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2017年10月31日 (火)

嵐の中でほんの少し見えた光明(10/29 FC東京戦)

 昨日(10/29)は二週続けて台風が襲来する中、味スタへ行って来ました。この時期の台風らしく予報が出るたびに関東へ近付く時間帯が早くなるのを見て「どうしようかな。」と迷いましたが、勇気を振り絞って出かけ、帰りの時の雨などすごかったですが、何とか無事帰る事が出来ました。J1のホームスタジアムの中で自宅から一番近いのが幸いしましたね。

 試合が始まってから雨がどんどん激しくなっていって、ピッチコンディションもどんどん悪くなり、ともすれば選手の集中も切れやすくなると思うのですが、そういう選手は少なかったように思いました。あんな状態の中で「勝ちたい」「負けたくない」という気持ちを前面に出して戦った両チームの選手達には改めて敬意を表したいと思います。

<明治安田生命J1リーグ 於 味の素スタジアム>

 清水エスパルス 0ー0 FC東京

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 まあピッチ状態があんな感じだったので評価するのは難しいのですが、同じスコアレスドローでも前節とは違ってポジティブになれる試合だったかな、と思います。

 スタメンのボランチに開幕戦以来となる河井を入れ、トップにはチアゴ アウベスに代えて金子、右SBには清水を入れてきたエスパは、試合の入りが非常に良くて、開始直後にあわやというチャンスを作るなど、前節とは違って出れる時は前に出よう意識を前面に出してきました。もちろん中盤から前の選手のほとんどが代表経験者揃いのF東相手なので、ボールを持たれた時はきっちりリトリートして相手にスペースを与えないようにしましたが、前節のように相手のWBに合わせて必要以上にサイドハーフが下がり過ぎるような事はせず、その中でも両SBが落ち着いて対応しました。で、ボールを奪ったら単純に前に蹴るんじゃなくて相手のWBのウラを狙い、そこへ2トップやデュークを走らせて相手の最終ラインを押し下げる事を徹底してきました。一方でこの日スタメンに入った河井と金子が真ん中でもアクセントをつけてくれたので、より相手のブロックを押し下げる事にも成功し、試合を優位に進めるようになります。ただ時間がたつにつれてピッチ状態がどんどん悪くなり、ボールが転がらない場所まで出来ましたが、それに対するアジャストもエスパの方が早く、決定機こそあまり作れなかったもののエスパ優位で前半を終える事が出来ました。

 後半に入ってさらにピッチ状態が悪化する中で、F東は本来のパスを細かくつなぐサッカーが出来ずに混乱し、ボールを奪っても3トップに向かって蹴り込む事しか出来ません。このため前半と同様エスパが主導権を握ったのですが、F東守備陣も身体を張って守ってゴールを割らせません。55分には金子に代えてチアゴ アウベスという前への馬力のある選手を入れて打開を図ろうとしますが、それによって前でタメを作るポイントがなくなり、さらにピッチ状態の悪化も手伝って、次第に攻めあぐねるようになります。70分頃にはパスを引っ掛けられたところを永井に突破され六反と1対1になりますが、シュートがポストに当たって最大のピンチを免れ、逆に80分過ぎにはチアゴ アウベスの突破を皮切りに4本立て続けに決定的なシュートを放ちますが、今度は相手のGKの大久保らF東守備陣に防がれ、こちらも得点ならず。結局雨中の戦いはスコアレスドローに終わりました。

 明らかに良くなったのは攻撃面ですね。基本的は守備を重視してこの日スタメン復帰の松原には攻撃を自重させていたようですが、それでも「出れる時は出よう」という意識では選手の意識が統一されていて、その結果迫力のある攻撃が出来ていました。その中で攻撃のタクトをふるってくれたのが河井ですね。最終ラインからのボールの引き出し方が上手いし、全体を見ながらスキをうかがってサイドへ散らしたり真ん中へタテパスをつけたりして、ここのところ単調だったエスパの攻撃にアクセントをつけてくれました。その河井からのパスを真ん中で引き出してくれたのが金子ですね。バイタルエリアに入り込んでボールを受け、そこから前を向いて仕掛けてくれて、真ん中で攻めのポイントを作ってくれました。チアゴ アウベスだとどうしても単身突破に頼ってしまうし、遅攻になった時にいつの間にかサイドに流れてしまうので、なかなか前でポイントが作れなかったのですが、この日は金子が前でポイントを作る役割を担ってくれたので、より全体を押し上げる事が出来て良い攻撃につなげる事が出来ました。この二人に刺激されるように竹内が前へ絡む場面が多くなったし、北川も金子に活かしてもらって惜しい場面を作ってくれました。特に河井が大怪我からの復帰直後の試合でこれだけの働きをしてくれたのは明るい材料ですね。やはり彼が入るとボール回しがスムーズになります。F東が今のチーム状態を反映してかあまりプレスをかけてこなかった点は割り引かないといけないでしょうが、残り3試合に向けて少し光明が出てきたように思います。

 守備の方も集中してましたね。前節同様犬飼と二見を中心にしてしっかりしたブロックを作り、相手の怖い3トップをあまり自由にさせる事がありませんでした。また河井が守備面でもきっちり中盤でのつぶし役をしてくれたので、真ん中の守備はより厚みを増したかなと思います。相手にとって得意なセットプレーもしっかり跳ね返す事が出来ていたし、本当に危なかったのは永井にGKと1対1で突破された時とウタカにペナの中で切り込まれた時くらいで、あとはしっかり対応できていました。F東がピッチ状態にアジャストできずに長いボール一辺倒の攻めしか出来なくなったのはかなり割り引かないといけないですが、それでも前節に続いて相手に決定機をそれほど与える事なく守る事が出来たのは自信に思っていいいと思います。

 相手の状態やピッチコンディションにより上手くアジャストできていた事、それに伴ってより多くのチャンスを作れていた事を考えると、勝ちたかった試合でしたし、勝てた試合だったと思います。次の相手の札幌は、ホームで戦えるとはいえリーグ戦三連敗中と苦手にしている相手ですしね。ただ前節の「失点する気はしなかったが得点する気はもっとしなかった」試合から考えると、そこから攻撃面を改善させつつ勝ち点1をとれたというのは良かったと思います。この後2週間が空くので、テセなどの怪我人が戻ってこれるかもしれませんし、この日出場した選手もきっちりコンディションを整えられるはずです。ここのところ暗澹とした感じで試合を見ていましたが、ようやくほんの少しだけ光明が見えてきたかな、という感じがします。まあ安心するのはまだ早いですけどね。

 いよいよリーグ戦も残り3試合。次のホームでの札幌戦がJ1残留に向けた大一番です。厳しい戦いになるのは間違いないですが、何としてでも勝ち点3を奪うべく、最善の準備をして欲しいと思います。

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