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2017年7月 9日 (日)

文句なしの25周年記念試合(7/8 G大阪戦)

 昨日(7/8)はアイスタ日本平でのG大阪戦。1992年7月4日に初めて有料の対外試合を行ってから25周年という事で、「クラブ創設25周年記念試合」と銘打っての試合でした。試合前にマッサーロ、俊秀、アレックス、イチが記念のトークショーをしてくれたり、試合前には懐かしい映像が流されたり、選手入場時にはスタンドの三方を使ったコレオグラフィを行ったりして試合を盛り上げ、試合中もみんなでエスパを勝たせようという雰囲気にあふれていました。まあ25年というのはイングランドやスペインなどと比べるとまだまだですが、それでも25年という歳月は、海外の歴史あるクラブに負けない熱量を与えてくれるんだな、と思いました。

 試合は2-0で勝利。数少ない「勝てそうなイメージ」の中で最高の形で勝ってくれました。そして試合後はすごくアットホームな感じの勝ちロコが行われ、これもエスパらしいよねって思いました。

<明治安田生命J1リーグ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 2ー0 ガンバ大阪

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 G大阪が中二日での試合で本調子ではなかった事は差し引かないといけないとは思います。が、それでも内容的には「今季のベストゲーム」だったと思います。

 特に前半は完璧な内容でした。G大阪はスローなゲーム展開を指向して、パスを回しながらスキをうかがってきましたが、エスパは相手の中盤にボールが入ったところで必ず数人がボールホルダーにチェックにいって前を向かせません。G大阪はならばとばかりにサイドにボールを預けてきますが、そこでもサイドハーフとSBがきっちり応対して自由にさせず、G大阪に攻撃らしい攻撃をほとんどさせませんでした。またこの日はボールを奪った時の全員の切り替えが非常に早くしかも意欲的に前に出ていけていたし、一番の懸念事項だった前線の長谷川がうまくボールをおさめて後ろから来る選手に繋いでくれたため、そこから迫力のある攻撃が出来ていました。G大阪も守りは堅かったので崩し切るという場面は殆どなかったですが、この日に関しては「崩して点をとる」というよりは「泥臭くてもいいから点をとる」という意識で統一されていて、それが結果的に2得点につながったのかな、と思います。先制点はセットプレーからでしたが、その前の時間帯で二見の惜しいシュートなどぶ暑い攻めを続けていて、それが結果に結びついた形だし、2得点目はラッキーといえばラッキーですが、右SBの鎌田がなんであそこにいるのって感じですよね。とにかく最高の形で前半を終えましたが、何せ鹿島戦のトラウマがあったので、まだまだ油断してはダメ、と思って見てました。

 案の定、後半は長沢を頭から入れたG大阪が一気にギアをあげてきたため、幾度となく危ない場面を作られました。特に最初の20分間、エスパは相手のパス回しになかなかついていけずにボールを奪えなくなり、またセカンドボールも拾われるようになったため、苦しい時間帯となりましたが、ここで六反がファインセーブを連発して得点を許さず、また再三のセットプレーのピンチもカヌを中心にはね返して、G大阪にいきそうな流れをかろうして食い止めます。65分頃からは、逆に途中投入の北川を起点にしたカウンターからいくつかチャンスを作れるようになり、終盤こそフレイレを入れて4-1-4-1の形で相手のパワープレーをはね返すだけの展開になってしまいましたが、そこでも得点を許さなかったエスパが、見事クリーンシートで勝利をおさめました。

 とにかく全員が統一された意識の下でハードワークできた事による勝利、これに尽きるかなと思います。特にセンターラインがしっかりしてましたね。長谷川、金子が献身的に相手を追い回してパスコースを限定させ、中に入ったボールには六平、竹内がしっかり詰めてボールホルダーを自由にさせず、たまにトップにボールが入ってもカヌと二見が落ち着いて跳ね返すという感じで、しっかり役割分担が出来ていました。こうなるとG大阪はサイドへ預けるしかなくなりますが、そこでも右は鎌田と枝村、左は松原とデュークがしっかりスペースを埋めて突破を許しませんでした。特に前半は完璧だったと思います。相手のスタメンを見た時に、長沢がいない分アジリティとかコンビネーションで来ると思うからカヌと二見で耐えられるかな、と心配していたのですが、竹内と六平がフィルターになってくれていたし、本人達も後半の危ない時間帯でもよく体を張って守ってくれていたので、心配は杞憂でしたね。さらにシュートを打たれても、六反が最後の壁となって三度のファインセーブを見せてくれたし、シュートミスに救われたのも三回ほどありましたが、本当に全員が集中を切らさずによく守ったと思います。

 また攻撃に関しても、奪ったボールをシンプルに前に繋いでいくという意識で統一されていたと思います。ここで失礼ながら予想外の働きをしてくれたのが、長谷川ですね。長身を活かしてしっかりボールをおさめ、後ろから来る味方にしっかりつなぐ役割をしっかりこなしてくれていました。彼がいたから金子やデュークが活き活きとプレーできたと言えるんじゃないかなと思います。本ブログでは結構ボロクソに書いた記憶があるので、ここで「ゴメン。この試合は本当に良かったよ。」と素直にお詫びと賞賛の言葉を送りたいです。一方で長谷川を孤立させる事なく、全員が前へ出てフォローしようという意識が高かったのが前半のぶ厚い攻撃につながったのかな、と思います。後半も苦しい時間帯はありましたが、これまでのようにやられっ放しになるわけではなく、しっかり前にボールを運べていたのも良かったですね。とにかく前後半通して「ボールを奪ったら前にボールを運ぶ」という意識で統一されていたのが良かったと思います。

 試合前はテセ、チアゴ アウベスという飛車角抜きの状態でどう戦うのか、という不安ばかりが先に立っていたのですが、終わってみれば今季ベストといえる内容。サッカーはわからないですね。まあ飛車角抜きという危機感がいい具合に作用したといえそうです。この日の戦い方をチームのベースにすべきだと思うので、そこにテセやチアゴ アウベスをどう絡ませるのかが興味深いですし、さらに中断明けには犬飼あたりも戻ってくると思うので、そうした復帰組がどうチームに刺激を与えてくれるのかも楽しみです。いずれにしろ、前節とはうって変わって、今後が楽しみになるような試合でした。

 これで16位のチームとの勝ち点差が再び6に開き、上のチームの背中が少し見えてきました。リーグ戦はいったん中断に入りますが、水曜に天皇杯があります。相手はこれまでと違ったアプローチでチームを強化し、二回戦では札幌を延長の末に粉砕したいわきFCです。今度はコンディション面では不利な状態での対戦ですし、何よりフィジカル強化に定評のある相手なので全く油断はできません。ただここで負けたらこの日の勝利の意味が全くなくなるので、油断せずに臨んで欲しいと思います。

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