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2014年10月13日 (月)

ベスト4進出(10/11 天皇杯名古屋戦)

 3連休初日は名古屋へ行って、天皇杯準々決勝を観戦しました。先々週の段階では行くのを躊躇していたのですが、先週のC大阪戦を見て「これなら行こうかな」と思い直しました。ちょっと我ながらゲンキンな話ですよね。

<第94回天皇杯全日本サッカー選手権準々決勝 於 名古屋市瑞穂陸上競技場

 清水エスパルス 2ー2(PK 5-3) 名古屋グランパス

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 本来なら90分で勝たないといけない試合だったかなと思います。攻撃は先週に引き続いていい感じでやれたと思うのですが、守備に課題の残った試合でした。

 まず攻撃ですが、ノヴァコヴィッチがいないという事で、高さでは名古屋では劣る分大榎監督の言う「地上戦」で勝負を挑んだわけですが、それが機能していました。先週と同様真ん中の六平、石毛がどんどん前に絡んでテンポよくショートパスでつないでいって、サイドでワンツーでの崩しあり、中央でのスルーパスありと、多彩な攻撃を仕掛けていました。久々スタメン出場の高木善もよくボールに絡んで先制点も決めたし、全員がノヴァコヴィッチがいない分を運動量で補おうと動き回って、ここのところ安定した守備を見せていた名古屋を大いにあわてさせる事が出来ました。惜しむらくはあれだけチャンスがありながら2点しかとれなかった事。特に石毛は4回ほど決定的なシュートを打ちながらゴールを決められなかったのは反省すべきところでしょう。動き自体は良くなっているので、あとはフィニッシュのところの精度をもっと上げて欲しいですね。

 守備に関しては、先週と同様に中盤の前の4人が相手の後ろの選手にどんどんプレスをかけて自由にパス回しをさせなかったのは良かったと思います。ただ中盤を飛び越えたウラへのパスを出された時に時折バタバタしてしまった事は反省すべき点でしょうね。2失点目なんかはその典型で、中盤へ上がった闘莉王へのロングボールにCB2人がつられてしまって、永井をフリーにしてしまいました。他にも同じような場面があってそれで相手に主導権を渡してしまう事が多かったので、そこをどう防ぐかが修正ポイントかなと思います。一番いいのは「ロングボールを簡単に蹴らせない事」になるかと思いますし、あと1点差にされた後もオープンな展開になってしまっていたので、ボールを奪った後にもう少し全体を落ち着かせてボールキープの時間を増やしても良かったかなと思います。あとは攻めきれずにボールを奪われてカウンターを食らう場面も多かったので、そこは攻めている時のリスクマネジメントをもう少し整理する必要があるかなと感じました。

 繰り返しになりますが、本来なら90分で勝たないといけない試合です。これがリーグ戦なら「勝ち点2を失った試合」と言えるわけで、致命傷となり得た試合ですから、反省しなければならないと思います。やはり決めるべきところできっちり決め切る事、守備ではウラへボールを出された時にアタフタしない事といったところをもう少しつめる必要があると感じました。ただ、川又、田口がいない名古屋相手とはいえ、先週に引き続きいい内容の試合ができた事、それを内容だけに終わらせずに結果も得る事ができた事は、チームにとって大きな収穫と言えるでしょう。特に攻撃面はずいぶんと良くなってきているので、今後残留争いを戦っていく上で大きな武器を得られたんじゃないかなと思います。

 次はリーグ戦。アウェイで横浜FMとの試合です。横浜FMにはここのところ公式戦で勝っていませんが、殴り合いに持ち込めばあるいは、という感じにはなっているかなと思うので、自信を持って今の攻撃をぶつけていって欲しいと思います。

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