会心の勝利(7/27 柏戦)
会心の勝利でした。守備時における集中力が最後まで途切れなかった事、全員がハードワークし続けたのが勝因だと思います。
この日、スタメンは前節と同じでしたが、元紀をサイドに戻した上で、本田をアンカーにして六平、河井をその前に配置するという形にしてきました。また最終ラインと中盤のラインをコンパクトに保つ事を優先して無理には追わず、ブロックに入ってきた選手に厳しくチェックをかけるやり方をとりました。前節の選手のコメントにあった「ボールの取りどころが明確でない」という反省と夏場の暑さをふまえて改めて中盤の守備の約束事を整理・微調整したのだと思いますが、それがハマったかなと思います。選手間の距離がきっちり保たれていたので、1人が抜かれてもすぐ次がカバーする事ができていて、たまにタテパスを入れられてもその先のプレーを自由にさせる事が殆どなかったと思います。両サイドのウラだけが怖かったのですが、それも先制して逆にサイドで主導権を握れるようになってからは危ない場面を作られる事がなくなりましたしね。そして何より良かったのは、選手1人1人が体を張る事で責任をまっとうしてくれていた事。これからもこういう戦いをしてくれれば、そう簡単に負ける事はないと思います。
攻撃に関しては、やはり「良い攻撃は良い守備から」という言葉の通りかなと思います。守備時の選手間の良い距離間が攻撃にもいい形で作用しましたね。また選手1人1人の「前へ出よう」「点をとろう」という意識がこれまでと比べて高かったのではないかと思います。川崎戦と比べて前でボールに絡もうとする動きが多かったですね。試合開始早々の六平や河井の動きなんかがそうですし、先制してからの15分間は重石がとれたかのようにボールへのサポートとか追い越す動きとかが多くなって、非常に迫力のある攻撃ができました。後半は後半で相手が前がかりになったスキを突いてどんどんカウンターを仕掛ける事ができていたし、ラストパスの精度さえ良ければ、という場面も何度かありました。攻撃に関してもこの感覚を忘れないで欲しいなと思います。
まあ先制点がとれたのが非常に大きかったのは間違いないです。それまでは攻撃面でややぎくしゃくしていたし、どちらに転んでもおかしくない展開でした。それでも先制した後に重石がとれたかのような動きを見せ、それでいてリスクマネジメントも忘れないというような戦い方をし続けて、流れを最後まで相手に渡さなかったというのは高く評価できます。それにG大阪戦の後はかなり厳しい精神状態だったと思いますし、試合後夜遅くまで選手、監督・コーチ、さらに強化部まで話し合いをしたと聞きます。それを通して気持ちを切り替え、その上で守備の約束事を整理して試合に臨んだ点も非常に良かったと思います。ま、これも言ってしまうと、キャンプの時とかにもっと今回のような話し合いをしろよ、とは思いますけどね。またこの日は気持ちがポジティブな方向に振れたから良かったけど、こういう気持ちの振れ幅をもっと少なくして欲しいなと思いますね。
これでボトム3との勝ち点差を3にする事が出来ました。ただ逆に言うとそれしか差がないので、これからしばらくは神経をすり減らすような戦いが続くでしょう。次はアウェイで苦手のF東と戦う事になりますが、この日の感覚を忘れずにぶつかって、結果を残してくれればと思います。
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