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2014年6月30日 (月)

W杯ベスト16 2日目

 W杯のベスト16は2日目を迎えました。

○オランダ 2-1 メキシコ

 基本的にメキシコペースで進んで、ほぼメキシコの勝ちで決まりかと思っていたのですが、土壇場でオランダがひっくり返しての逆転勝ちをおさめました。決して出来が良かったわけではないのですが、選手交代から流れを引き寄せるあたりは選手層の厚さを感じますし、ああいう追い詰められた場面で決めてしまうあたりはやはり個の力が高いですよね。内容的には改善の余地がありますが、チームの雰囲気はさらに良くなるんじゃないですかね。

 メキシコは悔しいでしょう。ほぼ自分達のゲームプラン通りに進んでいて、あともう少し我慢すれば勝てた試合でしたからね。最後にオランダの個の力に屈してしまいましたが、まとまりのあるいいチームでした。予選の出来から本大会でも苦戦するのかなと思いましたが、やはりこういう伝統のある国はちゃんと本大会にあわせていいチームを作ってきますね。日本も見習いたいものです。

 で、問題のジャッジですが、あれは微妙ですね。足がかかっているのは確かなんですけど。主審がポルトガル人のプロエンサ氏だし、メキシコのエレラ監督が文句を言う気持ちもわかりますね。

 もう1試合のコスタリカvsギリシャも録画していたのですが、途中で教育テレビに切り替えられたために延長とPK戦を見れませんでした・・・。

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2014年6月29日 (日)

W杯ベスト16 1日目

 日本時間の今日(6/29)の1時からいよいよ決勝トーナメント(ノックアウト・ラウンド)が始まりました。今日は2試合とも南米勢同士の対戦でした。

○ブラジル1-1(PK 3-2) チリ

 チリが非常にいい戦いをしました。前線から激しくプレスをかけてブラジルの攻撃の勢いを減らし、特にネイマールにはボールを持った途端に2~3人で囲んで自由にさせませんでした。GKのブラボも良かったですし。攻撃は手数は少なかったものの何度かブラジルをあわてさせましたし、特に延長終了間際のピニージャのシュートとPK戦5人目のシュートがほんのちょっと内側にいっていればと思います。悔しいでしょうが、胸を張って母国へ帰れると思います。

 ブラジルは首の皮1枚つながったというのが正直なところでしょう。ブロックを作られネイマールを封じられると何も出来なくなる事がこの日も露呈しました。フッキのドリブルに重量感が戻ってきたのは好材料ですが、他が・・・。特にCFはフレッジもジョーもいまいちですね。守備がそこそこ安定しているので何とかなっているものの、次のコロンビアにはこの日以上に厳しい戦いを強いられる事になるのではないでしょうか。

○コロンビア 2-0 ウルグアイ

 コロンビアが強かったですね。1点目のように個の力でゴールを奪う事も出来れば、2点目のようにチームとして完璧に崩す事も出来るというところが強みだと思います。1点目のハメス・ロドリゲスの胸トラップからのボレーも見事ですが、個人的には2点目の崩し方が好きです。あれだけ両サイドに振られたら守備の固いウルグアイでもどうしようもないでしょう。守備も安定しているし、これでファルカオがいたらどんな恐ろしいチームになるのかと思います。今のままでも十分ブラジルには脅威となるでしょう。

 スアレスが出場停止となったウルグアイにしたら守備重視でロースコアの勝負に持ち込みたかったのでしょうが、ハメス・ロドリゲスの1点目で完全にもくろみを崩された格好となってしまいました。後半前への圧力を強めようとした矢先に失点してしまうし、終始コロンビアに主導権を握られたまま終わってしまいました。やはりスアレスの欠場は痛かったですね。たた4年後もスアレス・カバーニの強力2トップは健在でしょうから、捲土重来に期待したいです。

 明日はオランダvsメキシコが注目かな。

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2014年6月28日 (土)

ザッケローニ体制の総括と日本サッカーの方向性

 1日休みという事で、改めて表題の事について書いてみたいと思います。まあ仰々しいタイトルですが、ツラツラ思った事を書くだけです。既にいろんな識者やブロガーの方が書かれているので今更かもしれませんが、お付き合い頂ければ幸いです。

