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2014年12月 7日 (日)

Mission Complete(12/6 甲府戦)

 昨日(12/6)はJ1の最終節でした。

 用事を済ませてから行ったのですが、清水駅のシャトルバスを待つ人の列がすごい事になっているし、マッチデープログラムも売り切れで買えないし、売店も食べ物が殆ど残っていないし、で、とにかく人の多さに驚きました。それだけエスパルスを気にかけてくれる人が多かったという事だと思うので、それを感じる事ができたのは良かったです。

<J1 第34節 於 IAIスタジアム日本平

 清水エスパルス 0-0 ヴァンフォーレ甲府

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 内容云々よりも最低限の結果を得るための最善の策をとって、どうにかその通りの結果を得る事が出来たという試合だったと思います。

 前半、立ち上がりはエスパが勢い込んで前からプレスをかけて攻めたてて、もう少しでというような場面も作りましたが、そこはここのところ負けなしの甲府が落ち着いてしのぎ、次第に自分達のペースに持ち込みました。見ていて思ったのはとにかく「固い」という事。選手達のプレー選択が非常に固いなと思いました。攻めきる事を意識してか早めのクロスが多く、中盤や最終ラインでボールを持っても、今までならつなぐところもウラ狙いのパスを出して、とにかく不用意なボールロストを避けている感じでした。このためなかなかエスパらしい攻撃をする事が出来ず、甲府の最終ラインが堅かった事もあって、シュートは1本も打てませんでした。一方、守備についても前からプレスをかけようとしても寄せが甘くでボールを前に進められる事が多く、また最終ラインと中盤との連携もとれていないためにスペースが空いて、簡単にバイタルエリアを使われてしまう事が多かったです。何とか最終ラインの選手が体を寄せたり、ウラへのボールも櫛引が落ち着いて対応したりする事で、与えた決定機も1度だけでしたが、全体のバランスがあまり良くなかったので「このままではまずい」と思いながら見ていました。

 後半も開始早々にこの日最初の決定機を作るなど、エスパが前への意識を高める事で攻勢をかけましたが、甲府が盛田、クリティアーノを投入してからはまた甲府のペースとなり、何度か危ない場面を作られてしまいました。最終ラインと中盤のスペースは開けなくはなったものの、やはりボールホルダーに対する寄せが甘くて、簡単にシュートを打たれる場面が多かったように思います。途中からは「まず失点しない事」を最優先にプレーするようになって、攻撃はウラ狙いのみ。「これだとサッカーの神様にそっぽを向かれるかも」と気が気でなかったのですが、次第に甲府の選手達の運動量も落ちてきて、エスパ守備陣が落ち着いて対応できるようになり、どうにか最低限の勝ち点1をもぎ取ってJ1残留を決めました。

 大榎監督の理想とするサッカーからはかなりかけ離れているでしょう。ただここ数か月のプレッシャーや選手達の心理状態を考えると、こういうサッカーになってしまうのはしょうがないでしょう。試合後何人かの選手達は涙を見せていたようですし。むしろこの大きなプレッシャーの中、良く粘り強く戦ってくれたと、選手達に感謝したいです。

 これで「J1残留」というミッションは果たしました。これについては本当に良かったし、ホッとしています。ただ、今季はゴトビ体制の4年目という事で勝負の年だったはずで、それがなぜ「J1残留」までミッションのレベルが落ちてしまったのかについては、クラブ、選手がじっくり考えて、来季へ活かしていかなくてはなりません。また今年もおそらく赤字となる事が予想されるため、それほど大きな補強はできないと思うし、むしろ流出の方が心配です。大榎監督には来季も少ない手駒をやりくりして頂く事になりそうですが、来季は始動から自分のカラーを出していけるので、その分やりやすいはずです。その手腕に期待したいですね。

 チームは来週まで活動して、その後はオフに入ります。つまり憂鬱な契約交渉の時期となるわけです。当ブログでも加入や退団が決まったら、逐次コメントなど載せたいと思います。

 最後になりましたが、選手、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。

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