無限ループ寸前?(4/8 ナビ杯川崎戦)
昨日(4/8)はナビ杯の川崎戦でした。
仕事を早めに切り上げて帰宅して、スカパーで観戦しましたが、早めに切り上げた甲斐のない残念な結果・内容でした。TV観戦組の僕ですからこんな気持ちを抱いたのですから、生観戦された方々はさぞ辛かったろうと思います。
<Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選グループ第3節 於 IAIスタジアム日本平>
清水エスパルス 0ー2 川崎フロンターレ
何といいますか、「試合の感想は前の記事をご参照下さい。以上。」と書いて終わりにしたい気分です(苦笑)。それではこのブログを見に来て下さった方に申し訳ないので、以下、感想を記述します。
試合の入り方は悪くなかったです。コンパクトなブロックを作って最終ラインをある程度の高さに保ち、その上で前からプレスをかけて高い位置でボールを奪って早い攻めにつなげるというゲームプランは伝わってきました。また攻撃ではサイドチェンジを有効活用する事、守備では川崎のキーマンの中村憲剛を自由させないようにする事といった対戦相手を意識した戦い方をしようとした事も伝わってきました。前半はいくつか決定機を作れていましたし、後半も前半と同じように我慢強く守りながら後半にも訪れるであろう決定機を先にモノにできていれば、あるいは異なる結果が得られたかもしれません。
が、90分通して戦い方を徹底できないのが、現在のエスパルス。川崎の選手達の細かな動き出し・動き直しに次第についていけなくなり、守備のブロックをコンパクトに保てなくなっていきます。そしてバイタルエリアを使われサイドを切り崩されて失点。こうなるとメンタルがやられ始めている選手達はパニックをおこし始め、先制されてから15分後に、3人で囲んだ相手にあっさりと突破されて華麗なループシュートを決められる始末(特に前キャプテンの守備の軽さは噴飯ものです)。攻撃も、後半はいくつか良い形は作りましたが決定機まで持ち込む事はできず、先週末までと同様「内容は悪くなかったが、結果が伴わなかった」という事で終わってしまいました。先週までと違うのは、仙台戦やその前の横浜FM戦は「収穫」もあったのですが、この日に関してはそれを見出すのが難しいという点ですね。
監督・選手からは「内容は悪くない。次に切り替えるしかない」というコメントが多く聞かれました。ここで僕が思い出すのが、以前にスペインサッカーの中継にコメンテーターとして出演していた某スポーツライター(僕はあまり好きではないのですが)が中継中に語った言葉なんですよね。曰く「どんなに内容の良い試合を続けていても、結果が伴わなければ段々と結果が内容を蝕んでいく」です。僕はエスパルスがこの言葉の通りの状態にハマりつつあると思われてなりません。もう「悪い状態の無限ループ突入寸前」ではないかという危機感を持ち始めています。
確かにシーズンが開幕してからまだ1か月しかたっていません。が、我々は去年「先は長いさ、ハハハ」という余裕をブッこいて気が付いたら土俵際だったという経験をしたばかりです。実際、シーズンは長いようで短いのです。その意味で大榎監督には、良い内容を良い結果に結びつけるためのメソッドを早急に選手達に示して欲しいですし、選手達には「ポジティブ・シンキング」オンリーになる事なく、内容と結果をリンクさせるにはどうするかを監督と一緒に議論して欲しいです。
そして、我々応援する側は、この後の数試合によっては「泣いて馬謖を斬る」必要が出る事も意識した方が良いように思います。
次はホームでのG大阪戦。申し訳ないですが、勝つイメージが浮かびません。選手達がこのイメージを払しょくさせるような戦いを見せてくれる事を祈るばかりです。
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