 まずザッケローニ体制下の4年間はわりと楽しかったと思ってます。ザッケローニ監督自身も人格者で好感が持てましたしね。またやろうとしたサッカーも間違いではなかったと思ってます。ショートパスをつないで主導権を握りアタッキングサードではアジリティとコンビネーションで崩すというやり方は、Jリーグ開幕以前から日本が積み上げてきた形ですから。実際、昨年のコンフェデ杯のイタリア戦などハマった時はすごく面白いサッカーでした。

 が、当たり前の話ですが、サッカーは相手がいるスポーツであり、時には主導権を握れない場合もあります。そうなった時の戦い方の幅というのが今回は(も、というべきか)狭かったなと思います。それは今回選ばれたメンバー構成にしてもそれ以前からのチーム作りにしてもそうですよね。それは「自分達のサッカー」に目が行き過ぎて「相手」を見ようとしなかったからだと思います。たとえは良くないかもしれませんが、さながら国力の差から目をそむけて流れのままに米英との全面戦争に挑んだ第二次大戦の大本営のようだったかなと。そこを一歩引いて、国力の差を考慮して短期決戦で決着をつけるべく作戦をたてた日露戦争時の陸海軍のような冷徹な分析が必要だったと、今になって思いました。ま、あおったメディアやサポーターにも責任があると思いますけどね。

 ここで誤解して欲しくないのは、「次の大会では守備的戦術をとるべき」などとは思ってないという事です。どうも日本人は「攻撃的か守備的か」とか「個の育成か組織の強化か」といったイチかゼロかの議論をしがちなんですけど、サッカーでゼロサム的な議論はあまり意味がないと思うんですよね(ともすると協会幹部までがそういう議論に立った発言をしているのが頭が痛いんですけど)。個人的には今のサッカーの志向自体は変える必要はないと思ってます。ただやらないといけないのは、前回も今回も足りなかった戦術の幅を広げる事、つまり相手によってはブロックを作って守ってカウンターを狙うとかいうような戦い方もできるようなチームになって欲しいなと思います。あと、主導権を握る事にこだわるあまり、攻撃時のタテへのスピードが明らかに遅かったので、そこも変えていって欲しいところです。

 最後の1つ。この事に関してはサッカー協会も内部で総括するでしょう。ただ、過去2大会はどうも総括の結果が公表されないまま仲間内でなし崩しで人事を行い、責任の所在も明らかにならなかったと思います。今回は日本人の注目度も高かったので、今回こそは周りが納得するような総括をして欲しいと思います。(ま、でも、やらないんだろうな。仲間うちで馴れ合うのが好きみたいだから。)

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2014年6月27日 (金)

W杯15日目

 グループリーグも今朝で最終日。4試合のうちどれを観ようか迷ったあげく、下記の試合にしました。

○ポルトガル 2-1 ガーナ

 どちらもドローすら許されない状況だったのでもう少し面白い試合になるかと思ったのですが、どこかテンションの低い試合になっちゃいましたね。特にガーナは勝てば次へ進める可能性がそれなりにあったし、前の試合でドイツと堂々と渡り合っただけに期待していたのですが、何かテンションが低かったですよね。ボールを奪った後の押し上げのスピードが全然違いました。やはり前日のボアテンク、ムンタリ追放の影響があったんでしょうね。90年大会以降「いずれはブラックアフリカの国が優勝する」と言われて久しいですが、こういうモメ事をなkさないと難しいだろうなと思いました。

 一方のポルトガルも「勝とう」という気持ちは感じられたものの、グループリーグ突破の条件となる「大量得点で勝つ」までは考えてなかった感じでしたね。それでもクリスティアーノ・ロナウドに得点時以外で3~4回あっただけに、彼が本調子であればと思います。それとチーム全体でガムシャラに点を取りに行く姿勢を見せていればあるいは、とも思いますが、それをしないのが「国民性」なのでしょうかね。

