現実は厳しい・・・(8/2 FC東京戦)
現時点でのチーム力の差がそのまま出た試合だと思います。何が足りないっていうより、全てが足りないと感じました。
まず守備。前節と同じ布陣にして柏戦で得た自信をそのまま活かそうという狙いだったと思うのですが、全体に最終ラインと中盤のラインとの距離間が悪い時間帯が多かったかなと思います。また中盤は全体的にチェックが甘く、ボールの取りどころがはっきりしていなかった感じで、タテのボールを入れられた時に簡単に前を向かれる場面が多かったですね。最終ラインも前の選手を捕まえきれていない場面が多く、ライン自体が揃っていない時が散見され、それにより簡単にウラをとられてしまっていました。あれだけウラをとられていたら、そりゃ4失点くらいするでしょうよって感じです。監督が代わって、これまで曖昧にされてきた事に対していろいろ注文が入っているみたいですが、まだ消化するには時間がなさすぎるので、ある程度こうなるのは仕方ないと思います。何とか早く形にしてもらうよう選手には頑張ってもらうしかないですね。ただそういう守備組織のところ以前に、この日は1対1でやられる場面が多すぎました。4失点目なんか典型ですね。そこは個人の問題なんで、1人1人が対人で負けない事をもっと意識して欲しいと思います。
次に攻撃ですが、まだ守備組織の整備を行うので精一杯のようで、監督も「選手に任せている」とおっしゃってましたので致し方ない部分はありますが、悪い時のエスパそのままだったかなと思います。1人1人の意欲は感じたのですが、それが線でつながってない感じですね。前半先制された後にペースを掴んだ時間帯もあったのですが、足元でのパスが多くて動いている選手にパスがつながる場面が少なかったですし、ようやくサイドからクロスを入れる事が出来ても真ん中と合わずにクリアされる場面の何と多かった事か。シュートが多いわりには枠内シュートが少ないですし、現状は大榎監督の分析通り「ショートカウンターでしか点がとれていない」という事だと思います。攻撃の整備は守備以上に時間がかかるので、まずは守備をきっちり整備してもらって「良い守備から良い攻撃を生み出す」チーム構成に早くもっていくしかないですね。ビルドアップから崩す形を作るのはその後でしょう(もしかしたら来季以降?)。
繰り返しになりますが、監督が代わってわずか3日で何かが劇的に変わるなんて事は有り得ません。これが今のチーム状態だという事を真摯に受け止めてやっていくしかないと思います。ただ、すぐにでも変えて欲しいのはメンタル面ですね。3失点目は河井のつまらないサイドチェンジのミスが原因です。あれがエスパの選手達のメンタルの弱さを表す象徴だと思ってます。2失点目をくらってガッカリするのはわかりますが、それでもあんな集中を切らしたプレーをしては話になりません。もっと「何クソ」ってプレーを見せて欲しいし、4失点食らった事よりもあんなプレーを見せられた事に一番腹が立ちました。河井は猛省して欲しいです。それと逆に後半選手交代で出てきた村田、石毛、高木善の3人が「何とか1点とろう」というプレーを見せてくれた事は救いでした。今のエスパルスに必要なのは、ああいうプレーだと思いますし、監督が誰とかいう以前の話です。
これでせっかく柏戦で戻した得失点差をまた悪くしてしまいました。順位が変わらなかったのがせめてもの救いです。次はホームで徳島戦。この試合は内容云々よりも結果が大事です。是が非でも勝ち点3をもぎ取って欲しいと思います。
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