるでしょう。何よりようやくホームで勝てた事で、選手達がプレッシャーから解放されてのびのびプレーできるようになればいいな、と思います。

 次はアウェイで広島戦。首位を独走するチームとの対戦です。苦しい試合になるのは間違いないですが、ヨンソン監督は今の広島の戦いを熟知しているでしょうから、それに対してどんな策をとってくるか楽しみでもあります。とにかくエスパとしてはこれまで通り粘り強く戦っていくだけですね。

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