 これで決勝トーナメント(ノックアウト・ラウンド)に進む16チームが出揃いました。明後日からが楽しみです。

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2014年6月26日 (木)

W杯13~14日目

 グループリーグもあと2日となりました。昨日から今朝にかけて行われた試合の中の2試合の感想です。

○イタリア 0-1 ウルグアイ

 初戦のイングランド戦の時点では、まさかイタリアがグループリーグで敗退する事になるとは思いませんでした。この日にしてもドローでもOKだった分手堅く戦ってましたし、2度決定機は作られたもののウルグアイを上手くいなしていたと思います。それは1人退場になってからも変わらなかったのですが、セットプレーでのゴディンのヘディングシュートで一気に奈落の底へ突き落とされた格好となってしまいました。結局パス回しは上手くなっていたんだけど、コスタリカやウルグアイのような守備が強固な相手には「回させられているだけ」という日本と同じような感じにしかならなかったのが敗因なんでしょうね。

 一方のウルグアイも決していい戦いができていたわけではなく、イタリアに上手くいなされていた感じでした。決勝点の直前は攻め疲れの気配も見せていましたし。ただこういう時にセットプレーで一気に流れを引き寄せるあたりは南米でもまれた勝負強さゆえなんでしょうね。前途揚々ってわけにはいかないでしょうが、どういう戦いを見せるか注目です。

 それはそれとして、またスアレスやっちゃいましたね。映像を見る限りではクロでしょ。FIFAの調査がどうなるかわかりませんが、残念ですね。

○スイス 3-0 ホンジュラス

 開始早々のシャキリのファインゴールで勝負は半ば決まったようなものでした。あとは基本はホンジュラスにボールを持たせながら、要所でカウンターをみまって2得点。暑さで終盤は足が止まってオープンな展開になりましたが、トータルで見るとスイスが力の差を見せつけた感じです。アタッカーや前線に若いタレントが揃っているのがいいですね。次のアルゼンチン相手にも食い下がってくれると面白いのですが。

 一方序盤の失点で苦しい展開となったホンジュラスですが、最後まで勝負を捨てずに戦った事には好印象を持ちました。他の中米の国と同じく技術はしっかりしてましたし、サイドから崩そうという意図も感じました。ただ決定力がなかったのが残念でしたね。W杯初勝利はお預けとなりましたが、また次の大会でも挑戦してくるでしょう。

 あとは残り4試合ですね。

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2014年6月25日 (水)

W杯コロンビア戦

 今朝(6/25)は日本のグループリーグ3戦目のコロンビア戦でした。わずかな可能性にかけた日本でしたが、奇跡を起こしたのはギリシャでした。

○コロンビア 4-1 日本

 コロンビアがスタメンを8人入れ替えた点は差し引くにしろ、ここ3戦では一番戦えていたと思います。積極的にタテパスを入れてコロンビアの守備をこじ開けようとしていました。不用意なPKで先制を許してからも攻撃への意欲を衰えさせる事はなく、前半終了間際の岡崎の同点弾につなげました。この時点で「もしかしたら」という思いがよぎったのですが、後半投入されたハメス・ロドリゲスが流れをガラリと変え、コロンビアの勝ち越し弾をおぜんたて。その後は日本に攻めさせながらカウンターの機会をうかがい、終盤に2点をあげて日本の息の根を止めました。何度かあった決定機もモノに出来ず、惨敗となりました。

 このような結果に終わった日本代表の選手、スタッフ、関係者は当然責められて然るべきです。だから「お疲れ様」などと言うつもりはさらさらありません。ただ、今回いわば1.5軍のコロンビアに真っ向勝負を挑んでボコボコにされたという事実は、代表関係者だけでなく日本のトッププレイヤーから僕みたいな球蹴りレベルの人に至るまで、サッカーに関わる全ての人が重く受け止めなくてはならないのではないかと思っています。また普段Jリーグを見る側の人間として、今後は「世界と比べて今のプレーはどうなのか」というような厳しい目を持つ必要があるのではないかと思っています。まあ例えばCLのレベルと比べて「何でできないの?」とか上から目線でばかり言うのもどうかと思うので、サジ加減が難しいですけどね。ただ代表に選ばれた選手をすぐスター扱いしてしまう風潮は、もうなくさないといけませんね。

