U-17W杯
先々週からU-17男子のワールドカップがUAEで行われています。これまで日本の試合はずっとチェックしながらなかなか記事にできなくて、「スウェーデン戦が終わったら書こう」と思っていたら、それが最後になってしまいました。
スウェーデン戦に関しては完全にハメられた感じですね。スペースを埋めてパスコースを消し、カウンター一本に絞って攻めるという策がモロにあたった感があります。ただスウェーデンのカウンターがこれまで当たったどのチームよりも鋭くて、日本にとってはそれが誤算だったかなと思います。U-17ワールドカップ出場は初めてらしいですが、そこはヨーロッパでもまれているだけあって、さすがでした。
日本がこれまで見せてきた戦いが色あせてしまう事はないと思います。ショートパスをつなぎながら空いているところを探してそこを突くという戦いは、フィジカル勝負では不利になる日本にとっては最適なものだと思いますし、あれだけスタメンをコロコロ入れ替えながらもそれほどクオリティが落ちる事がなかったというのは、素晴らしい事だと思います。ただ反省点としてはパス回しのテンポにもっと強弱を付ける事と、タテのパスを入れる勇気が必要だったかなと思いますね。スウェーデン戦に関してはそれが顕著でした。あと、石毛、岩波、中島、鈴木武蔵、南野といった前回メンバーに比べると若干メンバーが小粒だった感は否めないかなと思いますね。
これでU-17の活動はいったん途切れる事になりますが、これで今後の育成方針を見直す必要があるかというと全く逆で、パススピードを上げるといった細部の見直しは必要でしょうが、僕は今の育成方針のままでより先鋭化させるべきだと思っています。そのためには前回今回と監督を務めて頂いた吉武さんの力は不可欠で、できれば引き続きこの年代の監督をして頂き、悪くてもこの年代(中学年代を任せるのもいいかも)の育成に携わるポジションを用意して、吉武さんを手放す事がないようにすべきだと思います。
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