何もさせてもらえなかった試合(9/25 松本戦)
とにかく先制点をとられてしまったのが全てです。それ以降はほとんど何もさせてもらえませんでした。
先制されるまでは、どちらの流れというわけでもなく、どちらも堅い入り方をしていたと思います。芝の状態は思った以上に悪く、選手達はそれにアジャストするのに苦労しているようでしたが、それでも時折相手陣内に攻め込んで、テセの直接FKが相手GKを脅かす場面もありました。しかし、先制点が流れを一気に松本へ傾かせました。あの場面はセンターライン付近でのFKでそれほど難しいものではなかったはずなだけに、工藤のマークを離した河井はもちろん、簡単に折り返しのヘッドを許したDF陣も猛省しなければならないでしょう。
それ以降は、松本がそれまで以上にボールホルダーへの圧力を強め、時には反則覚悟でフィジカル勝負を挑んできました。それに対しエスパの選手達はボールをさばく事すらままならなくなり、簡単にボールをロストしてはカウンターを浴びる事の繰り返しになってしまいました。後半になってもその流れは変わらず、時折北川とかが相手最終ラインのウラをとっても、クロスの精度が低くて決定機を生むまでには至らず。後半相次いで投入された元紀、村田、長谷川も殆ど相手に脅威を与えられず、シュートわずか5本に抑えられての完敗となってしまいました。
松本は先制した試合は負けていないチームでした。それだけに先制点を与えた事がものすごい重みを持ってしまったわけですが、一番ショックだったのは、自慢の攻撃陣が全く機能しなかった事ですね。確かにピッチはひどかったです。その点は同情はするのですが、それにしても簡単にフィジカル勝負に持ち込まれ過ぎだったと思います。そこをいなすとか上手にファウルをもらうとかできればよかったと思うのですが、ただまごまごしているうちに囲まれてボールをロストしてしまう場面が多すぎ、さらにそれもイヤだからとただ単純に蹴ってしまいあっさり取られてしまう愚まで犯してしまい、最後まで相手の土俵に乗っかったままで試合を終える事になってしまったのは残念でした。
よく左伴社長は「走力、球際、1対1で負けない事」というのを仰っていました。ウチは最初はそれを苦手にしていて、特に4~5月はそれが原因で勝ち点をいくつも取りこぼしていました。しかしJ2の戦いにもまれる中で少しずつその部分が向上してきていると思っていたし、実際それで勝ち点を取りこぼす事はグッと減りました。しかし、やはり上には上がいたか、というのが昨日の試合を終えての感想です。特に松本は「走力、球際、1対1」をずっと磨いてきたチームですからね。その意味で我々の認識が甘かった事を痛感しました。J1にいったらもっと強いチームが待っているわけだし、後半戦に入ってからの勝ちっぷりから「ウチらは強い!」だなんて勘違いしちゃいけない、まだまだやらなきゃいけない事はたくさんあるというのを思いました。
とはいっても今季リーグ戦もあと9試合。次はまたアウェイで3位C大阪と対戦します。これまた個々の能力はJ1クラスのチームで、おまけに長居は鬼門中の鬼門です。しかし、これ以上上と離されるわけにはいきません。何としても勝ち点3を持ち帰って欲しいと思います。
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