ナビ杯は連勝(4/2 ナビ杯G大阪戦)
昨日(4/2)はナビ杯予選リーグの第2戦となるG大阪戦でした。当然行けるはずもなく、ビデオで追っかけ再生で見ました。
試合中結構雨が降ってましたが、それにも関わらず8千人の観客が集まりました。やはり長谷川健太さんが違うチームの監督していわば「凱旋」する試合だったので、それで行った人が多かったのではないでしょうか。その健太さん率いるG大阪に勝つ事で、以前指導を受けた選手にとってはいい報告ができたのではないかと思います。
<Jリーグ ヤマザキナビスコカップ予選リーグ 第2節 IAIスタジアム日本平>
清水エスパルス 1ー0 ガンバ大阪
内容については褒められたものではなかったですね。正直、収穫の少ない試合だったなと思います。
まず守備についてですが、この日はヤコヴィッチを右SBに入れて吉田を左にまわすという布陣を敷き、守り方についても前から追える時は追うけどそれよりはブロックを作って守る事により重点をおく形にしていました。おそらくはG大阪の攻撃力を警戒しての事だと思うのですが、前半はそこそこ機能していたと思います。被決定機は1度くらいだと思うし、何度かサイドを崩されかけても真ん中ではじき返す事ができていました。が、後半G大阪が選手交代によって攻撃のギアを上げ、さらに時間が経過してこちらの運動量が落ちてくると、最終ラインがズルズル下がってバイタルエリアを使われてしまい何度も危険な形でのシュートを浴びるようになってしまいました。ヤコヴィッチも途中までは無難に応対してましたが、最後の方は疲労のためかスピードだけでちぎられる場面があったし、ちょっと「クリーンシートだ。万歳!」とは言い難いですね。これは最終ラインだけの責任ではなく中盤、特にボランチとの守備のバランスが崩れたのが原因です。いいバランスで守れていた時間帯もあったので、それを90分間保つにはどうするかというのを引き続き考える必要があると思います。
一方攻撃ですが、この日は見るべきところが少なかったですね。決勝点の時の崩しは見事ではありましたが、そのような攻めを見せた時間帯があまりなかったです。全体的にボールを奪ってからの1つ目のパスが非常に雑で、その結果真ん中にボールが収まる場面が少なかったなと思います。まあ相手のボランチが代表でも主力を務める遠藤と今野だったのでそこを避けたかったのかもしれませんが、あんな雑なボールでは長沢が可哀想だし、何より長沢の高さに頼り過ぎなんですよね。長沢にしても後から入ったノヴァコヴィッチにしても足元のボールはきちんと収めてくれるし、何より決勝点の起点になったのが六平から元紀へのタテパスだったのですから、ああいうパスをもっと増やしていく事を考えて欲しいです。その意味でこの日は崩し以前のところで止まっちゃってましたね。
もちろん収穫はありました。長沢が公式戦4試合連続ゴールを決めてくれたのは、チームにとっても大きいと思います。唯一の決定機だと思いますが、冷静に決めてくれました。また六平も良かったですね。前述のパスだけでなくボールを上手く散らしていたと思うし、守備でも貢献していました。多少のチェックを受けてもなかなかボールを取られないし、彼の今後の成長は要注目ですね。あと、何より先週末のF東戦の逆転負けのショックを多少なりとも払拭できたのではないかと思うので、その点でも良かったと思います。ただ無条件に勝ちを喜べるほど良い内容ではなかった事は肝に命じるべきでしょう。
次はアウェーでの甲府戦。開幕戦こそ大敗しましたが、その後は持ち直してきているようです。おそらく難しい試合になると思います。ただ、そろそろリーグ戦でも結果が欲しいので、何とか勝ち点をもぎ取って欲しいと思います。
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