尻に火がついてきた・・・(9/23 G大阪戦)
G大阪の試合運びの上手さの前に軽くひねられてしまったという試合でした。内容的には前節よりはマシでしたが、いかんせん力の差がかなりありました。
まず守備ですが、前節と同じ3バックで臨んだわけですが、特に前半失点するまでは殆ど改善されてなかったですね。まあ前節から2日しかなかったので無理もないのですが、ボールホルダーへの寄せが遅く、ブロックの間を通すタテパスを何本も通され、さらにそのタテパスを受けた選手を簡単に前に向かせてしまい、しかも一番怖いプレーヤーの宇佐美を好き放題させていたので、先制されるのは必然だったと思います。失点の場面も、あんなに簡単に宇佐美を真ん中へ侵入させたら、そりゃやられますよ。ホント、ザル守備だなぁ、と思ってました。が、後半に入ると、前から積極的にプレスをかけ始め、トップへのタテパスも前でカットしようとするようになり、それによりG大阪を自陣に押し込む事が出来るようになりました。84分にセットプレーから2失点目を喫した事で気持ちが切れてしまって3失点目も献上してしまいましたが、それまでの守備は悪くなかったんですよ。だからこの日の反省としては「なぜ後半のような積極的な守りを前半から出来なかったのか」になると思います。まあG大阪が少しペースを落とし気味にしていたところはあると思うのですが、後半は意図した守りが出来ていたと思うので、3失点した事ばかりに気をとられるんじゃなくてそういうポジティブな点があった事はおさえて欲しいですね。
攻撃に関しては、前半はG大阪にペースを握られてしまって、こちらはペナの外からしかシュートを打てませんでしたが、後半はより前でボールを奪えるようになったので、こちらが主導権を持って攻める事が出来ていました。が、いかんせん個人の突破とかアイディア頼みのところが多くて、大榎監督就任当初に意識していたようなコンビネーションによる崩しというのは少なかった気がします。またボールホルダーを追い越したり、相手の最終ラインのウラを突いたりする動きも少なかったですね。まあG大阪の最終ラインが少し引き気味にしていたところもあるでしょうけど、結局G大阪守備陣の前でボールをまわすだけになっていたので、あれだと守りやすいでしょうね。もっと相手の守備陣のウラを狙ったり動きで攪乱したりしないといけないかなと思います。それを少しずつでもやっていって欲しいし、それが時間的に難しいのであれば、スカパー解説の戸田さんが仰っていたように、徹底してサイドからクロスを入れるとかいうような割り切った指示も必要だと思います。
試合をトータルで観た場合、チーム力にかなりの差があった事は否めません。ただ、相手は中断後の10試合で8勝をあげているチーム。正直勝つのは相当厳しいと思ってましたので、予想通りの結果だったと言えます。そんな相手に、前半はともかく後半より前から守備が出来た事はある程度評価できると思います。あの無様な3失点目で帳消しになった事は否めませんが、ある程度ポジティブにやっていかないとしょうがないところがあるので、後半出来た事を試合開始からするためにどうしたらいいかをチーム全体で考えて欲しいと思います。繰り返しになりますが、今の苦しい状態を招いたのは選手自身の責任なので、それをふまえて責任を持って練習から取り組んで欲しいです。
一方で大榎監督に注文です。前半から前からの守備が出来ないのは、「先制点を与えないように」という刷り込みをし過ぎているのが原因なんじゃないかと思ってます。もしそうならば早急に止めるべきだし、監督自身の迷いも捨てて欲しいです。あと、2失点目を喫した後の最後の交代カードが前線に廣井を入れる策だった事に、はっきり言って失望してます。選手交代を含めて試合をどう進めるのかをもっと考えるべきではないでしょうか。
これで15位転落。いよいよボトム3がすぐ下です。次の大宮戦とその次のC大阪戦は絶対に落とせません。とにかく出来得る限りの準備をして試合に臨んで欲しいです。
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