男子代表オーストラリア戦
今日(8/31)行われたW杯アジア最終予選で、日本はオーストラリアに2-0で快勝し、6大会連続6回目のW杯本大会出場を決めました。
まずはハリルホジッチ監督をはじめとする選手・スタッフの方々に、心から「おめでとう」と言いたいです。とにかく完璧な内容の試合でした。
事前のスカウティングとそれに基付く戦術が見事にハマったのが大きいですね。GKから丁寧につなごうとするオーストラリアに対し、前線の3人とインサイドハーフの2人がガンガンプレスをかけていって、相手に自由につながせる事を許しませんでした。前半はそれがはがされる場面もあったのですが、その時は最終ラインとその前の5人でブロックを作ってスペースを与えず、オーストラリアに決定機を作らせませんでした。もちろんこうした戦術も、それを遂行し得る選手がいなかったら意味がないわけで、その意味で選手達も見事な戦いぶりを見せてくれました。守備に回った時に集中を切らす選手がいなかったというのは素晴らしいと思います。
ただ、今回の男子代表に関しては、この試合に向けて特別な策を講じたというわけではなく、基本的には最終予選を通してこの戦い方でやってきてるんですよね。ボランチが1人になるか2人になるかというくらいで、両サイドに槍役の選手を置いて1トップを含めた3人でプレスをかけ、奪ったボールを素早く前へつないでゴールを陥れるというやり方を、特にアウェイのUAE戦からこの形でやってきました。その1トップに大迫がはまり、今日はサブでしたが槍役の原口や久保が奮闘して、さらに井手口という才能が新たに加わるなどして、ようやくこの日のような見事な戦いを見せられるようになったわけです。まあこれまでのポゼッションを重視したサッカーとは真逆なので、批判的なライターの方も結構いましたし、僕も「アジア予選でもこの戦いをするってどうなの?」と思った事もありますが、ことこの日の戦いぶりに関しては文句のつけようがないですね。本当にお見事でした。
これで6大会連続の出場という事で、なんだか本大会出場が当たり前みたいな感覚になりがちですが、一方で本大会では2度決勝トーナメントに進んだくらいなので、今度はもう少し大きなインパクトを残したいですね。その一方で最終予選はもう1試合あります。今日は機能しませんでしたがオーストラリアの戦い方にも好感を持ったので、彼らと一緒に本大会に進むためにも、次もきっちり勝ち点を積み上げて欲しいと思います。
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