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2017年8月10日 (木)

今季初の逆転勝ち(8/9 C大阪戦)

 今日(8/9)はアイスタ日本平でのC大阪戦でした。何とか休みをとって行きたいなと思っていたのですが、別の予定が入って午前中に休みをとる事になったため、結局生観戦はあきらめてDAZNで観戦しました。

 前半終わった時点では完全に「こりゃダメだ」と思ってました。それが後半に2点差をひっくり返しての大逆転勝ち。DAZNで見てても興奮しましたが、やはり生観戦にはかなわないですから、生で観ていた人達が羨ましいと思いました。

<明治安田生命J1リーグ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 3ー2 セレッソ大阪

 いい意味で、前半と後半で別のチームになりましたね。後半がいい方向に傾いて、それに対してC大阪が慌てた結果が、この勝利につながったと思います。

 負傷で離脱中のテセに加えて六平も出場停止という事で、どのような布陣でいくのかが注目されたのですが、小林監督は枝村をボランチにまわし、前節トップに入れた金子を左サイドへ、デュークを右サイドへそれぞれまわし、空いたトップの位置には北川を入れてきました。この布陣は攻撃においてはそこそこ機能していました。竹内と組んだ枝村が効果的にボールを散らし、両サイドの金子、デュークも時折面白い突破を試みていました。特に金子がいいアクセントになっていたと思います。ただC大阪も、ここのところ弱点となっているカヌと鎌田の間に杉本が上手く入って起点となり、杉本と柿谷、丸橋との連係からチャンスを作り、どっちつかずの展開になりました。そして24分、CKに対し六反がかぶってしまい、さらにファーサイドへ流れたボールに目が入って山村をフリーにして失点。またも安い失点を献上してしまいました(まあ、山村の位置はオフサイドでしたけどね)。さらに33分、不用意なファウルからのFKで相手をどフリーにしてしまって2失点目。その後はエスパの方の攻撃に焦りが見られるようになってしまい、0-2で前半を折り返す事になりました。正直、この時点では勝てる要素はないと思ってました。

 しかし後半、小林監督の檄を受けて、エスパがC大阪に襲い掛かります。全体のゾーンが前の方でコンパクトに保てるようになり、竹内、枝村が自由にタテに入れたり両サイドに入れたりして変化をつけ、C大阪を自陣にくぎ付けにしました。長谷川のヘッドはオフサイドになってしまいましたが(長谷川はオンサイドだったと思うのですが)、その後松原の果敢な突破がファウルを誘い、PKを獲得。これを金子が冷静に決めて1点差。さらに10分後にはスローインのボールを上手くターンしてシュートコースを作った北川がおそらくイメージ通りのシュートを決めて同点。その後C大阪も反撃に出ようとしますが、エスパがペースを握り続け、73分に松原のグラウンダーのクロスを北川がバックヒールで流し込んで逆転。その後終盤にはC大阪の猛攻を浴びましたが、何とか凌ぎ切ったエスパが今季初の逆転勝ちをおさめました。

 勝因はハーフタイムのリカバリーが上手くいった事ですね。小林監督が「アタッキング・サードのところでもっと積極的にプレーしよう」と声をかけたようですが、選手達がその言葉をしっかり理解してプレーし、オフサイドで取り消されたものの1回ゴールを割る事が出来た事で、より自信を持ってプレーできたのではないかと思います。象徴は松原で、前半も頑張ってはいましたが、後半はよりキレキレの動きをするようになりましたからね。ボランチの竹内、枝村も前半以上に前でボールに絡むようになり、一方で後ろでの杉本とカヌが競り合った時のケアもしっかり出来るようになった事で、C大阪の攻めの迫力を大きく減退させました。彼ら二人がC大阪のソウザと山口に勝てたのも大きな勝因だと思います。金子も前節同様にイヤらしいところでボールを受けて、トップにいる時以上に活き活きとした突破を見せたし、デュークの相変わらずの献身的なプレーも光りました。そして北川は、もう少しボールに絡む機会を増やして欲しいのですが、FWはプレーへの関与が少なくてもゴールを奪えればOKともいえるポジションなので、その意味では100点満点でしょう。特に3点目のゴールは、間違いなく今節のベストゴールの1つに選ばれるでしょ。本当に見事なゴールでした。以上のような感じで、後半は長谷川のヘッドをきっかけにして一気にチーム全体がイケイケドンドンになった事、そしてそうさせるようにきっちりハーフタイムで気持ちを切り替えたのが大きな勝因だったと思います。

 とはいえ、勝ったからいいようなものの、3試合続けて2失点したのはいただけないですね。1失点目はアンラッキーではありますが、ボールがファーに流れたのに気をとられて山村を離してしまったのはやはり問題だと思います。六反がかぶってしまった事とあわせて反省すべき点だと思います。2失点目に至っては、確かにボールは良かったですが、これもマークを離してしまってますからね。セットプレーの守備はもう一度見直す必要があるでしょうし、そもそも無駄なファウルをしないというのも心掛けて欲しいところです。攻撃に関しても、後半あれだけやれたんだから、なぜあれを前半からやらないのか、というのは不満としてはありますね。まあC大阪相手に先に失点するのは厳しいと思ったからだとは思いますが、もう少し前半から後半のような積極性を見せていれば、試合は違う形になったかもしれません。ホームですから観る方も攻撃するシーンをもっと見たいですから。幸い、後半のようにプレーできればどんな相手に対しても戦える事が実感できたと思うので、次節以降は試合の入りのところでもっと積極的にプレーする事を考えて欲しいと思います。

 この日の結果で降格圏のチームに対し勝ち点差9をつける事ができました。この日の勝利は本当に大きいです。次節も上位の柏をホームに迎える事になりますが、まずは試合後のケアをしっかりした上で、この日の後半のように相手に臆する事なく戦えるよう準備して欲しいと思います。

P.S
 それにしても、この日の主審とホームサイドの線審はダメダメでしたね。当面、J1ではやらせてもらえないんじゃないですか。

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