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2016年5月24日 (火)

ゼロからやり直せ(5/22 東京V戦)

 昨日(5/22)はアウェイでの東京V戦。J2になって数の少なくなった首都圏での試合でした。

 「この試合こそは」と思っていただけに、逆転負けは堪えました。ゴール裏サポーターも同じ思いだったのでしょう。呆然自失という感じで、選手が近付いても最初は反応が少ない感じでした。もちろんより近付いてくるにつれて罵声が聞かれるようになって、最後は大ブーイング。その反応はすごく理解できました。

<明治安田生命J2リーグ 於 味の素スタジアム>

 清水エスパルス 1ー2 東京ヴェルディ

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 スタジアムを出た時に、一緒に観戦していた友人から「どうしたらいいんだろうねぇ」と問いかけられたのですが、ロクな答えができませんでした。今にして思えば申し訳ない事をしたと反省していますが、その時はもう怒りの感情を押し殺すのに必死で、まともな思考が働きませんでした。

 岐阜戦からの2試合と全く同じパターンです。ゲームの入りは良くて、いい形で先制点も奪取。その後も河井の効果的な散らしと両サイドを起点にした上手い崩し(特に白崎のいた左サイド)で何度か東京Vゴールを脅かしました。が、いくつかの決定機をフイにし、加えてつまらないボールロストをするうちに雰囲気が怪しくなって、次第に互角の展開に持ち込まれ、「何とか持ちこたえろ」という願いも空しく、いくつかの守備のミスが重なって失点。それでも同点なら何とかなったのですが、アディショナルタイムに守備陣のド真ん中を破られて失点。最悪の雰囲気のまま後半へ進み、後半は東京Vの押せ押せムードの前にロクなチャンスを作れず、あわや失点の場面を多々作られる始末。途中から何とか持ち直して相手を押し込む事ができるようになりましたが、テンポが単調で、しかもシュートを打てそうな場面で打たないところも相変わらず。結局押し込んでいるわりに決定機は2、3回程度で、結果東京Vに10試合ぶりの勝利を献上する事になりました。

 もう何回も書いている事なので、もう笑うしかないのですが、選手のメンタルがヘタレ過ぎです。岐阜戦と全く同じでちょっと雰囲気がおかしくなると、そこで全く「我慢」をできすに右往左往する事の繰り返し。球際の争いでもことごとく負けるし、「巻き返そう」という気概が微塵もない。「自信を失っている」のはあるとは思いますが、ちょっとひどすぎませんかね。戦術面をとってみても、守備はブロックを作っているわりにはバイタルエリアがスカスカ。2失点目がその象徴ですが、前半の初め頃にもバイタルにドリブルで切り込まれて危ない場面を作られており、ここは河井のボランチ起用がアダとなりました。で、真ん中がスカスカな分サイドに人がいるのかと思えば、これがユルユル。1失点目がその象徴ですが、それ以外でも右サイドにサイドチェンジされた時のスライドの遅い事遅い事。特に全体にサイドチェンジされた先への寄せが遅く1失点目も意味不明の動きをして金子のカバーを完全に怠った川口には「何やってんの、お前」と説教をしたい気分です。

 攻撃も同様。まず守から攻への切り替えが遅いです。で、遅攻になったあげくに繰り返されるのは足元足元のパスのオンパレード。しかも誰も出した後の動き出しをしておらず、前の選手もただ前で待ってるだけなので、パスコースは読まれまくり。で、ようやくシュートを打てそうなところに来たところでおきるのが「あなたがどうそ」「いえいえ、そちらが」という「譲り合いの精神」の発露。誰も責任をとろうとしない。とまあこんな感じだったわけですが、思えば去年からずっとこんな感じなんですよね。一時期を除けば。何回かブログで書いてますが、同じ誤ちを繰り返して直そうとしないヤツは「バカ」だと思っています。で、同じ事を去年から何十回となく繰り返している彼らは何と呼べばいいんでしょうね。もう「バカ」より劣りますからね。

 そんな「バカ」未満のヤツらを相手にして、小林監督もさぞや苦労している事と思います。まあ小林監督へ提言だなんておこがましい事はできませんが、前述の友人からの問いかけに対する答えと重なるので、それっぽい事を書くと、開幕当初の原点に帰るのがいいんじゃないかなと思います。開幕前の頃は「まず守備の立て直しから」という事で、きっちり4-4-2のブロックを作って守るやり方を徹底させる事から始めました。その結果、相手が引いてくるホームでの試合ではなかなか勝てなかったものの、アウェイでは結果を残していました。「良い守備」から「良い攻撃」へつなげる事ができていたんですよね。そこから欲を出して「引いた相手をどう崩すか」という難しい命題に真正面からトライしたのはいいものの、「バカ」未満に消化できるはずもなく、今は開幕当初の「良い守備」が完全に失われています。

 だからもう1度「良い守備」を取り戻す事がまず必要なんじゃないかなと思うのです。幸いウチの実力はすっかりバレてきているので、相手は結構真っ向から来てくれるでしょう。それを跳ね返す事を続けていけば自信にもなると思うし、うまくすれば相手のスキを突く事もできます。そうやって勝ち点を稼いでいくくらいが今は精一杯だと思いますし、地道にやる、そのためにも「良い守備」を思い出す事が必要ではないでしょうか。そして「バカ」未満の選手達に求めたいのは、チームのスローガンである’No Guts,No Win’の言葉を反芻する事です。

 次はホームで群馬戦。初めて対戦する相手ですが、今のウチに簡単に勝てる相手などありません。もう変に期待しないようにしますが、最低限’No Guts,No Win’の精神は見せて欲しいです。

P.S 

 今朝の地元紙に「小林監督、迷走」というタイトルの記事が載ったそうですね。バカバカしくて内容は見ていませんが、いい加減選手をかばうのは止めたらどうですかね。そんな事をしてるから選手がどんどん「バカ」未満に堕ちていくというのに。結局、全国紙もサッカー王国(?)の地元紙でも、マスゴミはマスゴミという事ですかね。

P.S2

 いつも以上にキツい表現が多い分、お気を悪くされた方もいたかもしれません。申し訳ないです。

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コメント

全くもって仰る通りだと思います。
自分も現地で観戦していましたが、もう怒りを通り越して呆れて言葉も出ませんでした。
「1年でJ1復帰するんだ!」って強い気持ちは無くなってしまったんでしょうか
「バカ」未満を治す薬はないんでしょうかね?
自分はエスパが大好きなんでどんな状況でも応援するし、次のホームも観戦します。勝ち点3が取れれば最高ですがまずは失点0に抑えて貰いたいものです。

投稿: た~さん | 2016年5月24日 (火) 17時30分

た~さんさん、コメントありがとうございます。

仰る通りで、まずは失点をゼロにする事から
始めるべきかと思います。そうすれば
最低限勝ち点1はとれますし、それを積み重ねる事で
自信を取り戻すかもしれませんので。

投稿: YANA | 2016年5月24日 (火) 22時35分

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