2017年オフの動きの総括(1/14時点)
1/12に新体制発表記者会見が行われ、新しいスローガンや背番号も発表されました。まだ事情があって発表できない選手が1人いるようなのですが(明日(1/15)からの練習には合流するとも聞いています)、ひとまずその選手は除いた状態で、今オフの様々な動きを経て固まった陣容を見ての感想を書こうと思います。
今オフの動きを大まかにまとめると、以下のようになります。
・移籍加入:3人(ファン ソッコ、兵働、楠神)
・新人獲得:6人(新井、西村、高橋、平墳、伊藤、滝)
・レンタル移籍より復帰:2人(石毛、水谷)
・レンタル移籍:2人(枝村、宮本)
・退団:10人(村松、犬飼、カヌ、チアゴ アウベス他)
・引退:1人(杉山)
一見すると退団した選手が多いように見えますが、半分は昨季既にレンタル移籍していた選手が完全移籍しただけで、昨季チームに在籍した選手で退団した選手は犬飼ら5人。他にも六反、松原あたりについて他チームが獲得を検討しているという報道がありましたが、無事に契約更新してくれました。また松原、白崎あたりが昨季で契約が切れるのでは、と思っていたのですが、シーズン途中で複数年契約を結び直していた模様で、このあたりは昨年の反省とDAZNマネー流入を受けてしっかり対策をしてくれていたようです。犬飼が鹿島に引き抜かれた事だけが痛手でしたが、昨季の成績を考えれば流出は最小限に食い止める事が出来たと思っています。
一方、加入は新人選手やレンタル移籍からの復帰も含めると11人。昨季ギリギリまでJ1に残れるかがわからず、それに伴って動きが遅くなった事を思えばまあまあともとれますが、新体制発表記者会見で掲げられた目標順位は昨季と同じ一けた順位。それも加味して考えると「不満」と言わざるを得ません。中盤から前はそこそこ戦力が揃っており、仮に加入濃厚と言われている選手が加わるとすればむしろ昨季より戦力はアップしたように見えます。しかし昨季低迷した一番の原因は失点の多さであり、そこに関しての補強はファン・ソッコ一人で、しかも犬飼を引き抜かれたからプラスマイナスゼロなんですよね。その点は「不満」であり、「不安」にも思うところです。
その分はどうしてもヤン・ヨンソン新監督にリカバーして頂かざるを得ないところです。幸いヤン・ヨンソン監督は記者会見で「強固な守備を作った上で良いサッカーをする事を目指す」と仰っており、また伝統的にスウェーデンやノルウェーは組織的な守備を持ち味にしている印象があるので、まずは守備組織の構築に重点を置いたチーム作りをされると思います。昨季の広島での実績もありますので、その手腕に期待したいと思います。
話は少しそれますが、新体制発表記者会見の中でクラブの売上高が着実に伸びている事、その中で親会社が占める割合がかなり減少している事に驚きました。左伴社長就任以降着実にクラブの体制は強化されていると感じましたし、そこに久米GMが加わってくれたのも心強い限りです。実際にこの収益の増加をベースにした久米GMの辣腕の発揮は今季終了後のオフになるかもしれませんが(もっとも今季のオフの選手獲得には既に久米GMの意思が入っていたようですが)、それをきちっと発揮してもらうためには今季の目標を達成する必要があると思うので、大変とは思いますがトップチームの監督、コーチ、選手の皆さんには頑張ってもらいたいです。
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