 これでブラジル大会における日本の戦いは終わりとなりましたが、フットボールは終わらないですしその祝祭であるW杯も続きます。あとは残りの祝祭を楽しみたいと思います。一方でこの4年間の日本の男子A代表についても、どこかで感想めいた事を書ければと思います。

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2014年6月24日 (火)

W杯12日目

 W杯のグループリーグもいよいよ三戦目に入りました。今朝(6/24)はA組とB組の試合が行われましたが、B組は既に決着がついていただめA組の方の試合を見ました。

○メキシコ 3-1 クロアチア

 もう少しもつれた試合になるかなと思っていたのですが、意外に差がつきました。というか、メキシコが強かったです。守備は相変わらず固くてクロアチアに付け入るスキを与えず、攻めではショートパスとロングパスを巧みに使い分けながら揺さぶって、クロアチアを消耗させていきました。先制してからの畳み掛けるような攻撃も迫力があったし、勝つべくして勝ったという感じですね。ベスト16ではオランダと当たりますが、どういう試合になるか楽しみです。

 一方のクロアチアはモドリッチ、マンジュキッチはじめタレントはメキシコに勝るとも劣らない陣容だったのですが、チームとしての完成度に差がありましたね。個々が打開する場面はありましたが、チームとしてメキシコをどう攻略するかという点が足りなかったように思います。残念ではありますが、2年後のEUROでの捲土重来に期待したいです。

 もう1つの試合はブラジルがカメルーンを下して首位で通過。こちらはチリとの対戦です。前大会のベスト16と同じ顔合わせになりますが、この対戦も楽しみですね。

P.S ここにきて民放が放映する試合に当たる事が増えましたが、ちょっと辛いですね。今朝の○島・清水のコンビは酷かったです。昨日の○井もアレでしたが・・・。

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2014年6月23日 (月)

W杯9~10日目

 ちょっと所用とかあって、更新ができませんでした。その間、イングランドのグループリーグ敗退とかコスタリカの大躍進とかあったわけですが、僕が見たのは以下の2試合です。

○ドイツ 2-2 ガーナ

 白熱した好試合でした。特にドイツが同点に追いついてからの攻めあいにはシビレました。ドイツのブロックの間に入り込みながら細かなパスをつないで崩す攻撃は、やはり洗練されてましたね。ガーナDF陣の体を張った守りがなければもっと得点が入っていたでしょう。かと思えば同点弾のような力ずくでの得点もできるし、ちょっとスキがないなという印象です。ただかつての伝統の勝負強さまでは感じないので、そこに一抹の不安がありますが。

 ガーナは惜しかったですね。特に2点目はドイツのパス回しを引っ掛けての見事なショートカウンターだっただけに、あのまま逃げ切りたかったところでしょう。基本的には守備を重視しながら、ボールを持てばカウンターありサイドを使ったビルドアップありと迫力のある攻めを見せてくれました。守りも非常に体を張っていたし、このチームがグループリーグで消えてしまうかも、というのは惜しい気がしますね。

○アメリカ 2-2 ポルトガル

 ポルトガルが最後の最後で首の皮一枚つながった格好となりました。幸先よく先制したものの、その後はアメリカに押し込まれる場面も多く苦しんだという印象です。このチームは中盤とサイドはタレントがいるんですけど、伝統的にCFが不足していて、それで今回も苦しんでいる印象ですね。クリスティアーノ・ロナウドも本調子ではないみたいですし。次のガーナ戦でよほどの大差をつけて勝たないといけないので、厳しいですねー。

 アメリカは最後の最後で勝ち点2を失った格好となってしまいました。細かくパスをつなぎ、ボールを持たない選手も動き続けてボールを引き出して、ポルトガルと互角以上の勝負を演じました。最後は個の力で1点をこじ開けられてしまいましたが、依然グループリーグ突破に向けていい位置をキープしています。次のドイツ戦に向けて、まずは気持ちを切り替える事が大事ですかね。

