ガチメンで快勝(9/3 天皇杯水戸戦)
昨日(9/3)は先週に引き続きアイスタ日本平で天皇杯が行われました。天候が心配されましたが、試合前ににわか雨が降ったくらいで、あとは雨の心配をせずに見る事ができました。
この日対戦した水戸とは2週間後にリーグ戦で当たる事になるので、手の内をどこまで見せるかが難しいところですが、小林監督は一切手の内を隠す事はせず、リーグ戦と全く同じガチメンバーで試合に臨み、快勝をおさめました。確かに手の内を隠すといってもその他の試合でばっちりスカウティングされているでしょうから、変に隠す意味はないでしょうね。
<第96回天皇杯全日本サッカー選手権2回戦 於 IAIスタジアム日本平>
清水エスパルス 3-0 水戸ホーリーホック
ガチメンバーで臨んだとはいえ、コンペティションが違うと概して緩みがちです。ただそういった緩みがこの日は一切なく、特に前半はピシッと締まった形で戦ってくれたのが、良い結果につながったのではないかと思います。
試合開始直後は風上にたって自分自身のアピールを狙う水戸の勢いに少しバタバタしましたが、5分もたたないうちに落ち着きを取り戻し、最終ラインの4人と河井、竹内の両ボランチを軸に、水戸を前後左右に揺さぶっていきました。またこの日は攻から守への切り替えを1つのテーマとして臨んでいたみたいですが、それが非常に良くて、相手にボールを奪われてもすぐ取り返す場面が何度も見られました。先制点はまさにボールを奪い返してからのショートカウンターからですし、2点目のPKにつながる場面も同じようにボールを奪い返してそれを竹内からテセにつないで決定的な形につなげています。他にも惜しい場面が何度もあり、水戸につけ入るスキを与えませんでした。
後半も、立ち上がりこそトップを入れ替えた水戸に若干押し込まれましたが、最終ラインが落ち着いて対応して決定機を与えず、逆にCKのこぼれ球を枝村がゴールに叩き込んで3点目。その後は何とか一矢報いようとする水戸をボールキープする事でいなしながら時間を使い、3-0で勝利。良い内容で良い結果を残す事ができました。
水戸が結構メンバーを落としたらしい事は聞いていたので、帰宅してからリーグ戦の讃岐戦のメンバーと比べてみました。すると讃岐戦に先発したメンバーでこの日スタメンに入ったのは、退場を食らって次の試合に出場できないロメロフランク1人だけでした。だからこの日の結果でもって「2週間後も楽勝」と考えるのは危険だと思います。もちろんそんな事を考えている選手はいないと思いますが。それに反省点として、3点目をとってさらに追加点をとれるチャンスがあったのに、ラストパスの精度が悪くてシュートまで持ち込めない場面が散見された事と、水戸で最後に出てきたスタメンクラスの湯澤のドリブルに結構苦労していた事があげられます。前者は最後の場面での丁寧さをもっと突き詰める必要があるし、後者については2週間後も苦労させられる可能性が高いですから、今から対応を考えておく必要があるでしょうね。
しかし、サブメンバー相手に油断する事なく、いつもの自分達のサッカー、河井、竹内を中心にしたボール回しで相手を揺さぶって崩す戦いを貫徹して勝つ事ができたというのは、この後のリーグ戦に弾みをつけるうえで意味があったと思います。この戦いがハマった時の姿というのは見ていて楽しいですし、実際この戦いを続ける事で7月の東京V戦以外はずっと複数得点を奪えています。6月初旬にアウェイで水戸と戦った時より明らかにウチは良くなっているし、そこに先週から練習に合流した元紀がもうすぐ加わるので、それによりどういう化学変化があるのか楽しみです。(ただ、今は金子が調子がいいので、すぐにスタメンに戻れるかはわかりませんけどね)
これで天皇杯は3回戦進出。次は9/22です。その前に大事なリーグ戦の2試合が待っています。次に当たる山形は天皇杯で群馬相手に大勝して乗り込んでくるので、簡単にはいかないでしょうが、残り12試合、昇格のためには勝ち点は落とせません。特に9/25に松本、10/2にC大阪との大事な2連戦が待っているので、そこに向けて勢いをつける意味でも、ぜひ勝ち点3を奪って欲しいと思います。
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