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2013年12月 8日 (日)

またも最終戦で勝てず(12/7 柏戦)

 昨日(12/7)は各地でJ1の最終節が行われました。エスパルスはアイスタ日本平に柏を迎え撃ちました。

 エスパは2008年を最後にホームでの最終戦を勝てていません。このところ連勝していた事やアイスタでの連勝が続いていた事で「今年こそ」と思っていたのですが、あえなく逆転負け。今年もモヤモヤした雰囲気の中でセレモニーを行う事になってしまいました。

<J1 第34節 於 IAIスタジアム日本平>

 清水エスパルス 1ー2 柏レイソル

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 よく戦っていたとは思うのですが、決めるべきところで決められなかった事が最後に響く形となってしまいました。

 試合の入りは非常に良かったと思います。前からのプレスがよく効いて柏のミスを誘う事ができていたし、先制点の場面もそうですがボールを奪ってからのボールの前への動かし方がスムーズでした。先制した後も何度かチャンスを作れていたし、出場停止の浩太に代わってCBに入った村松もソツなくこなしていて、流れは良かったです。ただ次第に柏が落ち着いてボールをキープしだして、特にこちらの右サイドを起点にできるようになると、こちらの最終ラインがズルズル下がり出してしまい、そのために流れを完全に柏に渡す事になってしまいました。また柏の攻撃時の狙いは明確で、こちらの最終ラインが絞り気味に守る事と両SBが本職でない事を突くために、常にファーサイドへクロスを上げてきましたが、それに対して十分な応対ができませんでしたね。同点の場面もその形からですし、最後までファーサイドの選手に対する対応を修正できなかったのが敗因の1つかなと思います。

 というわけで前半終了時はイヤな感じの流れだったのですが、後半はまた入りが良くて、いい形で攻め込めるようになりました。特に最初の15分の間に3~4回大きなチャンスがあったのですが、そこで決めきれなかったのが響きましたね。特に伊藤のシュートは「もらった!」と思ったのですが。ここで勝ち越せなかったのが一番大きな敗因だと思います。で、こういうチャンスを逃した時はサッカーの神様が試練を与えてくる事がよくあり、この日はラドンチッチが退場となって数的不利になるという試練が待っていました。その後は柏の攻撃をしのぎつつカウンターの機会をうかがう展開となり、よくしのいでいたと思うのですが、終盤にクリアミスを拾われて見事なゴラッソをぶち込まれ、ジ・エンドとなってしまいました。

 チームの出来としては悪くなかったと思います。最終ラインのレギュラー格が3人欠けましたが、少なくとも真ん中の守備はしっかりしていました。またボールを前の方で奪った時の流れはスムーズで、迫力のある攻撃ができていたと思います。ただ、攻撃に関しては肝心なところでパスがずれたりシュートコースが甘かったりというのが多かったかなと。そこはチームとしてコンビネーションを高めていく事も必要でしょうが、最終的には個人に行き着くので、そこは来季の開幕までに個人で磨いて欲しいところです。あと守備に関してはサイドでボールを持たれた時の逆サイドの守りが引き続きの課題となって残ってしまった感じですね。やはり石毛も河井も本職ではないので、ここは補強も含めて考えて欲しいところです。それと、ゴトビ監督留任に関する記事でも書きましたが、弱点を突かれた時にモロくも崩れてしまう事が多いので、そこも考えて修正して欲しいですね。

 などと課題めいた事を3つ書きましたが、今年の3月頃のどうしようもなかった頃から比べればここ2~3か月はある程度面白いサッカーができていると思います。この後は1週間練習した後オフになります。今のところは主力の流出もなさそうで(ラドンチッチのレンタル期間延長ができるかだけが気がかり)、基本的には今季終盤の戦いを継承する事になるでしょう。来季は初めから今季終盤のような戦いができるように、まずはオフにしっかり休んでもらって、チーム始動後は万全の準備をして欲しいなと思います。

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