男子代表イラク戦&オーストラリア戦
先週から今週にかけては代表Aマッチウィークになっていて、アジアではロシアW杯の最終予選の第3節および第4節が行われました。日本は6日にイラク、そして今日オーストラリアと戦って1勝1分けに終わりました。以下、簡単にその感想を書きたいと思います。
〇イラク戦(Home)
最後の最後で山口が決勝ゴールを決めた事で、溜飲を下げたサポーターは多いと思いますが、率直に言って「勝っただけの試合」でした。どうやって相手を崩すのか、あるいはどうやって守るかの意図が終始見えず、イラクの激しい当たりの前に後手を踏む事の連続でした。セットプレーでは二度相手をフリーにしてそのうち一度をモノにされてるし、攻撃は清武と原口にボールが渡った時しか得点の匂いがしなかったし、いくらコンディションの問題はあるにしろ、これはないだろうと思いました。この調子でオーストラリアとやって勝てるのか、甚だ疑問に思った試合でした。
〇オーストラリア戦(Away)
それを受けての今日のオーストラリア戦ですが、幸先よく先制して、そのまま1-0で前半を終えたところまでは良かったと思います。守備は2ラインがきっちり揃っていたし、殆どペナの中に相手を入れさせませんでした。が、後半、オーストラリアがギアを上げてポジションを流動的にして動くようになってからは終始守備で後手にまわり、ろくに攻める事ができなくなってしまいました。こういう時は選手交代で流れを変えるのも1つの策だと思うのですが、変わったのは80分くらい。それも怪我で。結局この試合を勝ちにいくのかドローで終えるのかの意図の見えない試合になってしまいました。ハリルホジッチ監督は「勝ち点2を失った試合」とインタビューで仰っていましたが、僕は「どうにか勝ち点1を確保した試合」だと思います。
とにかく2試合通して思うのは、なぜあれほど本田起用にこだわるのか、という事。それがわかりません。試合に出ていない選手が多い事をハリルホジッチ監督はこぼしていますが、なら何故ケルンでポジションを奪った大迫を呼ばないのか。言ってる事が矛盾してますよ。例えば大迫が今日のオーストラリア戦で1トップを務めたら、もしかしたらより大きな脅威を与える事が出来たかもしれないのに、よりによって本職でない本田を1トップに起用するなんて、考えられないです。さらにこういうのは選手の士気にも影響すると思うんですけどねぇ。
何にせよ、不安ばかりがつのった代表戦2試合でした。
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