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2014年8月10日 (日)

メモリアル・ゲーム(8/9 徳島戦)

 昨日(8/9)はアイスタ日本平での徳島戦でした。この試合が大榎監督就任後初めてのホームゲームでした。

 結果は1-0での勝利。これが大榎体制での初勝利であり、同時にJ1でのホーム200勝を達成しました。またホームでの600得点も達成と、記録ずくめです。まあ今年のリーグ戦で勝ちを1つ積み重ねたに過ぎないのですが、これまでの歴史を積み重ねての200勝ですし、大榎体制がまずは第1歩を踏み出したという事で、意味のある勝利だったと思います。

<J1 第19節 於 IAIスタジアム日本平

 清水エスパルス 1ー0 徳島ヴォルティス

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 徳島は4月に鳴門で戦った時とはまるで別のチームで、どちらに転ぶかわからない試合でしたが、決して焦れずに戦ったのが勝ち点3につながったと思いますし、ぎこちないながら大榎監督のやりたいサッカーの「片鱗」を出して勝てたのは良かったと思います。

 試合前は「まずは守備組織の再構築が優先だろうから、攻撃はあまり変わらないだろうな」と思っていたのですが、攻撃面も相当大榎監督の色が出てましたね。SBやSHがサイドで張りっ放しというのがなくなって、その分真ん中の相手最終ラインと中盤の間でボールを受ける場面が増えましたし、何よりそこへボランチやCBからどんどんタテのパスが入ってました。またワンタッチでのパス交換が多かったし、何よりパスをはたいてからすぐ次のスペースへ動く選手が増えて、全体がアグレッシブになったなという印象です。まだまだ連係面で未熟なところがあって、パスミスで相手にボールを渡してしまう場面もありましたが、戦術に対する理解とか連係が深まれば、より躍動感のあるサッカーが見られるようになるんじゃないかと期待を抱かせてくれる内容でした。ただ、特に前半は攻撃が中へ偏り過ぎという印象があるので、もう少しサイドを使えるといいなと思います。

 守備に関しては、まずやみくもにラインを上げる事がなくなりましたね。まず相手のCFの高崎をしっかり抑える事に集中して、ボールホルダーの状態に応じてラインを下げた方がいい場合は下げるという感じで、臨機応変にやっていたという印象です。その結果、前節のようにウラをとられまくるというのがなくなり、高崎へのくさびのボールもしっかり抑えて、ある程度相手の攻め手を潰す事が出来ていたと思います。ただ、まだバランスがあまり良くなくて、下がり過ぎたあげくに相手のドリブルでの持ち上がりに誰もチャレンジにいけない場面が散見されたのは気になりました。またサイドにボールがある時に真ん中の選手をつかめていない場面も何回かありました。この2点については、上位チーム相手だと立ち所にやられてしまうので、早めに修正していって欲しいところですね。

 まあ攻撃、守備ともに課題があるのは事実です。ただ就任してわずか10日ほどでこれまでの課題が解消されるなんてのはありえない話ですし、むしろ早くも大榎監督の色が出ている事に少し感心しています。監督の仰る通り、出てきた課題を1つ1つクリアしていく事が重要なので、それを着実にこなしながら少しずつ理想形に近付けていって欲しいと思います。

 これでボトム3との差は少し開きましたが、まだまだ安心できる位置ではありません。次はアウェーで仙台戦。また残留を争っているチームとの直接対決です。アウェーなので厳しい戦いになるでしょうが、何とか勝ち点を持ち帰って欲しいですね。

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