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2017年2月27日 (月)

やはり甘くはなかった(2/25 神戸戦)

 一昨日(2/25)、Jリーグが開幕しました。J1への復帰を果たしたエスパルスは、ホームに神戸を迎えました。

 1週間以上前にAゾーン席が完売するなどチケットの売れ行きは上々。実際、たくさんの人たちがアイスタ日本平を訪れました。JAL様から配られたボードをアウェー席以外の殆どの観客が掲げる様は、壮観でした。が、試合は0-1で惜敗。J1で通用するところとしないところがはっきり見えた分、やはり簡単にはいかないという琴を思い知らされました。

<明治安田生命J1リーグ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 0ー1 ヴィッセル神戸

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 試合が始まってからの十数分間は、J1とJ2との差をはっきりと感じました。J2でだったらボールを取りきれたところが取れない場面とか、J2でだったら抜く事ができたところが抜けない場面とかが再三見られました。特にパスが通りそうなところで一歩長く足を出されて引っ掛けられてしまう場面が多かったですね。このへんはJ1の選手の個人能力の高さというのをはっきり感じたし、神戸はその中でも能力の高い選手が多くて、昨季の2nd stageでは2位に躍進したチームなので、やはり違うなと思いました。

 じゃあやられっ放しでどうしようもなかったかというと、そんな事はありませんでした。特に守備面はある程度通用すると感じました。昨年同様ゾーンをコンパクトに保った上で前線からボールを取りにいくというやり方が徹底されていたし、間にボールを通されてもすぐ誰かがチェックにいって自由にやらせないというのも出来ていました。神戸も開幕戦という琴で攻撃面の連携が完全でなかったというのもありますが、去年から積み上げてきたものをちゃんとこの試合でも発揮し、結果としてセットプレーからの不運な失点(しかも後から審判がミスジャッジと認めた失点)に抑える事が出来、決定機も殆ど与えなかったというのは評価できると思います。

 一方、攻撃に関しては「これではダメだな。」と感じました。神戸がブロックを真ん中に寄せた形できた分パスを通しにくかったというのもあるでしょうが、攻撃のスイッチを入れるためのタテパスでことごとくミスしていたのが痛かったですね。その分サイドではボールを持てたのですが、サイドの選手同士での連携がどうにもうまくいかなかったし、中央が抑えられている分、分厚い攻めというのが殆ど見られませんでした。こうやって組織での攻めが封殺されてしまうと、個々の能力はまだまだのところがありますから、どうしても攻め手がなくなりますよね。結果として、ウチも神戸の守備の前に殆ど決定機を作れずに終わってしまいました。

 守備に関して目途がある程度たったのは収穫だと思います。失点を少なく出来れば去年のように粘り強く戦う事ができますからね。一方攻撃については、現実を突きつけられた感じで、「これは厳しい戦いになるぞ」と試合直後は思いました。でも、よくよく思い出してみると、守備はそこそこできそうだけど攻撃が課題、というのは過去に何度もあったんですよね。やはり守備に比べると攻撃は時間がかかりますから。それどころか守備はザルだし攻撃もてんでダメという年もありましたから、それに比べればはるかにマシだよな、と今は思っています。去年の攻撃の軸だった河井、竹内を失ったのは痛いですが、他に選手がいないわけではないので、当面は攻撃の連携を高める事に重点を置いてやっていけばいいでしょう。まだ34試合中の1試合が終わっただけ。焦らずやっていって欲しいです。

 次はアウェイでの広島戦。これまた難敵を相手にしなくてはなりません。ここも3-4-3のブロックをきっちり作ってくるチームなのでやりにくいですが、まずは失点しない箏を重視しつつ何とか相手のスキを突く戦いをして欲しいところですね。

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