痛恨のドロー(8/29 FC東京戦)
昨日(8/29)はアイスタ日本平でのFC東京戦でした。行くつもりでいたのですが、ちょっと事情があって行けなくなり、スカパーでの観戦となりました。
結果はドロー。相手は年間3位のチームだし、勝ち点1積み上げたので場合によっては15位のチームとの勝ち点差を縮められるかも、と思っていたのですが、1時間後に15位の新潟が終了間際に得点して勝った事を聞いて、一気に気分が落ち込んでしまいました。結果としては痛恨のドローとなってしまったので。
<明治安田生命J1リーグ 2nd.stage 第9節 於 IAIスタジアム日本平>
清水エスパルス 1-1 FC東京
いつものように攻守に分けて書きます。まず守備ですが、キャラを左SBにして平岡と角田でCBを組む布陣にしてきました。平岡は久々のスタメンでしたが、角田と2人でラインを統率しつつ、前田、ネイサンバーンズをよく抑えていたと思います。また両SBや中盤も能力の高いF東攻撃陣に対して臆する事なく対処していたし、全体をコンパクトにしながら全員で守備をする事が出来ていました。実際、前半こそ何度か危ない場面はありましたが、後半はほとんど決定機を作らせず、守備に関しては本当によくなってきていると思います。それだけに、危険な場所で無用なファウルを犯して、そこから直接FKを決められてしまったのが残念でなりません。あそこは4人で相手を囲んでいたので、もう少し注意深くプレーすればファウルなしでボールを奪えたはず。そうしたディテールが勝敗を分ける事になるので、そのへんは練習で突き詰めて欲しいです。
攻撃に関しては、ボールを奪ったらなるべく早めに2トップに当てて、それを合図に全体を押し上げようという意図は伝わってきました。ただ、押し上げた後でどうF東の堅陣を崩すのかという部分が見えてきませんでした。ウタカがボールを持っても周りが反応していない場面が散見されたし、チョン・テセもちょっと孤立気味で、なかなか相手を慌てさせるまでには至りませんでした。何よりウタカとチョン・テセの2人での連携が相変わらず見られなかったのは残念でしたね。先制点こそ2人の力で取りましたが、どちらかというと2人が独力で打開しようとする場面の方が多かったです。まあチョン・テセが加入したのは7月ですし、体制が変わって改めて組織の再構築をしているところなので、それゆえの苦しみなんですけどね。ただ時間はもうないですし、幸いリーグ戦は1週空くので、その時間を使って、アタッキング・サードに入ってからの攻撃に関してもう少し詰めていってほしいと思います。
全体として、チームは確実によくなっているとは思います。特に守備に関しては全員がよく体を張るようになって、前任者の時のように誰がチェックにいくのかもわからずに右往左往しているという場面はなくなりました。守備に時間を割いている分攻撃までは詰め切れてないのは辛いところですが、それでもこの日は田坂体制になってから初めて先制点を奪えたし、少しずつ戦える集団になってきています。ただ、残りが8試合となって15位新潟との勝ち点差が5に広がってしまった事で、「よくなってきている」だけでは満足できない状態となってしまいました。これからはどんな相手であっても勝ち点3が求められます。状況が去年よりさらに深刻な分、選手にはより大きなプレッシャーがかかるでしょうが、とにかく1試合1試合を大事に戦うべく、毎回最善の準備をして欲しいと思います。
あと、残念だったのが、G大阪戦に続き、選手交代が後手にまわった事。同点にされた時点でもっと早めにカードを切って欲しかったし、場合によってはボランチの1枚を削る積極的な采配も必要だと思います。これからは1つの勝ち点も落とせないので、田坂監督にはそうした積極的な采配を期待したいです。
この後は天皇杯を挟んで、アウェイでの鳥栖戦。今節神戸に大量失点した分、次は守備をきっちり整備してくるかもしれません。ただ、こちらはもう相手は関係なく勝っていかないといけないので、とにかく勝つために最善の準備をしてほしいと思います。
※ブログランキング参加中です。

にほんブログ村
| 固定リンク
コメント