久々の惨敗（9/19 浦和戦）

　昨日（9/19）はエコパでの浦和戦でした。

　鳥栖戦でも勝てなかった事を受け、浦和か広島のどちらかに勝たないと厳しい状況になりました。どちらかというと可能性があるのは浦和戦かなと思っていたのですが、結果は惨敗。そして15位の新潟が勝って勝ち点差が８となった事を知ってからは、虚無感しか残りませんでした（帰宅後のラグビーの快挙を見て、かなり癒されましたけどね）

＜明治安田生命Ｊ１リーグ　2nd.stage 第11節　於　エコパスタジアム＞

　清水エスパルス　1－4　浦和レッズ

　前半は浦和が優勢に試合を進めました。最終ラインでボールを持った時には３トップに加えて両WBが前線に入って常にウラを狙い、そこへ正確なロングパスが出てきて、そのたびに最終ラインが危機にさらされました。特に左サイドの鎌田とデュークのウラがかなり狙われて、そのたびにデュークが戻ったり鎌田が応対したりする事になり、そこから何度も危険な場面を作られました。真ん中が踏ん張る事で何とか決定機は与えずにきましたが、いつやられてもおかしくない雰囲気はあったし、結局その流れのままに失点してしまいました。これは厳しいなと思っていたのですが、その後のCKで早めに追いつき、その後もカウンターからチャンスを作れるようになってきたので、「まず左サイドを修正して我慢して守って、数少ないチャンスのどれかをモノにできれば何とか」と前半終了時には思っていました。

　後半も前半の終わり頃の流れそのままにエスパが何度かカウンターからチャンスを作り、決定機も何度かありました。が、左サイドのウラへの対応は修正されておらず、55分に簡単に左サイドのウラをとられて失点。さらに66分にこちらのCKからの逆襲で３失点目を食らってからは、もはやチームの体をなしてなかったですね。前線、中盤は何とか点をとろうと前に出ようとするけど、コンビネーションでの崩しはほとんどなし。中途半端なつなぎでボールをとられてはカウンターを受ける事の繰り返し。アディショナルタイムに４失点目を食らいましたが、さらにもう１～２失点食らっても全く不思議ではなく、まさに「惨敗」と言っていい試合でした。

　まず感じたのはチームとしての完成度の差。まあペドロビッチ就任後ブレる事なく今のサッカーを続けてきた浦和と、田坂監督が就任して１か月半で、やっと戦えるチームになってきたかなというエスパでは差があるのは当然ですが、正直「ここまで差がついてしまったか」という思いは否めません。それとチームの完成度の差があるのはわかっていたはずなのに、あまりにも無策だったなと思います。浦和があのように攻めてくるのはわかっていたはずなのに、完全にがっぷり四つの勝負を挑んでしまったのが結果的に失敗してしまったと思います。スタメンも元紀を入れて白崎をボランチに入れるという点をとりにいく事を意識した布陣だったし、もうちょっと浦和を意識した戦い方を考えて欲しかったですね。その点では田坂監督の選手起用には疑問が残ります。相変わらず全くコンビで崩す動きを見せないチョン テセとウタカを未だに同時起用し続ける事も含めて。

　それ以上に残念だったのが、３失点目を喫した後に選手の気持ちが切れてしまった事です。球際ではほとんど勝てないし、ボールをとられても追わないし。1st.ステージチャンピオンに勝とうと思ったら運動量で負けたら絶対にダメなのに、途中からは走らなくなった選手もいたし。先週の社長からの謝罪文は何だったのか、と思いますし、ちゃんとファイティングポーズをとり続けろよと言いたいです。何よりそれが残念でしたね。

　前述した通り、この日の結果によって、15位の新潟との勝ち点差は８に広がりました。残り試合が６つしかない事とこの日の体たらくを考えると、Ｊ１残留は絶望的だと言わざるを得ません。もちろんプロである以上あきらめるわけにはいかないですが、一方でエスパに関わってきた全ての人たちが、なぜこのような事態になってしまったのか、なぜあんな甘ちゃん集団に成り下がってしまったのかを真剣に考えるべきだと思います。そしてクラブはそれを踏まえて、今から来年に向けての対策を考えるべきでしょう。

　次はアイスタでの広島戦。正直サポにとってはここからの６試合は罰ゲームとしか言えないでしょう。まあサポにも責任の一端はあると思うので、甘んじて受けるしかないですが。今は「これ以上恥をかかすな」としか思えませんね。

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