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2016年11月 4日 (金)

量より質(11/3 京都戦)

 昨日(11/3)はホーム・アイスタ日本平の京都戦でした。前節の反省から少し厚手の恰好で行ったので、寒さはほとんど感じずにすみました。(まあ前節と違って風はほとんどなかったですからね)

 前節の京都と岡山の直接対決の結果等を読んで、「つまずくとしたらここかな」と思って、試合前は何かドキドキしてました。実際、非常に厳しい試合でしたが、終わってみれば4-1と快勝。望外の結果に、もちろん喜んでいますが、「スゲーな」という驚きも同じくらいある感じです。

<明治安田生命J2リーグ 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 4ー1 京都サンガF.C.

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 京都は予想以上の好チームでした。さすがに長い間プレーオフ圏内を維持しているだけの事はあります。そんな京都を4-1で一蹴してしまうあたりに、今のチームの充実ぶりを感じました。

 京都は4-4-2のブロックをコンパクトに保ち、その上で前から厳しくプレッシャーをかけてきました。そうしてボールを奪うと人数をかけて攻めてきて、しかもこちらのブロックの間に入ってパス交換してくるので、なかなか思ったようにボールを奪えませんでした。特にイヤだったのは、サイドライン近くにボールを預けてウチのSBを釣りだして、そうしてCBとSBの間のスペースにボランチとか向こうのサイドハーフが入ってくるところ。CBとしては対応が難しかったと思います。そんな感じで特に前半の終わり15分は京都ペースだったと思うのですが、そんな中でもCBとボランチで真ん中をきっちり締める事で対抗し、押されているわりには京都に与えた決定機はエスパのCKを跳ね返してのロングカウンターからの堀米のシュートくらいに抑えます。一方、攻撃陣は相手のプレッシャーに押されて普段は見られないようなパスミスを繰り返しましたが、それでも前半四回決定的なシュートを放ち、そのうちの一つを角田が決めて、前半をリードして折り返す事が出来ました。

 後半、京都のサイド攻撃を抑えるために、おそらくサイドハーフにより守備を意識させるようにしたと思うのですが、それにより全体のブロックが下がってしまい、15分くらい京都の攻勢を浴びる事になってしまいました。しかしここでも角田、犬飼を中心として、全員が体を張ったディフェンスで相手に自由な形でシュートを打たせず、唯一枠内に飛んだエスクデロのシュートは途中出場の力裕がグッドセーブで得点を許しません。そうして次第に京都が攻め疲れを見せ始めた矢先に、松原の見事なクロスをテセがボレーでゴールに叩き込んで2点目。これが効きましたね。この後の京都は一生懸命攻めるんだけど後ろはスカスカという状態になり、エスパがそうした攻めを落ち着いて受け止めて一気に相手を裏返す攻めを連続させて、テセのお膳立てからの白崎のごっつぁんゴールで3点目、見事なビルドアップからフリーで上げた松原のクロスに元紀が合わせて4点目。最後のCKで失点してしまうという締まらない終わり方にはなりましたが、4-1の完勝に終わりました。

 課題としては、前半につなぎのミスが目立った事ですね。京都のプレッシャーがきつかったのはあるでしょうが、何かそれにビビっちゃって、ボールを奪って「さあこれから」ってところでミスをしてしまう事が多かったように思います。確かに京都のプレッシャーはきつかったですが、J1レベルではこれくらいが普通だと思うので、そこは小林監督の仰るように、受ける時にちゃんと視野を確保できるように受け方を工夫するとか、パスを出す方はなるべくプレッシャーがかからない方の足へ出してあげるとか、そういった細かいところをもっと詰める必要があるのかな、と思いました。あるいはつなぐのが難しければ、時には割り切る事もアリかなと思います。それと守備に関しては、最後の1失点は本当に余計なので、そこは次戦に向けてきっちり修正して欲しいと思います。

 そんな感じで攻撃面は少し考えないと、と思いましたが、一方で守備は頑張りましたね。ここ数試合で安定感がぐっと増してきています。攻撃面が強調されがちな今季のエスパですが、守備面は小林監督のチームらしさが出てきていて、4-4-2のブロックを作って真ん中をきっちり締めて、最後のところはやらせないという戦い方が出来ています。特に角田、犬飼の両CBがどんどん安定感を増しているのは、頼もしい限りです。課題ありとした攻撃にしたって、シュート数とか攻撃の量に関しては京都に後れをとりましたが、前述したように決定機の数では京都を上回っています。量が少なくてもいざボールを持てば、相手の少ない方少ない方へ確実にパスをつないで、良質のチャンスを作れているんですよね。4点目なんかはその典型で、竹内、河井、角田のパス交換の間に白崎が中へ入ってパスを受け、そこに枝村も入る事で真ん中へ相手の意識を引き付けた上で白崎が左サイドでフリーになっている松原にパスを出しています。2点目も白崎と松原が左サイドで何気なくパス交換して相手の意識を引き付ける事でテセがフリーで動き出せる形を作っています。今のエスパはどうしても元紀とテセの2トップに注目が集まりがちなんですけど、その2人へ「さあどうぞ」と言わんばかりのチャンスを作れるチームになっているのが、今のウチの強みだと思うんですよね。この日は量では負けちゃいましたけど、質の面は落とす事なく攻める事が出来た。まさに「量より質」の勝利だったと思います。

 これで6連勝。松本に負けた後「残り9試合、全部勝つのは厳しいだろうなぁ」と思っていましたが、いつの間にか「あと3つで9戦全勝」というところまで来てしまいました。なかなか2位の松本が負けてくれないのが辛いとこですが、4位C大阪には大きな差をつける事が出来ました。あと3つ勝てば何かが起きるかもしれませんし、たとえ松本がこけなかったとしても、最高の状態でプレーオフを迎える事が出来ます。とにかく

 今年、このチームで、J1に昇格する!

という目標を達成するために、全力を尽くして欲しいし、僕らはそれを応援するだけです。

 次はアウェイで讃岐戦。中2日で、GKに誰が出れるのかという問題があるし、相手も残留がかかっているので必死でしょう。簡単な戦いにはならないと思いますが、この日のような攻撃の質を保つ事ができれば勝機をつかむ事ができます。ぜひとも勝ち点3を持ち帰ってきて欲しいと思います。

P.S あ、その2日後の天皇杯は考えなくていいですよ。Bチームでいきましょう。

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