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2014年3月23日 (日)

無観客試合(3/23 浦和戦)

 今日(3/23)はアウェーでの浦和戦。いつもなら「ザ・アウェー」みたいな雰囲気に包まれるはずが、例の横断幕に対する制裁措置として観客を入れずに行われました。

 報道で「初の」無観客試合と言われてましたけど、もう2度とあってはならない事です。やはり観客の前でプレーしてこそのプロスポーツですから。こういう事態を招いた浦和のクラブおよびサポーターには改めて猛省を促したいですし、一方で我々は他山の石としなければならないと思います。

<J1 第4節 於 埼玉スタジアム2002>

 清水エスパルス 1ー1 浦和レッズ

 試合としては、ドローが妥当だったと思います。むしろ相手から勝ち点2を失わせた試合だったと言えるのではないでしょうか。

 前半は良かったと思います。特に最初の20分間は良かったですね。選手間がいい距離感を保てていたのでボールがテンポ良くまわり、相手にボールの取りどころを絞らせませんでした。また守備の時もいい形でブロックが作れていて、心配していたタテへのパスを容易に入れさせませんでした。先制して少ししてから次第に真ん中でボールが収まらなくなり、相手にペースを握られましたが、前半に相手に与えた決定機は2回だけだし、前半はゲームプラン通りにできたんじゃないかと思います。このバランスをそれほど経験の多くない竹内と六平でできたっていうのはチームにとって大きいと思います。最後に吉田がフィニッシュした決定機の際の崩しは最高でしたし、ナビ杯に続いていい感じでやれているなと思いました。

 後半は、立ち上がりの15分は前半の終わり頃と同じような流れだったと思いますが、ペドロビッチ監督がどんどん選手交代のカードを切ってきて、特に原口を右WBに置いたあたりからは、両サイドを蹂躙されるような形となってしまい非常に厳しい展開となりました。これに対してゴトビ監督も浩太、本田を入れて中盤の運動量を上げようとしましたが、効果的な策とはなりませんでした。というか手当の必要があるのは明らかにサイドでしたが、それに適したカードがなかったというのが実際のところでしょう。最終ラインは簡単には変えたくないですしね。追いつかれた場面は李のファウルだろと思うものの、同点に追いつかれた事自体は致し方ないかなと思います。こちらのチャンスは長沢が振り向いてシュートを打とうとした場面と六平がGKと1対1になった場面だけですから、ドローという結果は妥当なものだったと思います。

 まあ先制したし途中までこちらのゲームプラン通りだったし、何の因果か巻き込まれてしまった悔しさを勝つ事で晴らしたいという思いもあったので、勝てなかった事は残念です。ただ非常に難しいシチュエーションの中、選手達はよく試合に集中して戦っていたと思います。長沢リーグ戦初ゴールを決めたり六平がナビ杯に続いて90分出場して存在感を見せてくれたりと収穫も多かったし、偉そうな言い方ですが選手達を褒めてあげたいですね。

 これで連敗は止まりましたが、順位は15位となりました。とはいえ最初の5試合は厳しい試合が続く事を覚悟していたので、想定の範囲内ですね。次のFC東京は滑り出しには失敗したようですが、力の選手がそろっておりウチにとっては相性の悪い相手なので、また厳しい試合になるでしょう。ただチームの状態は良くなってきているので、この流れを大事にして戦って欲しいと思います。

 最後に1つ。この試合は前半は浦和をよく研究したゴトビ監督が相手を自分達のペースに引き込み、それをペドロビッチ監督が交代策で打開しようとするといった駆け引きがみられ、特に後半は局面局面の厳しさがあって見ごたえのある試合でした。これを観客なしで行う事になったのはリーグとして不幸だったといえます。繰り返しになりますが、もうこういう試合はないようにしないといけないですね。

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