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2016年11月22日 (火)

大団円(11/20 徳島戦)

 昨日(11/20)はJ2の最終節。エスパルスはアウェイで徳島と対戦。という事で、土日に徳島へ行ってきました。途中に高松に立ち寄ってうどんを堪能し、徳島に入ってから鯛の刺身などを美味しく頂き、今年最後の遠征を堪能してました。前日までは。

ただやはり試合当日は緊張しましたね。ドキドキしながら会場へ向かったのですが、そこにいたのは大勢のエスパサポ。アウェイゴール裏の8~9割を占有していたし、メインスタンドやバックスタンドのアウェイ側にもオレンジのユニに身を包んだ人がたくさんいて、何か勇気付けられました。選手達も同じ思いだったろうし、それが最終的に良い結果をもたらす事になったのではないかと思います。

<明治安田生命J2リーグ 於 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム>

 清水エスパルス 2ー1 徳島ヴォルティス

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 後半戦好調を維持し、前々節には札幌を破っていた徳島は、やはり手ごわかったです。ただそうした相手にも焦れる事なく自分達の戦いが出来た事が勝利につながったのかなと思います。

 試合の入りは決して悪くなかったと思います。一番懸念していた硬さというのも特に感じませんでした。ただ徳島が5-4-1でガチっとブロックを固めた上で前からプレスをかけてくるのに対して、なかなかタテにボールを入れられず攻めの形が作れない時間帯が続きました。また徳島は攻めに入る時は結構人数をかけてゴール前に入ってくるので、崩される場面こそなかったもののどちらかというと徳島の狙い通りに試合が進んでいたと思います。しかしそんな中でも焦れずに戦えるのが今のエスパの強みですね。相手の攻撃を落ち着いて跳ね返して、二度目のセットプレーのチャンスで先制。あれは元紀のボールも犬飼のヘッドも見事でした。これによって自分達のペースを取り戻したエスパですが、その後の枝村、テセの決定機を逃すと、セットプレーから見事なゴラッソを決められて同点。その後は一進一退の展開となって、そのまま前半を終了しました。

 後半は、小林監督の指示を受けた選手達が、より前に圧力をかけていきました。特に河井が怪我をする前の良かった時みたく自らドリブルでボールを運ぶようになり、それにより両SBも高いポジションをとれるようになって、エスパが徳島を押し込む展開になりました。ただ徳島がガッチリブロックを固めてきたので、なかなかそれを崩し切る事が出来ずに時間だけが過ぎる展開になってしまいましたが、その重苦しい時間を取り除いたのが途中出場の金子でした。右SBの弦太から右へ流れたテセにボールが出て、テセがパーフェクトなクロスを上げ、これを金子が確実に決めて、エスパが勝ち越しに成功しました。金子もテセも良い働きをしたのですが、地味ながら枝村がニアに走り込んで徳島のDF二人の注意をそらしてるんですよね。これも見事なプレーだったと思います。その後必死に攻めてくる徳島の前に押し込まれる時間帯を作られ、二度の決定機を与えてしまいましたが、どうにかこれをしのいだエスパルスが、シーズン前の公約通り一年でのJ1復帰を果たしました。

 前半、徳島の組織立ったディフェンスの前に思うように攻撃できなかったのが反省点ですかね。特にテセが厳しいマークを受けていたために、なかなかタテのパスを出しにくかったのはあるでしょうが、例えば後半河井がドリブルで相手を切り崩そうとしたように、一人一人が少し工夫してくれれば打開のしようはあったと思うので、その分バタバタした展開に持ち来れてしまいました。まああれだけガツガツ来られるときついかな、というのもあるのですが、何度か書いてますけど、J1レベルになるとボールホルダーにはもっと厳しく来ると思うので、そのへんは引き続きの課題としてしっかり取り組んで欲しいですね。

 とはいえ、この日は守備が安定していて、徳島にも結構ボールを持たれましたが、流れの中から崩される事はありませんでした。特に犬飼の頑張りが目立ちましたね。攻撃面も、前半は少しバタバタしましたが後半は修正してスムーズにボールをまわす事ができていて、その分徳島に引かれてしまってなかなか崩し切る事が出来ませんでしたが、73分にサイドをうまく崩して勝ち越し。しかも点をとったのが二枚看板のテセ、元紀ではなく、元紀の不在時にその穴を埋めてくれていた金子だったというのもいいですね。けが人が多かったために、今年はフィールドプレイヤー全員に何らかの形で出場機会が与えられましたが、その中で若手が大きく成長してくれました。その中の一人である金子が決勝点を奪ってくれたというのは、今年のチームを表わしていたと思います。

 これで得失点差で松本を抑え、堂々の二位でJ1への自動昇格を果たす事ができました。優勝はならなかったものの、今季の至上命題だった「1年でのJ1復帰」を見事に果たしたのです。ただ、ここに至るまでの道のりは決して楽なものではありませんでした。最初の三か月はなかなか勝ち点が伸ばせなかったし、エースの元紀の大怪我による長期離脱もありました。しかしそういう苦難を一つ一つ克服しながら、チームはどんどん成長していきました。その姿は、見ている僕らからすると、さながら一つのドラマを見ているようでした。そして、そのドラマはこの日「一年でのJ1復帰」という目標を達成して、まさに「大団円」とよべる結末を迎える事ができました。去年の今頃のチーム状態を思うと感慨深いですし、今年のチームは途中から見ていて楽しい娯楽性の高いサッカーを見せてくれました。このサッカーがJ1でどこまで通用するかはわかりません。左伴社長が仰る通り来季は「17番目からのスタート」ですからね。ただ今のチームならJ1でも暴れてくれるんじゃないかと思うし、今からそれが楽しみです。

 これで今年の全日程が終了しました。26日にJ1昇格報告会をやるようですが、それが終わったら今年のチームは解散ですかね。選手達は、まずはゆっくり休んでもらって、来季へ向けて英気を養って欲しいと思います。

 本当に厳しい一年でしたが、一方でとても楽しめました。最後に御礼を言いたいと思います。エスパルスの選手達、小林監督を始めとするコーチングスタッフの方々、左伴社長を始めとするクラブスタッフの方々、お疲れ様でした&ありがとうございました。

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