2か月ぶりのリーグ戦勝利(10/5 C大阪戦)
今日(10/6)は台風で静岡・清水は大変だったようですが、皆様は大丈夫だったでしょうか。
さて、昨日(10/5)のC大阪戦ですが、抜けられない用事があって、行く事が出来ませんでした。終わった後メール等で結果を確認する事も出来たのですが、昨日はそういう情報を一切遮断して録画した試合を観ました。観終わった時は本当にホッとしました。現地で雨の中観戦された方はさぞや満足された事でしょうね。
<J1 第27節 於 IAIスタジアム日本平>
清水エスパルス 3ー0 セレッソ大阪
最良の結果に内容まで伴った、今季最高の試合だったと思います。
ヤコヴィッチが怪我から戻った事を踏まえて4バックに戻して、4-1-4-1の布陣にしたわけですが、これがハマりました。中盤の4枚が相手の中盤の4枚を見るなど役割がきっちり整理されていたなと思います。また、ただ役割を明確にしただけでなくて、常に先手をとるべく全体をコンパクトにした上で前からプレスをかけて積極的にボールを奪いにいった事も良かったかなと思います。ここ数試合は誰がボールホルダーにチェックをかけにいくのかがあいまいになっていて、その分守りが後手になって失点を重ねる事につながっていたのですが、この日に関してはボールホルダーにやすやす侵入を許すという事が殆どなく、ボールを奪えなくともパスやドリブルのコースを限定できていました。結局C大阪に与えた決定機は前半1回、後半2~3回くらいでしょうし、守備はほぼ破綻なくできてましたね。何より「ボールを奪うんだ」という強い気持ちを感じたし、それがルーズボールに対する反応の速さに表れていました。本当に守備に関しては素晴らしかったと思います。
で、良い守備は良い攻撃につながるというのは本当で、この日は攻撃も非常に良かったですね。これもフォーメーション変更の効果で、攻撃にかける枚数がすごく増えたのがまず1つ。ただこれも個々の動きが少なければあまり意味がないのですが、この日は全員の守から攻への切り替えが非常に早く、また攻め方もまずタテを意識して詰まったらサイドで数的優位を作って仕掛けるという感じで攻め方も非常に整理されていたかなと。この攻め方の選手間の共有とそれに伴う動き出しの速さと多さが、非常に多彩な攻撃につながっていたかなと思います。中央へのスルーパスあり、人数をかけてのサイド攻撃ありと様々な形で攻撃を仕掛ける事が出来ていて、特に前半はC大阪を「窒息寸前」まで追い込む事が出来ていました。攻撃面も非常に良かったと思います。
まあC大阪が南野はじめ主力を数人欠いていた事は割り引かないといけないと思います。ジャッジが若干ウチにとってラッキーだった面もあるかもしれませんし。ただ、2か月前の徳島戦以降ずっと苦しい戦いを続けてきたエスパにとって、この日の戦い方は残り試合を戦う上でベースとなり得るものでかつベンチマークとできるものだと思います。7試合残っている中でこれを手にできたのは大きいし、選手達にはこの日の感覚を忘れないようにして欲しいです。その上でこの日出た反省点(ラストパスやフィニッシュの精度向上、セットプレーの守備)をしっかり潰す事が出来れば、残り7試合十分やれると思います。
かく言う僕は前節の試合を受けて「半分腹を括った」と書きましたが、この日の戦いを見て「これなら」と思えました。その意味で、先週いろいろな準備をして試合に臨んだ選手・スタッフに対しての感謝の気持ちと、疑念を抱いた事に対して申し訳ないと思う気持ちとがないまぜになった感じでいます。ただ、まだ7試合残ってますし、残留争いをしているチームとの直接対決がもう甲府戦しか残ってない分、苦しい立場にある事は変わっていません。J1に残る事が全てなので、それまでは全力でサポートするのみです。
さて今週はナショナルマッチ・ウィークなので、週末のリーグ戦はお休み。代わりに天皇杯準々決勝の名古屋戦があります。個人的にはリーグ戦最優先なので勝ち負けは半分どうでもいいとすら思っているのですが、かと言ってあまり変な負け方をすると再来週以降のリーグ戦に悪影響を及ぼすかもしれませんので、この日見せたベースの戦い方が他のチームにどこまで通用するかを確認して精度を上げる事を目的としつつ、気持ち的には気楽な気持ちで天皇杯ベスト8の戦いを楽しんでくれればと思います。
※ブログランキング参加中です。
にほんブログ村
| 固定リンク
コメント