惨敗・・・(5/23 湘南戦)
まず、湘南の強さを素直に称えたいと思います。守備時にボールホルダーへのプレスの速さと奪ってからの切り替えの早さとワンタッチパスを織り交ぜるパス交換時のアイディア、どれも見事で、「さすがに昨季J2をダントツで優勝しただけあるな」と思いました。
一方のエスパは、湘南とあまりにも対照的で、ミラーゲームとなるシステムで戦った分、力の差が如実に表れてしまいました。立ち上がりは悪くなく、2度ほどチャンスを作ったのですが、それ以降はどんどん尻すぼみになってしまいました。攻撃は最終ラインから長沢、デューク、ウタカへのロングボールを使うか、足元のステーションパスでつなぐばかり。で、周りのフォローが少ないからボールを持ってしまうのですが、そうすると湘南の選手が複数で襲い掛かってくるからあっさりとボールをロストしてしまう事の繰り返しでした。後半、北川、高木、金子を投入して何とか1点でも返そうとしましたが、3人とも周りのサポートの少なさによって次第に消えてしまい、後半の決定機は3度ほど。あまりに個人に頼り過ぎていて、数人のコンビネーションで打開する場面が殆どなかったのが残念でした。
守備も悲惨でした。高いラインを保って前からプレスをかけようとしますが、単発で追うばかりなのであっさり外されてしまうし、最終ラインも高いだけで対面の選手をつかまえてないから、あっさりウラを取られてしまう事の繰り返し。特に右サイドはズタズタで、何度もウラを取られて、そこからピンチを招いてしまいました。前半は杉山力のグッドセーブと相手の精度の低さに助けられましたが、後半も何ら守備に対する修正はされず、52分にあっさり右のウラを取られて失点。さらに65分に自陣ゴール前で不用意なファウルをして与えたFKを直接ねじ込まれて2失点目。その後は集中力を失ってしまって、何度もウラを取られ、結果2失点。名古屋戦に続いて「何も残らない」敗戦となってしまいました。
くしくも公式HPの湘南戦プレビューで大榎監督は「戦い方のベースはできてきた」と語っていました。選手も口々に手応えを語っていました。が、この湘南戦で、「戦い方のベース」とか「手応え」とかいうものが、砂上の楼閣である事が白日の下にさらされました。この試合の収穫を唯一あげるとするならその点だと思います。「戦いのベース」だの「去年よりも手応えがある」だの言っても、そんなのは監督、スタッフ、選手の自己満足に過ぎなかったという事です。前に「良い内容の試合をしても」云々の話をしましたが、それも偶然で、ちょっと研究されればあっという間に破綻する程度のものだったのでしょう。
問題は今後です。チームは開幕後3か月たっても全く基礎が出来ていない状態です。去年はシーズン途中での就任だったので致し方ないと思っていましたが、今年はシーズン当初からチームを指導しているわけで、去年のような言い訳は通じません。13試合消化して勝ち点10というのは壊滅的な数字です。残留の目安を勝ち点40とすると、残り21試合で勝ち点30を積み上げなくてはなりません。ほぼ1勝1敗ペースです。現体制でこのミッションを達成するのは不可能です。何せ月に1勝(それもナビ杯を含めての数字)しかできていないのですから。
神戸戦の時の記事ではペンディングにしてきましたが、ここではっきりと言います。
大榎監督を解任すべきです。もしくは潔く自ら辞任して下さい。
「レジェンド」だろうが何だろうが、プロは結果が全てです。結果が出ない以上、誰かが責任をとらなければなりません。原強化部長は「大榎監督の戦術を浸透させるには時間がかかる」と語ったそうですが、だったらなおのこと早急に解任すべきでしょ。この評価は残り4試合を全勝しない限り変わりません。ま、無理でしょうけどね。あと、「練習の雰囲気は悪くない」とかフヌけた事を言っているお花畑な選手達にも「フザけんな!!!」と言ってやりたいです。
次はナビ杯の神戸戦。その後リーグ戦川崎戦と続きます。ただ正直、大榎監督体制下での試合はどうでもよくなりました。今は水面下で強化部が動いている事を祈るばかりです。
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