またしても惨敗(9/20 天皇杯川崎戦)
今日(9/20)は天皇杯四回戦が行われ、エスパは等々力で川崎と対戦しました。行けない事はなかったのですが、やはり先週末のイメージが強かったのと、体調もいまひとつだった事の二つの理由により、おとなしくスカパーで観戦しました。
結果はまたも3点差をつけられての惨敗。もし生で観ていたらダメージは計り知れなかったので、行かなくて正解という事になりました。そんな中でも現地で観戦された方には頭が下がる想いです。お疲れ様でした。
<第97回天皇杯全日本サッカー選手権4回戦 於 等々力陸上競技場>
清水エスパルス 1ー4 川崎フロンターレ
メンバーの違いはあったものの、先週末の試合に比べればやりたいサッカーはある程度出来ていたと思います。ただ守備に関して穴が大きすぎて、そこを思い切り突かれた格好となってしまいました。
2トップに金子を入れたエスパは、立ち上がりからその金子と長谷川を中心として前から激しくプレスをかけ、なかなか川崎に前にボールを出させません。が、8分にプレスをはがされて相手のCBの板倉に持ち出されてフリーでのスルーパスを許し、あっさり先制されてしまいます。しかしその後も前からプレスをかけにいった結果、相手のミスを誘い、そこからの決定機をデュークが豪快に決めて同点に追いつきます。その後も前からプレスをかけ続ける事でエスパに流れが来ていましたが、30分にボランチの村松が怪我で負傷退場し、金子をボランチの位置に下げて北川を入れる形にします。これで前からのプレスが緩くなったエスパは川崎に流れを押し戻されてしまい、41分、またフリーでボールを貰った板倉が絶妙なクロスを上げ、それを見事にヘッドで叩き込まれて再び勝ち越しを許してしまいます。前半はこのまま1-2でリードを許して終了。こちらに流れが来ていた時間帯もあっただけに、もったいない展開となってしまいました。
後半、ボランチを枝村から竹内に代え(たぶん予定の交代でしょうね)巻き返しを図ろうとするエスパですが、49分、カウンターからあっさり真ん中を割られて3失点目。その後は落ち着いてボールをキープする川崎を相手になかなか攻め込む機会を作れません。しかし途中交代で入ったチアゴ アウベスが流れを引き戻し、彼を中心とした攻めによって何度か決定機を作ります。チアゴ アウベスから北川へのスルーパスとか惜しいチャンスはあったのですが、それを決められないでいるうちに、セットプレーから4失点目を喫し、ジ・エンド。先週末に続いて3点差をつけられての完敗となりました。
先週末の中途半端なプレスによって川崎に自由にパスを回された反省から、この日はとにかく前からプレスをかけて、それによって相手のパス回しにできるだけ制限をかけようという意図が明瞭に見てとれました。実際に1点返したのはプレスが実を結んでのものですし、途中までは川崎もパスを回しにくそうにしてましたからね。惜しむらくは村松の負傷交代によって金子をボランチに下げなければならなくなった事。これでプレスの圧力が緩んでしまったのは誤算でした。あとは後半2点差をつけられても戦意を失う事なく、かと言って雑になる事もなく竹内、金子の両ボランチを中心にボールを散らしながらチャンスを作れていた事も、先週末に比べて良くなった点ですね。また途中で入ったチアゴ アウベスが、先週末は「自分が、自分が」という気持ちが強くてなかなか周りを使えなかったのですが、北川へのスルーパスなどに見られるように、周りを活かしつつ自分も活きようと姿勢が見えたのも好材料だと思います。ここからの残留を争うチームとの直接対決では絶対に必要になる選手なので、彼がこのまま上手く周りも使う意識を持ってくれればな、と思います。
という事で、前からのプレスと攻撃の面についてはある程度良くなった部分もあるのですが、守備は相変わらずボロボロでしたね。まず1失点目ですが、板倉の持ち出しに対してなぜボランチがズルズル下がってしまうのか。あれは信じられません。位置的には村松がいくべきだったと思うのですが。この日CBを務めたカヌ、フレイレも相手の1トップをフリーにするし。次に2失点目。確かにクロスは良質のものでしたが、またもCB二人がボールウォッチャーになってるんですよねー。鎌田の絞りも足りなかったですが。3失点目もカヌは相手の1トップにやすやすボールを落とさせるし、フレイレはカヌが前にいった時のカバーをしてない。4失点目もカヌがまたもかぶっちゃうし。この二人のどちらかが戦力として使える目途が立てば、と思っていたのですが、二人とも使えませんね。という感じで要のCBがガタガタだった分だけ失点を重ねてしまった感じですが、1、2失点目は中盤の問題も大きくて、「このガタガタなディフェンスでどうこの後の重要な試合を戦っていくんだ?」と、頭が痛くなるばかりです。次の試合はテセも戻ってくるし、角田、二見のコンビはいまひとつ信頼しきれないところはあるもののこの日の二人よりはマシだろうと思うのですが、不安は尽きないですね。
何より同じ相手に2試合で7失点もしてチームの雰囲気が悪くならないわけがないと思うので、そこが一番心配です。復帰して早々大変な役割を担う事になって申し訳ないのですが、ここはテセを中心に何とかリカバリーしてもらうしかないですね。この後続く広島、大宮との試合は大一番ですから。まずは選手同士で気持ちを一つにして欲しいと思います。
週末は広島戦。広島は今日天皇杯を横浜で行った後、広島に戻らずに静岡入りするそうです。それだけ重要な試合という事ですが、一方で順位ではこちらが優位に立っているので、まずは相手に勝ち点3を与えない、つまりは先に失点しない事を意識すべきでしょう(ここのところの守備の拙さを考えると簡単ではないですが)。変に気負い過ぎず、さりとて相手に気持ちで負ける事なく戦って、結果を残して欲しいと思います。
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