 いよいよ明日からはグループリーグ3戦目です。

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2014年6月20日 (金)

W杯ギリシャ戦

 今朝(6/20)はW杯ギリシャ戦でした。必勝を期して臨んだはずでしたが、何ともいいようのない内容のドロー。普段サッカーを見ない人の中には「オレの睡眠時間を返せ」と思った人もいるでしょうね。

○日本 0-0 ギリシャ

 コートジボワール戦よりは前へ出ようという意欲は見てとれましたし、ボールを奪われた時のリスクマネジメントも出来ていました。ボール支配率は前半から7割近かったですし、さらに相手選手が二枚目のイエローで退場となり、優位にたちました。が、結果的にはギリシャにより守り重視の戦いをされて攻めあぐむ事になり、1点もとる事ができませんでした。

 が、「ボールを支配しているわりにはチャンスが少ない」という状況は前半からのものでした。ボールはキープしているんだけど、持っている場所は相手のブロックの外というのが非常に多かったと思います。いい時なら相手のブロックの間へのタテパスがどこかで入るんですけど、この日に関してはコートジボワール戦の時のようにカットされるのを恐れてか極端に少なかったと思います。おかげで得意のバイタルでのワンツーによる崩しが全くなく、単調に外からクロスを上げるばかり(内田は工夫してましたけど、長友が・・・)。大体あれだけボールを支配していながらペナの中にボールを持って入る回数が10回かそこらじゃ話になりません。BBCでリオ・ファーディナンドが酷評したみたいですが、言い返す事のできない酷い試合だったと思います。

 試合後のコメントを見ても、チーム全体として自信を失ってしまっている感じがしますね。だから勇気を持ってタテパスを入れられないんだと思います。ただ、それで世界を驚かせようなんてちゃんちゃらおかしいのでね。あとはコロンビア戦を残すのみですが、とにかく開き直って「自分達のサッカー」とやらを見せて欲しいです。

 なお、選手起用やラストのパワープレーなど、ザッケローニ監督についてコメントしたい事は多々ありますが、それは終わった後に書きたいと思います。

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2014年6月19日 (木)

W杯7日目

 グループリーグ2試合目に入り、決勝トーナメント進出を決めたチームが出て来ました。

○オーストラリア 2-3 オランダ

 オーストラリアの勇敢な戦いにより、白熱した好試合となりました。前半はオーストラリアの高いゾーンとそこからのプレスによってオランダがあたふたする展開となりましたが、後半に通常の4-3-3に戻してからオランダ本来の良さが出たかなと思います。ファン・ペルシー、ロッベンは相変わらず好調ですし、デパイという新たなタレントも出てきて、いい形でグループリーグを突破する事が出来ました。あとはグループ1位になってブラジルとの対戦を避ける事が出来れば言う事なしでしょう。

 敗れたとはいえオーストラリアはいい戦いをしました。積極的なプレスとタテへの推進力はオランダを大いに慌てさせました。またこのチームは世代交代が上手くいっていないという印象があったのですが、とんでもない話で、いいタレントがいっぱいいますね。これからも日本のライバルとして立ちふさがってくる事になりそうです。

○スペイン 0-2 チリ

 前回のチャンピオンがあっけなく敗退しました。チリの前からのプレスに苦しみ、最後までらしさを見せる事ができませんでした。リーグ戦やCLの疲れが抜けきらなかった事など原因がいろいろ分析されていますが、メンツが4年前から殆ど変わらなかった事による金属疲労が一番大きかったんじゃないかと思います。やはりどんなに強くても終わりは来るんだなと実感した日でした。

 一方のチリは勝つべくして勝ったと思います。前線、中盤での労を惜しまないプレスはスペインのパス回しを狂わせ続けたし、ボールを奪ってからのパスのつなぎも見事でした。平均身長が日本より低いのにあれだけのチームが作れるというのは、日本にとっては励みになります。サポーターも熱狂的だし(やり過ぎはあったみたいですが)、この先も旋風を巻き起こすのではないでしょうか。

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2014年6月18日 (水)

