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2017年10月16日 (月)

迷走による惨敗(10/14 磐田戦)

 昨日(10/14)はホーム・アイスタ日本平でのダービーマッチでした。チケットは1週間くらい前に完売し、この日も雨にも関わらず1万8千人余りの観客が詰めかけました。まあ静岡ダービーはここ3年開催されなかった分ファンの期待は大きかったでしょうし、この日これだけ盛り上がったというのは静岡のサッカー関係者にとっては喜ばしい事だったのではないでしょうか。

 が、試合は0-3で惨敗。今年はルヴァン杯もあわせてダービーでシーズントリプルを食らう屈辱的な結果となりました。が、僕はダービーでどうのというより目の前で行われた試合があまりに酷かったので、それに対する絶望感に今も苛まれています。

<明治安田生命J1リーグ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 0ー3 ジュビロ磐田

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 この試合をどう戦うのか、さらには残り6試合をどう戦うのか、そういう方向性が全く見えない試合でした。今苛まれている絶望感はそこに尽きます。

 試合の入りは非常に良かったと思います。前節とは打って変わってチーム全体で「前に出よう」という意識が強く出て、全体を押し上げてサイドを上手く使いながら磐田を押し込み、また球際も負ける事なく対応してセカンドボールもよく拾って、磐田を攻め立てました。ただ磐田も3バックとボランチがしっかり中央を締めているため決定機を作るところまでは至らず、そのうちにウチがアダイウトンのドリブルに手を焼いている事に気付くとそこを徹底して使うようになり、27分に鎌田がアダイウトンに競り負けて突破を許し、二見のカバーリングのお粗末さもあって、あっさり先行を許してしまいます。これで気持ちがガクッとなってしまったエスパはそれまでの攻撃の推進力を失ってしまい、磐田の選手達の出足が早くなった事もあって、チャンスらしいチャンスを作れなくなってしまいます。それでも磐田にいくつか与えたセットプレーを凌ぎ、「このまま1点差で前半を終えられれば」と思った矢先、松原が高橋の挑発行為に対して手を出してしまい、報復行為という事で一発レッドを食らってしまいます。ただでさえ守備の堅い磐田相手に先行を許しているのに数的不利にまで陥ってしまったため、前半から早くも絶望的な気分になりました。

 後半、エスパは金子に代わって清水をSBとして起用し、右に入れてきました。それに伴って鎌田が左SBに移動。これで何とか1点差のまま食い下がって終盤何とか同点に持ち込めればという意図だったと思いますが、磐田もボールをしっかり回してこちらにカウンターの機会を与えない戦いをしてきたため、なかなかボールを奪う事ができません。また奪ってからの切り替えも遅いためカウンターにならず、結局前半と同じようにただ相手のブロックの前でボールを回すだけ。そして60分過ぎ、相手のCKのボールをクリアミスしてそのまま入ってしまって、致命的な2失点目を献上。終盤には磐田に復帰した山田にまでゴールを許し、エスパはといえば途中投入のチアゴ アウベスの単身突破しか見せ場がなく、0-3でなすすべなく敗れました。

 とにかく先制を許したのが全てですね。磐田は守備が堅いから先に失点すると苦しくなるので、まずは堅く守って相手に先に点をやらないことが大事だったはずなのに、前からの課題であった「攻めている時のリスクマネジメント」でまたも失敗するというお粗末さ。軽い守備で突破を許した鎌田、角田はもちろんですが、何よりカバーに入った二見の対応がお粗末過ぎます。松原がカバーに来ていたのだからチャレンジしに行って中を切らないといけなかったのに、中途半端な応対に終始して相手に利き足に持ち帰られてシュートを許す始末。酷過ぎます。そして2失点目はまたもセットプレー。もはやお約束ですね。角田のプレーは本当にお粗末で、「クリアできねえんだったら、六反に任せろよ」と怒鳴り付けたくなります。結局またも「攻めてる時のリスクマネジメント」と「セットプレー時のニアでの対応」で失点したわけです。もう何度も何度も何度も同じミスを繰り返しているのに修正できてない。僕は同じミスを繰り返すヤツには本当に腹が立つので、正座させて小一時間説教したい気分です。

 何より解せないのが、この日の戦い方です。僕は大宮戦の戦いぶりをみて「あ、現実路線に転換したんだな。」と思いました。だから、決して格好いい戦いではありませんでしたが、納得はしていました。それがこの日は前半から積極的にとばして主導権を握る戦いを選択。「いや、悪くはないけど、リスクマネジメント大丈夫?」と思ってたら、あのザマですよ。ホームだしダービーだからという思いもあったでしょうが、同じようにまずは守備をしっかりしてカウンター狙いに徹し、終盤にチアゴ アウベスを投入してあわよくば勝ち点3をとるというのが、今のチーム状態を考えると現実的だったはず。それが色気を出して真っ正直に戦った結果、惨敗ではお話しにならないでしょ。だったら前節の大宮戦は何だったのか?僕はこのあたりに小林監督の迷走ぶりを感じてしまって、それが一番腹立たしいですね。

 思うに小林監督は選手を信じすぎなんですよ。「こいつならこれくらいできるはず。」とか「こいつは伸びしろがあるからもっと経験を積ませたい」とか。順調に来ているチームならそれでもいいのでしょうが、実態はこのありさまなわけですし、実際の選手個々の能力はJ1で18番目なんですよ。この日のスタメンの最終ライン、とりわけCBはポンコツ揃いだし、ボランチも紙みたいな強度しかないんです。そのうえ1点先行されただけで何もできなくなったように、ここ数試合の結果によってメンタルまでやられてきている。それが現実なんです。それに僕は、監督というのは時に冷酷な決断も必要になる立場にあると思いますし、それができない人は一流になれないと思ってます。で、小林監督はまさに今、そういう決断をしなければならない時期に来ていると思います。だから「こいつらはこれしか出来ないんだから、現実的に出来る事だけやらせる」という戦いに舵をしっかり切って欲しいし、中途半端な夢を追うのも止めて欲しいです。実際、今のチーム状態はJ1の18チームの中で一番悪いと思ってますので、それを打開するための決断を今して欲しいと思ってます。

 次節はアウェイで仙台戦。今節川崎に殴り合いを挑んでもう少しで勝利を掴みかけたチームです。正直そんな相手に今のチームがアウェイで勝てるとは思いませんが、現実的な戦いにシフトしてくれれば勝ち点1は拾えるかもしれません。今はそれを祈るばかりですね。

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