安定感(10/23 北九州戦)
昨日(10/23)はアイスタ日本平での北九州戦でした。久々に13時という早いキックオフ時間だったので、それなりに早い時間に寝たのですが(っても0時は過ぎてたな)、目が覚めたのが9時半。開門前に着くつもりが開門1時間前に目覚めるという大失態。何とかキックオフには間に合ったものの、観戦仲間には迷惑かけるし、試合前は最悪の気分でした。
が、試合は2-0で勝利。しかもライバルチームが軒並み星を落としてくれたので、気分屋の僕は試合前の気分などすっかり忘れて、上機嫌で帰る事になりました。(とはいえ、あんな思いは二度としたくないですが・・・)
<明治安田生命J2リーグ 於 IAIスタジアム日本平>
清水エスパルス 2ー0 ギラヴァンツ北九州
今季初の4連勝がかかった試合だったのですが、あっさり達成しちゃったっていう感じがしました。戦い方が安定してきて、それに伴って確実に結果が残せるようになったという気がいます。
これまでの4試合で守備が安定してきて負けなくなった北九州ですが、この日も守る時は全員がリトリートして、しっかりブロックを作ってきました。ただリトリートした後のボールホルダーへの寄せが、少なくとも前節の金沢よりは甘くて、そのスキを突いてエスパが何度もゴール前にせまる形を作りました。サイド攻撃を基本にしつつ、時に中央へのパスを入れてそこにテセ、元紀、白崎らが絡んでバイタルエリアを攻略するなど多彩な攻撃を披露して、北九州守備陣をあわてさせます。そして32分に白崎の落としを元紀がゴールに押し込んで先制。あの場面は石毛のクロスもさる事ながら、元紀の落としを白崎がダイレクトでスペースのある右サイドへ出したのが良かったですね。その後もエスパが主導権を握り続けますが、少しずつ最終ラインでのパス回しが増え、攻撃がトーンダウンした状態で前半を終えました。
後半は、開始早々に竹内のスルーパスに石毛が反応して、あわやという場面を作りましたが、その後はブロックを作ったままの北九州に対し、攻めあぐむ時間が続きました。なかなかタテのパスが入れられず、中途半端なボールを入れてカットされる場面も増えてきて、次第に北九州のペースになっていきました。ただ、危ない場面が3度ほどありましたが、それ以外は守備陣が落ち着いて対応し、アディショナルタイムにはカウンターからのラストパスで相手のハンドを誘ってPKを得て、テセが落ち着いて決めて2-0。終わってみればまたも複数得点をあげての勝利となりました。
勝ちはしましたが、後半の攻撃には不満が残ります。北九州があまりボールを取りに来ずにしっかり中を締めてきた分、なかなかタテパスを入れられなかったのはわかりますが、それなら早めにサイドを預けて相手のブロックを広げさせるとか、やりようはあったはずです。なんか「リードしているから無理をする必要はない」という感じになってしまって、リスクをとらなくなった感じがしました。カウンターのチャンスが来てもスローダウンしちゃう場面が多かったですしね。基本的に今年のエスパは圧倒的な攻撃力で順位をあげてきたチームです。それが自らその刃を鈍らせてしまうようでは残り5試合が心配になります。あくまでも今年の自分達の持ち味は忘れないようにして欲しいです。あと、この日はセットプレーで2、3度ドンピシャで味方に合う場面があったのに、ことごとく枠へいきませんでした。ここも引き続き練習して欲しいですね。
一方、守備は良くなりましたね。前節にしても前々節にしてもそうですが、ボールを取られたら素早く切り替えてチェックにいって相手の攻撃を遅らせた上で、その間に4-4-2のブロックを整えるというやり方がすっかり浸透して、北九州になかなかつけ入るスキを与えませんでした。角田、犬飼の両CBは安定していて高さでも負けないし、SBも左の松原はもとより右の弦太がすっかりなじんでいるのは嬉しい誤算です。中盤も本田がしっかり締めてくれていてスキを見せないし、元紀やテセら前線の選手が精力的に守備をしてくれるのも大きいです。まあ後半3回危ない場面を作られたのはしっかり修正して欲しいですが、守備がここにきてすっかり安定してきたのは大きいです。これはこれからも続けて欲しいですね。
これで今季初の4連勝。しかも順位は3位へ上がり、2位松本との勝ち点差も3に縮めました。ただウチは勝ち続けなければいけない立場であるのは変わらないので、今の緊張感を保ったまま戦って欲しいと思います。次はアウェイで群馬戦。群馬は7月以降ホームでは負けておらず、少なくともウチが大勝した時とは全く別のチームになっているでしょう。ただ、ウチも6月以降成長を続けてきたチームです。自信を持ちつつ、また最善の準備をして臨んで欲しいと思います。
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