W杯6日目

 今日(6/18)で全32か国が登場した事になります。さすがに全チームは見れてませんが、半分以上は見れたのかな。

○ブラジル 0-0 メキシコ

 非常に見ごたえのある試合でした。特にメキシコの勇敢な戦いぶりに感心しました。前半は押し込まれる時間が長かったですが攻撃しようとする姿勢は見せ続けたし、後半は両サイドを押し込む時間帯もあって互角に近い戦いをする事ができました。決定機も与えましたが、GKオチョアが4度のビッグセーブでチームを救ったし、これはさらに勢いにのってくるかもしれません。さすがに伝統のあるチームは違いますね。

 一方のブラジルは前の試合と同様にブロックを作った相手の崩し方に課題を残した感じです。何か個人の力頼みの攻めが多いのが物足りないです。4度の決定機にしても、うち2度はセットプレーですし。まあ次のカメルーン相手には勝つでしょうから、問題はその先でしょうね。

○ロシア 1-1 韓国

 1試合目か2試合目かというシチュエーションの違いはあるにせよ、低調な試合でした。どちらもブロックを固めてしっかり守る事は出来ていたものの、そこからリスクを負って攻めるという事が殆どなく、まさに前述のメキシコと対極のような戦いぶりでした。

 まあ韓国は大会前の親善試合の成績が良くなかったのでああいう戦いになるのは仕方がないかとも思いますが、ロシアの攻撃での切れのなさにはガッカリしました。いい感じのタテパスは入るんですけど、そこから先がいまいちでしたね。韓国の攻撃にもアイディアを感じなかったし。ここはベルギー以外はどこが先へ進むかわかりませんね。

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2014年6月17日 (火)

W杯4~5日目

 今朝(6/17)も早起きしましたが、昨日ほど眠くはならなかったです。

○スイス 2-1 エクアドル

 白熱した好試合でした。特に残り15分の攻めあいは見ごたえがありました。正直スイスはシードされるほどではないだろうと思っていたのですが、短いパスを丁寧につないで攻める好チームですね。派手さはないですが、要所要所にタレントが揃っているし。この試合に勝った事で決勝トーナメントに進む確率が高まりましたが、先へ進んでも結構やれる感じがします。

 一方のエクアドルも攻守ともしっかりしたいいチームですね。A.バレンシア以外にもいい選手が多いです。最後の場面でシュートを打たせてもらえなかった事が災いしてしまいましたが、フランス相手でも勝機はあるんじゃないかと思います。

○ドイツ 4-0 ポルトガル

 まずドイツが強かったですね。しっかりパスをつなぎながら要所を逃さないしたたかさも持ち合わせています。カウンターも鋭いし、クローゼ、シュバインシュタイガーの温存を感じさせないほど選手層が充実しています。フンメルスが途中交代した事だけが不安材料ですが、まずは順風満帆といえるでしょう。

 一方のポルトガルは踏んだりけったりといった感じですね。少し厳しめのPKはとられるし、怪我で2人交代するハメになるし、おまけにペペが頭突きで退場ですからね。クリスチアーノ・ロナウドも万全ではないと聞きますし、残った相手もアメリカ、ガーナと曲者揃いですからね。何とか残って欲しいところですが、どうなりますが。

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2014年6月16日 (月)

W杯3~4日目

 今朝(6/16)も早起きしたのですが、まだ体が慣れていないせいか昼間非常に眠かったです。これで身体もつかな・・・。

○イタリア 2-1 イングランド

 イタリアがイタリアっぽくなかったな、というのはイタリアに失礼でしょうか。ただボールポゼッションが上手いなって思いました。イングランドのブロックの間に入り込んでボールを引き出すやり方が自然に出来てました。点差こそ1点ですが内容的には上回っていたし、ブランデッリ監督はいい仕事してるなぁって思います。

 一方のイングランドですが、全体的に若返っているのはいい傾向だと思うのですが、いかんせん攻めが前の4人のスピードと個人技に頼るばかりで、なかなか分厚い攻めができなかったですね。守り方も旧来の4人のラインを2枚並べただけだし、これだと先へ進んでも苦労する気がします。ただウルグアイが敗れたためまだグループリーグ突破の可能性がありますし、若いチームなので勢いにのればあるいは、とも思ってますけど。

