したたかに勝ち点3(10/8 町田戦)
内容的にはいまひとつの試合でした。ただ、そういう内容でもきっちり勝ち切ったあたりにチームの成長を感じました。
町田は典型的な4-4-2で、それを非常にコンパクトに保った上で前からガンガンプレスをかけてくるチームでした。その分後ろのスペースが空くという事で、最初は長いボールをウラへ入れる場面が多かったかと思います。それにより攻撃が単調だなと思っていたのですが、攻から守への切り替えは相変わらず早く、それにより町田に早い攻めを許しません。そして犬飼のヘディングでのクリアを土岐田がヘッドでGKに下げようとしますが、それを「狙っていた」元紀が奪って、GK高原をあざ笑うようなループシュートにより先制。そのまま1点リードで前半を終えました。
後半も前半同様中盤でつぶし合う展開になります。エスパは1点リードしているという事で、どちらかというとタテへの早い攻撃を意識して行っていましたが、その分ちょっと攻撃が単調になり、試合の流れをつかむ事ができませんでした。それによりだんだんと町田にボールを持たれるシーンが長くなっていきましたが、角田やこの日久々のスタメンだった本本田を中心にして粘り強く対応し、町田につけ入るスキを与えませんでした。1度だけ決定機を作られましたが、植草がファインセーブして点を与えず、終了間際にはテセがPKを決めて、2-0でエスパが勝ちました。
課題としては、攻撃が単調だった事ですかね。これは町田が中盤で厳しく当たってきてウチの中盤を自由にさせなかったのもあるでしょうが、やはり河井が怪我で不在だったのが大きかったかなと。やはりウチの攻めのビルドアップは河井の効果的な散らしがあってこそというのがありますからね。本田はどちらかというと守備の方が得意で、攻めも後ろからのロングフィードが持ち味ですからね。なので致し方ないところはあるのですが、もう少し元紀が後ろへ落ちるとか竹内が前に出るとかして起点が増やせればよかったなと思います。残り7試合のうち河井が不在になる試合がないとも限らないので、そのへんは調整が必要かなと思いました。あとは元紀がもう少しフィットしてビルドアップの段階で絡んでくれればな、というのはあります。
ただ攻撃が思うようにいかない中でも少ないチャンスを確実にモノにして勝てたというのは大きいと思います。それにこの日は守備陣が良かったですからね。ボールを持たれても2ラインのブロックを作って相手を自由にさせず、要所では厳しくプレッシャーをかけてボールを奪う事も出来ていました。そこで効いていたのが本田ですね。自分の持ち味をしっかり活かして、中盤の潰し役として機能していました。弦太も慣れない右SBという事で、攻撃面は機能しませんでしたが、守備では自分の役割をきっちり果たしていました。こうしたいつもと違うメンバーが、自分達の持ち味をしっかり活かしてチームに貢献してくれたのは良かったと思います。先週に引き続きチームの底上げが着実に出来ている証だと思いますので、これは残り7試合も続けていって欲しいです。
松本と岡山がつぶし合ってくれたおかげで、順位は4位に上がり、2位松本との勝ち点差は5に縮まりました。ただC大阪は勝ったので、まだまだ負けられない状況は続きます。次はアウェイで金沢戦。相手はJ2残留がかかっているので、それこそ死に物狂いで来るでしょうが、こちらにはこちらの目指す場所があるので、きっちり勝ち点3を奪って欲しいと思います。
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