久々のJ1での勝利(3/4 広島戦)
一昨日はアウェイでの広島戦でした。いきなりの長距離遠征はきつかったので、初めてDAZNで観戦しました。前節、一部の試合が途中で見れなくなるなど悪評ふんぷんだったのである程度覚悟して見たのですが、途中何回か画質が極端に悪くなるのがあったくらいで、それほどストレスを感じずに見る事が出来ました。まあ画質は地デジやスカパーとは比べるべくもないですけどね。
試合は1-0で勝利。一昨シーズンの山形戦以来約1年半ぶりのJ1での勝利となりました。前節を見る限りでは勝つまでにもう少しかかるかなと思っていたので、ホッとしました。
<明治安田生命J1リーグ 於 エディオンスタジアム広島>
清水エスパルス 1ー0 サンフレッチェ広島
一言で言えば「守り勝ち」ですかね。とにかく最後まで守備の組織が崩れなかったのが勝因だと思います。
ボールキープ力に優れた広島が相手という事で、ある程度ボールを持たれるのは覚悟の上だったのでしょう。とにかくブロックをカチッと固めて、タテパスを入れさせず、入れられた時もすぐチェックにいって相手の自由にさせないというのを徹底してやっていました。そうなると広島としたらサイドチェンジを多用してこちらのブロックを広げるのが定石ですが、そのサイドチェンジに対するスライドもしっかり出来ていて、その上で相手のWBをSBとSHの二枚で守る事が出来ていました。また前半に関しては思ったよりもボールを持てたのですが、前節よりはタテパスがよく入るようになったし、またこの日スタメンの枝村が上手くサイドにポジションをとって起点となってくれたのもあって、そこを使って上手く攻める事が出来ていました。両チーム最初の決定機は松原のスルーパスからのテセのシュートだったし、他にもラストパスの精度が高ければ、という場面が何度か作れていたので、「このまま粘り強く守りつつ、少ないチャンスをモノにできれば」と思って見ていました。
後半、広島が修正してくるかと思ったのですが、攻勢に出たのはエスパの方でした。六平を起点にしつつ、相手の3バックとWBのギャップを上手く突いて何度か決定機に近いチャンスを作り、その流れで得たCKのこぼれ球を再びゴール前に入れた時に松原が倒されてPKを獲得。これは広島にとったら厳しい判定だったかもしれませんが、後ろから手を使って押したように見えたのが印象が悪かったですかね。このチャンスをテセが確実に決めてエスパが先制します。その後は広島が攻勢を強めますが、75分くらいまでは上手くその攻撃をいなして、時にはカウンターからチャンスを作り出す事ができていたのですが、75分くらいからはさすがに足が止まってきてなかなか前からチェックにいけなくなり、防戦一方となってしまいました。しかし2ラインのブロックは最後まで崩れる事がなく、圧倒的にボールを持たれていたわりには被決定機は塩谷と工藤の2本のシュートくらいに抑え、見事クリーンシートで今季初勝利となりました。
最初に書いた通り、最後まで守備組織が崩れなかったのが勝因でしょうね。中盤と最終ラインとの間をコンパクトに保って相手の1トップ2シャドウに自由なプレーをさせず、アンカーにボールが入った時は必ず数人でチェックに行って自由なパス出しをさせないというのを徹底できていました。まあさすがに広島は個々の選手の能力が高くてなかなかボールがとれなかったし、ここって時のパスまわしも巧妙だったので、最後までもつかなという不安はあったのですが、角田、犬飼を中心として最後まで集中を切らさずに守り抜く事が出来ました。この日はボランチだった六平は攻守ともに効いていたし、両SBの鎌田、松原の頑張りも光りました。特に鎌田が対面の清水を完璧に抑えたのが印象に残りましたね。
課題をあげるなら、やはり攻撃でしょうね。攻から守への切り替えは早くできているのですが、守から攻への切り替えはまだ不満が残ります。その影響が大きいと思うのですが、さあ攻めるぞ、という最初のつなぎでミスしてしまう場面がこの日も多かったですね。やはり早い攻撃は意識しないといけないし、それ以上にそこでミスしてしまうとそのままピンチになってしまうので、注意が必要です。あとラストパスやその手前のところでのミスによってチャンスをふいにしてしまう場面も多かったので、そこも引き続き精度を高めていく必要があります。しかし前節よりはタテにボールが入るようになった事と、金子が前節よりもボールを前に運ぼうという意欲が見られたのは良かったです。枝村もツボを心得たプレーを見せてくれたし、あとはフレイレがもう少し周りとフィットして、白崎もJ1の守備の厳しさにアジャストしてくれれば、まだまだ良くなると思うので、そこに期待したいですね。
次は鬼門中の鬼門のデンカスタでの新潟戦。相手は今季初めてのホームゲームという事で気合を入れてくるでしょうが、この日のように守備組織をきっちり保つ事ができればそう簡単に失点する事はないと思うので、ますはそこに注力しつつ上手くスキをついて点をとって勝ち点を持ち帰ってくれれば、と思います。
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