○アルゼンチン 2-1 ボスニア・ヘルツェゴビナ

 どちらも攻めの枚数を1枚減らしてこの試合に臨んだのですが、そのせいか前半は退屈な試合でした。アルゼンチンはメッシの突破に頼るばかりで攻め手がなかったし、ボスニアの方もジェコが消えてしまってましたね。まあボスニアの方がサイドにボールが入った時に可能性が見えたかなと思いますが。

 後半はまずアルゼンチンが開始からイグアイン、ガゴを入れて、それにより少しずつ攻撃が活性化し、メッシのファインゴールにつながりました。さすがに役者が揃うと違うなという印象です。ボスニアの方も2点差になってから投入されたイビシェビッチが1ゴールを決めたし、どちらも最初からフルメンバーでいってくれれば面白かったのに、と思います。まあ大会は長いので疲労などを考慮したんでしょうけどね。この2チームは先へ進んで欲しいので、その実力の片鱗が多少なりとも見れたのは良かったと思ってます。

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2014年6月15日 (日)

W杯コートジボワール戦

 今朝(6/15)は日本の初戦のコートジボワール戦でした。日本に配慮したとしか思えない日程だったのですが、残念ながらその配慮に報いる事は出来ませんでした

○日本 1-2 コートジボワール

 15分過ぎに幸先良く1点をとれた事が災いしたのかもしれません。試合開始からつまらないボールロストが多くて裏返される事を繰り返すうちに体力を消費してしまい、次第に「1点を守ろう」という意識に傾いてしまったんじゃないかなと思います。またドログバ投入のタイミングが非常に効果的で、コートジボワールには勢いを、そして日本には恐怖感を与えて、結果続けざまの失点につながってしまったかなと思います。

 これが本大会のプレッシャーなのでしょう。ただ自分達のサッカーを見せられずに負けてしまったのは非常に残念ですね。打ち合い上等、殴られたら殴り返すのが今大会の日本のサッカーだと思っていたので。これでグループリーグ突破は厳しくなってしまいましたが、まだ可能性がなくなったわけではないので、次のギリシャ戦に向けて気持ちを切り替えて欲しいと思います。

 イタリアvsイングランドの試合の感想は明日にでも書きます。

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2014年6月14日 (土)

W杯2日目

 W杯の2日目は2試合見ました。

○メキシコ 1-0 カメルーン

 解説の山本さんはカメルーンの守備を「組織的」と評していましたが、僕にはユルユルに見えました。特にサイドのスルーパスをあれだけ通されちゃうのはちょっとなぁって感じです。2度の誤審によるノーゴール判定によって試合の興味はつながりましたが、後半にメキシコがマルケスからのロングフィードを織り交ぜるようになると、もうカメルーンは耐え切れませんでした。

 予選では苦労したメキシコですが、本大会ではいいチームを送って来ますね。クロアチアとメキシコのどちらかがグループリーグで大会を去るのはもったいないです。一方のカメルーンは攻守にいいところがなかったですね。今回も問題を抱えていそうです。

○スペイン 1-5 オランダ

 前回のファイナルの再現となったわけですが、オランダがものの見事にスペインをハメましたね。5バックでブロックを作ってスペースを与えず、ボールを奪えばファン・ペルシ、ロッベンによるカウンターを見舞うという形にして、特に後半はスペインを蹂躙しました。なんか6年前のEUROを思い出しましたね。まあ先制された時は「ヤバい」と思ったでしょうが、頼れるエースの同点ゴールが流れを一気に引き寄せましたね。やはりこういうストライカーがいるチームは強いです。

 一方のスペインは守備があまりにも脆かったですね。1、2失点目は最終ラインの連係の拙さが招いたものだし、3、4失点目はカシージャスがねえ・・・。攻めもオランダのブロックの前に有効な攻撃ができなかったし、「優勝候補は仕上がりが遅いもの」と言ってもこれは厳しいです。次のチリ戦は勝ち点3が必須ですが、今の状態で果たして勝てるのかという気がします。

