今はこれが精一杯(5/2 柏戦)
突然ですが、宮崎駿監督の作品「ルパン三世 カリオストロの城」に、こんなセリフがあるのをご存じでしょうか?
「今はこれが精一杯」
試合が終わった時、真っ先にこの言葉が思い浮かびました。まさに現時点でやれる事を中術にやった結果だと感じたからです。
エスパは前節に続いてヤコヴィッチ、杉山浩、平岡の3バックにし、本田が出場停止で抜けたアンカーには村松を入れて、3-1-4-2のようなフォーメーションで試合に臨みました。結果的にはこれが功を奏したと思います。特に前半はコンパクトにブロックを作りながら、入ってくるボールにしっかりアプローチできていました。村松のアンカーも効いてましたね。レアンドロになかなか仕事をさせませんでした。左サイドのウラを簡単にとられて起点にされる事は再三ありましたが、真ん中では自由にさせませんでした。実際、柏はボールを持っているわりには前半の決定機は1度だけだし、やりにくそうにしてましたね。
後半になると柏のギアが上がったのと、こちらのスタミナが切れ始めたのが重なって、再三決定機を作られました。杉山力の再三のグッドセーブと柏のラストパスやシュートの精度に助けられましたね。結局スコアレスドローに終わりましたが、妥当な結果だと思うし、むしろ柏から勝ち点2を奪った試合とも言えるのではないかと思います。
サポからしたら「もう公式戦10試合以上やっているんだから、もっとマトモな試合をしろ」と言いたいところでしょう。が、前節のショッキングなドローからわずか2日でそんなガラッとチームを修正できたら、こんな楽な話はないわけで、実際は1つ1つ積み重ねていくしかないわけです。と考えれば、今回に関してはアウェイで勝ち点1をとれた事を評価すべきかなと思います。
もちろんそれだけで満足してしまっては進歩しないわけで、今回の勝ち点1を無駄にしないためには、さらに1歩ずつでもチーム力を上げていく事が必要です。特に「絶望的なまでの攻め手の無さ」は早急に手を加えなければなりません。中盤でチマチマパスをまわしているだけではなく、もっとウタカを使ってウラを狙う事を考えるべきじゃないかなと思います(まあウタカもオフサイドとられ過ぎですけどね。もう少し注意深く相手の最終ラインを見て欲しいです) それとウラへのパスをスイッチにして全体を早く押し上げるとか、今の戦力でもやれる事はたくさんあると思います。次の試合まで中3日しかありませんが、もう少し攻め手を増やす事を考えて欲しいです。
さて、前節の感想の中で「大榎監督を解任すべき」と書きました。一応最低限の結果は得られたので、決断は保留というとこでしょう。どうもクラブは鳥栖戦、神戸戦の結果・内容を見て判断する事を考えているみたいですし。もっとも原強化部長は「大榎監督のやり方には時間がかかる」と悠長な事を言っているようですが、そんなのは僕からすれば「甘い考え」だと思うので、鳥栖戦、神戸戦の結果・内容次第では個人的にできる範囲でクラブに圧力をかける必要があると思っています。
というわけで次は鳥栖戦です。どちらかというと苦手のタイプのチームなので苦しい戦いを強いられるでしょうが、ホームなので、何とか少しでも先につながる内容と結果をもたらして欲しいと思います。
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