２年連続ダブル（10/27 磐田戦）

　2008年のナビ杯以来５年ぶりでヤマハスタジアムへ行って来ました。ゴール裏スタンドが綺麗になったりバックスタンドで立ち見だったところに椅子が設置されるなど綺麗になっていましたが、狭いところへ押し込められた分「やっぱりアイスタの方がいいな」と思いました。ウチがアウェイサポを隔離するのは某赤いチームだけですからね。

　試合はご存知の通り、1-0で勝利。これで２年連続でダービーのダブルとなりました。今まで３年にまたがっての４連勝はあったらしいのですが、ダブルを２シーズン続けてというのは初めてです。その間何度もダブルをやられていた事を思うと、感慨深いものがありますね。

＜Ｊ１　第30節　於　ヤマハスタジアム＞

　清水エスパルス　1ー0　ジュビロ磐田

　お互いに「負けたくない」という気持ちが強く出た分、なかなか思うような攻撃をお互いに仕掛けられずに「我慢比べ」みたいな感じの試合でした。最後はその「我慢比べ」に勝ったという感じですかね。

　前半の最初の2～30分は、こちらのウラ狙いという明確なゲームプランを持ってそれを遂行した磐田が優位に試合を展開しました。特に両サイドのウラが執拗に狙われて、何度か危ない形でクロスを許しましたが、前節の反省からかCBの平岡と浩太が非常に集中していて、相手の2トップ、特に前田を自由にさせる事が殆どありませんでした。前田に関しては前後半通して１回しかフリーでシュートを打たせてないと思いますし、それが勝因の１つかなと思います。一方攻撃に関しては、２試合ぶりにスタメンに入ったラドンチッチを意識し過ぎたのか、ちょっと長いボールが多くて、自ら落ち着かない展開にしてしまった感がありました。ただ次第に磐田の攻勢が落ち着いてきてこちらがサイドにボールを預けられるようになってきた前半30分くらいから少しずつエスパが押し返すようになりました。決定機も作れるようになったし、もう少し落ち着いてボールを動かせるようになればこちらのペースに持ち込めるかなと思いました。

　後半も基本的には一進一退の展開でしたが、サイドの攻防で次第にこちらが優位に立った分、磐田は攻撃が単発になっていきました。こちらはラドンチッチのポストプレーや元紀と伊藤の連係などでチャンスを作るようになりましたが、中でも効いていたのが村田の突破ですね。ああいう１人で局面を打開できる選手がウチにはいて磐田にはいなかったっていうのが勝敗を分けたポイントだったような気がします。まあ直接得点にはつながりませんでしたが、磐田の消耗を早くした部分はあったでしょうし、それが後半の磐田のファウルの多さにつながったように思いますから。で、そのファウルで得たセットプレーからPKをもらって先制したわけですが、その後全体的に引き過ぎちゃって２度も決定的なシュートを打たれたのは反省材料ですね。櫛引が２度ともビッグセーブで防いでくれたからいいようなものの、試合の終わらせ方については課題になったかなと思います。

　まあ全体的に見れば決していい出来ではなかったとは思います。悪かったとも思いませんが。最初に書いた通り、本当に「我慢比べ」だったと思います。ただ、こういう我慢比べで辛抱して、数少ないチャンスをモノにして勝てたというのはチームにとって大きいと思います。ここで得た経験も確実に次の試合以降へつなげて欲しいですね。

　これで９位。順位表の真ん中より上に来たのは多分今季初めてでしょうね。次の相手はこれまた難敵の川崎ですが、賞金圏内に食い込むためにも何とか勝ち点を持ち帰って欲しいですね。

　さて、最後に磐田について。この日の戦いを見る限りとても降格するようなチームとは思えないだけに、チームの歯車が崩れるのは本当に怖いなと思います。まあこれまでの事があるので、好きなチームではないですが、毎年楽しみにしていたダービーが少なくとも来季はなくなるのは寂しいですし、この２チームで切磋琢磨したから今があるというのもあるので、なるべく早く戻ってきて欲しいですね。一方でウチは「J２で静岡ダービー」なんて事がないように頑張るのみです。（まだ降格決定ではないですが、もう１分けも許されずしかも甲府の全敗が前提という条件はあまりにも厳しいので、こういう書き方にさせて頂きました。気にさわったらすみません。）

P.S　ついでに段幕騒動について。まあ「やり過ぎはダメ」って事ですよ。「君が代」とか「○ね」とかね。あの「旗」も同レベルでしょ。負けた時に大きな屈辱を味わうというのが「ダービー」ではあるんですけどね。

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