W杯ベスト16 4日目
ベスト16も4日目。今日(7/2)の2試合はどちらも延長へもつれ込みました。
○アルゼンチン 1-0 スイス
もつれた試合になるとは予想してましたが、ここまでとは思いませんでした。というか、アルゼンチンがここまでもたつくとは思いませんでしたね。ここもブラジルと同じでエースのメッシを封じられると何も出来なくなる事を露呈しました。ブラジルよりは攻撃陣にタレントが揃っていて、この試合ではメッシとディ・マリアが一瞬のスキをついて決勝ゴールをあげましたが、コンビネーションによる崩しがないから、豊富なタレントを活かしきれてないんですよね。大会前はブラジルの対抗馬かと思っていたのですが、このままでは苦しいなという気がします。
一方のスイスはきっちりブロックを作ってアルゼンチン、特にメッシにスペースを与えずに上手く膠着状態に持ち込む事ができました。時折見せるカウンターも鋭かったですね。惜しむらくは後半途中でジャカを下げてしまった事。結構相手に脅威を与えていたと思うんですけどね。あとは失点後のセットプレーでのヘディングシュートが枠内に入っていれば、もっと面白くなったのですが。残念ながら大会を去る事になりますが、攻撃陣に若いタレントが揃っているので楽しみです。
○ベルギー 2-1 アメリカ
この試合も90分まで0-0ですが、こちらはベルギーが実力通りの力を出して、アメリカがそれに抵抗を続けるという試合でした。'02年に日本と当たった時は「高さと技術の正確さはあるけど上手さはないかな」という印象だったのですが、今回のチームはアザールを筆頭に上手い選手が多くて、見ていて面白かったです。やはりシーフォとかを輩出した国なんだなと思いました。決定力のなさを言われそうですが、今回は相手GKのハワードが良すぎたのでね。ベスト8ではアルゼンチンと当たるわけですが、メキシコ大会の借りを返す可能性は大いにあると思います。
一方でアメリカのファイティング・スピリッツも見事でした。守備に追われる時間が長かったですが、ハワードを筆頭に体を張って守っていたし、時折見せるカウンターも迫力がありました。特に延長後半に1点返してからの猛攻は見事でしたね。ほとんど体力は残っていなかったと思うんですけど、あきらめる事なく最後までベルギーのゴールを脅かしました。ジョーンズのシュートとか「あれが決まっていれば」という場面も何度かあったんですけどね。アメリカ国内もかつてない盛り上がりを見せたみたいですし、この先怖い存在になっていきそうです。
これでベスト8が出揃いました。終わってみればグループリーグの1位が揃う事になりました。この中ではドイツvsフランスとブラジルvsコロンビアが楽しみですね。
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