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2016年7月17日 (日)

勝ち点2を逃した試合(7/16 愛媛戦)

 昨日(7/16)から愛媛戦を見に、松山まで行ってきました。松山は関西に住んでいた時に何回か行った事があるのですが、東京に移ってからはなかなか行く機会がなくて、今回が二十数年ぶりでした。1泊2日の滞在でしたが、松山城にも行ったし、道後温泉の本館にも入ったし、松山名物の鯛めしも食べられたしと、満足のいく松山遠征となりました。

 これで試合も勝ってたら、言う事なしだったんですけどねぇ。

<明治安田生命J2リーグ 於 ニンジニアスタジアム>

 清水エスパルス 2ー2 愛媛FC

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 言うまでもなく「勝ち点2を逃した試合」でした。試合運びをもう少し上手くできていればと、選手達も悔いが残ったでしょう。

 前半、愛媛は手堅く来るかなと思ったのですが、割と積極的に攻撃に出てきました。それに対してウチはどうもフワッとした入り方をしてしまって、結果として2度決定機を与え、そのうちの1度を決められて先制を許しました。が、これで目が覚めたのか、5-4-1のブロックを作って守る愛媛に対し、エスパが怒涛の攻撃を仕掛けます。この時間帯の攻撃は圧巻でしたね。河井、竹内の両ボランチを中心に前後左右に揺さぶって、愛媛守備陣を翻弄していました。愛媛としたら守りにくかったと思いますよ。ボランチをつかまえようと思っても簡単にいなされるし、左でボールを奪おうとしたら逆サイドに大きく展開されるし、バイタルにくさびを打ち込むところを狙おうとラインを上げようとしたら、逆にそのウラへパスを通されるし、ボールの奪いどころが全くしぼれなかったですからね。同点に追いついたシーン以外でも惜しいシーンがたくさんありました。逆に前半のうちに勝ち越せなかった事がツケとしてまわってくる事になってしまいました。

 後半、愛媛はウチの最終ラインへのプレスを強めるように修正をかけてきました。それにより前半ほどは思うような攻撃ができなくなって、逆に愛媛に危ないシーンを何度か作られるようになりました。それでもピンチをしのいだ後の逆襲から北川がサイドを突破してクロスを上げ、そのこぼれ球にテセが反応してゴール。エスパが逆転に成功します。あとは相手の攻撃をいなしながらうまく時間を進めていけばよかったのですが、遠征の疲れからか全体に足が止まり始め、またどう戦うのかが曖昧になって結果受け身となり、愛媛の猛攻を浴びるようになってしまいました。何とかしのいであともう少しでタイムアップというところで、CKのこぼれ球を押し込まれて同点に追いつかれ、そのまま試合終了となってしまいました。

 まあ同点に追いつかれた場面で、力裕は相手のシュートをもう1回外に出すべきだったんじゃないかな、とは思いますが、失点自体は事故みたいなものだったと思います。問題はやはり最後にCKを3度続けられたように、全体的に受け身になってしまって、いいように相手に攻められ続けてしまったのが課題だと思います。あの時間になったらできるだけボールを相手陣で保持して時間を進めるべきたったと思うのですが、どうも追加点を取りにいくのか時間を進めるのかが曖昧になってしまって、結果として簡単にボールを失ってまた相手に攻め込まれる事を繰り返してしまいました。それじゃいつかはやられますよね。テセも試合後言っていましたが、1位との勝ち点差が9もついてしまっているのは、こういう競った試合でことごとく勝ち点を取りこぼしているのが大きいんですよね。1点差で競り勝ったのって3勝しかなくて、あとの7勝は2点差以上つけてのものですからね。でもバカ勝ちと競り負け(この日は負けてないけど)を繰り返しているようではなかなか上にはいけないので、こういう競った試合をどうモノにするか、特にこの日のように1点リードしている時の逃げ切り方というのをチームで意思統一して欲しいと思います。

 戦い方の軸を変える必要はないと思います。実際、今のサッカーは見ていて面白いですもん。特にこの日の前半のようにハマった時は、「そう来るか」というプレーの連続だし、ピッチ全体を広く使えてますからね。カテゴリが違うとはいえ、長い間「面白い」と思わせてくれるようなサッカーは見せてもらってなかったので、今は見ていて楽しいです(昇格という大命題もあるので、そればかりではダメですけどね)。あとはラストパスやシュートの精度を上げるとか、試合の入り方、終わらせ方の共通認識を持つとかいったDetailのところを詰めていけば、まだまだ上との差を詰めるチャンスはあると思うので、そこをちゃんと詰めていって欲しいですね。

 ちなみに小林監督の選手起用、特に「なぜ村田を使わなかったのか」について批判が出ているみたいですが、それは的外れだと思います。村田は守備が緩いですし、なかなかセカンドボールを拾えなかったので六平を入れて中盤を強化したのは理にかなってます。キム・ボムヨンをいきなり起用したのはどうかなとは思いますが、確かにあの時間帯は左サイドをいいようにやられていたので、左サイドを強化しようとしたのは納得できます。サッカーの監督の仕事で選手交代の占める割合なんて1~2割くらいなんで、それをどうこう言ってもしょうがないと思います。(もっともこの日に関してはその1~2割のところで愛媛の木山監督に上回られてしまったかな、とは思いますが)

 次は水曜の東京V戦。中3日なのでリカバリが大変だとは思いますが、味スタでは苦い思いをさせられたので、ぜひその借りをホームで返して欲しいですね。

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