脇役がいてこその主役(9/11 山形戦)
予想以上に苦戦しましたが、珍しくしたたかに少ないチャンスをモノにして勝った試合になりました。勝ち方をだいぶ覚えてきた感じがしました。
前半は完全に山形のペースでした。とにかく最終ラインと中盤、特に中盤に厳しくプレスをしかけてこちらの思い通りのプレーをさせず、ボールを奪ったらテンポよく前へつないで、そこへ中盤の前目の選手がどんどん絡んできて、エスパのゴールに襲いかかってきました。そんな山形に対してこちらはなかなかアジャストする事が出来ず、ボールをクリアするのが精一杯という感じになりました。特に前半中ごろ3本連続枠内シュートのうち1本でも入っていたら、負けていたかもしれません。ただGK植草を中心にどうにか耐えしのび、アディショナルタイムに山形のセットプレーでボールを奪ってからのロングカウンターから先制点をあげ、1-0で前半を折り返す事ができました。
後半も最初は山形が1点を取り返そうと出てきましたが、時間がたつにつれて前への推進力がなくなってきて、エスパがボールを持つ時間が長くなっていきました。ただアタッキングサードでの精度が足りないがためになかなか決定機までは作れませんでしたが、74分に白崎のパスを受けた金子が見事なミドルシュートを決め、82分には元紀が直接FKを決めて3点目。終盤、セットプレーから1失点しましたが、終わってみれば快勝という試合でした。
まあ山形の出来が良かったとはいえ、前半あれだけバタバタしちゃったのは反省すべきところでしょうね。もう少し中盤の選手達がパスの受け方とかを考えればパスをまわせたと思うんですけど、ちょっと真っ正直にいきすぎてかえって球際で苦しめられる事になってしまいました。ただ後半はそのへんが改善されてある程度ボールを回せるようになりました。そうやって試合中に修正ができるようになったのはいい事だと思います。また1点目も2点目も攻守の切り替えの早さから奪った得点なんですよね。そこは先週の天皇杯に続いていい感じでできているので、ここは続けて欲しいです。
個人ではやはり元紀に注目が集まりますよね。復帰戦でいきなり直接FKを叩き込む選手なんてそうはいないし、ボールを持った時のプレーには華があって、さすがだなと思います。ただ、元紀をベンチに押しとどめてスタメンの座を守った金子も攻守にわたって出色の出来だったし、前線で身体を張り続けたテセとか、この日もアシストを記録した松原とか、なぜか美味しいところにいる枝村とか、そういう脇役の働きがあってこそ主役がより輝くんですよね。何より前半の3本連続Good Saveを見せた植草なくしてこの日の勝利はありませんでした。今はそういった脇役がかわるがわる活躍するいい循環になっていると思うので、この流れは大事にして欲しいと思います。
次はホームに水戸を迎えます。もっともスタメンは先週とは全然違うと思うので、厳しい戦いになると思います。ただ、その翌週の松本山雅との対戦の前に勝ち点を落とす事は避けなくてはならないので、ぜひ次も勝ち点3をもぎ取って欲しいです。
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