 明日の朝はいよいよ日本戦ですね。その前のイタリアvsイングランドも楽しみです。

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2014年6月13日 (金)

ブラジルワールドカップ開幕

 日本時間の今日(6/13)の早朝、ワールドカップが開幕しました。現地は盛り上がりに欠けると言われていましたが試合会場の熱気は凄かったし、僕もようやく気持ちが浮き立つような感じになってきたって感じです。

 というわけで、前回と同様に、僕が見た試合の感想を都度書いていきたいと思います。

○ブラジル 3-1 クロアチア

 大会前、優勝候補の大本命はブラジルだと多くの識者が言っていましたし、僕もそう思ってました。ただ開幕戦を終えて思ったのが「思ったほどの強さではないな」です。確かにネイマール、オスカルにボールが入った時は怖さを感じましたが、それ以外の場面では攻めあぐねていた印象です。守備も両CBとボランチは固いし攻守の切り替えが早いので簡単には点は取れないでしょうが、それでもこの日のようなポカはありうるわけで、そう思うとグループリーグはともかく決勝トーナメントでコケる可能性はあるなって思いました。

 クロアチアは惜しかったですね。どちらかというとゲームプラン通りに出来ていたのはクロアチアの方だし、あのPKがなければドローに持ち込めた確率は高かったのではないかと思います。初戦を落としたのは痛いですが、まだ2試合あるので、何とか残って欲しいですね。

 で、そのPKですが、「厳しい判定だなぁ」とは思います。主審を務めた西村さんはわりとルールを厳格に守るという印象があるのですが、今回はそれが悪い方向に出たかなという気がします。ただ誤審だとは思わないし、あの場面以外は上手くさばいていたと思うので、そこは自信を持ってもらっていいんじゃないかと思いますね。

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2014年6月 1日 (日)

ナビ杯終戦(6/1 ナビ杯 鹿島戦)

 今日(6/1)はナビ杯予選グループの最終節でした。都合があって行く事ができず、メールで朗報が届く事を祈っていたのですが、残念ながら鹿島に完敗し、2年連続で予選グループで敗退する事となってしまいました。

<Jリーグ ヤマザキナビスコカップ予選リーグ 最終節 於 県立カシマサッカースタジアム>

 清水エスパルス 0ー3 鹿島アントラーズ

 前節に引き続き映像を見ていないので論評はできませんが、先制されるまでは悪くなかったものの、先制されてからはガクッとなってしまって、後半はやられたい放題だったようですね。まあここのところ結果が出ていない事でメンタル的にかなり落ちてしまっているのと、連戦の疲労が重なって、こういう結果になってしまったのかなと思います。

 とはいえ、3連勝して優位に立ちながら3連敗で予選敗退という無様な結果となってしまっては、いかなるエクスキューズがあろうと、僕がチームにかける言葉は1つだけです。

 情けない・・・。

 結局、「長沢の穴をどう埋めるか」という命題を最後まで消化しきれずにきて、そこへ4月下旬からの連戦による疲労が重なって、チームがガタガタになってしまったという印象です。やっているサッカー自体が間違っているとは思いませんが、前にも書いた通り結果が出ないとチームはおかしくなりますからね。

 だからこの段階で中断期間が入るのは、リフレッシュという意味では良かったと思います。もちろんもう少し良いメンタルで中断に入りたかったですけどね。中断後はキャンプも行われるようですから、そこで問題点の修正をきっちりやって欲しいと思います。また今は特定の選手への負担がかかり過ぎているので、今のレギュラーメンバーの座を脅かすような選手が出てきて欲しいです。特にコンディションが上がらないままの本田、村松、そして鍋田、金子、高木善といった若手アタッカー陣には猛アピールを期待します。

 最後にゴトビ監督へ。繰り返しになりますが、やっているサッカーに間違いがあるとは思っていません。が、最近は選手起用の硬直化や「?」と思わせるような選手起用が目立ちます。オフ明けにはもう1度フラットな目でチームの問題点などを見直して欲しいと思います。

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