アウェイで初黒星(5/18 FC東京戦)
前半の出来は悪くなかったので「このまま粘っていければ」と思っていたのですが、後半ミスから失点してしまうとショボンとなってしまって、殆ど何もできないまま負けてしまいました。チームとしての力のなさを改めて感じてしまいました。
前半はどちらもじっくりと相手の穴を見つけようとする分攻めあぐねてしまう感じで、なかなかゴール前でのシーンが作れませんでした。そんな中、エスパに関しては、水曜の湘南戦の出来が悪かったみたいなのでどうなる事かと思っていたのですが、思ったほど悪くないという印象でした。守備ではきっちり2枚のラインを作ってくさびのボールにもきっちりと対応できていたし、攻撃も思ったよりはボールを持てていて、少なくとも1度は決定機を作る事ができました。特に河井にボールが入った時の吉田との連係がよくて、何度か相手の左サイド深くに侵入する事ができていました。吉田はあとは右足でのクロスの精度を上げてくれればもっと良くなると思いました。
後半も前半と同様に何とか粘ってくれればと思っていたのですが、F東の方が少しずつポジションを取り直す動きを多くしてきて、それに対してエスパが次第に対応しきれなくなってズルズル下がるようになってしまいました。惨事はそんな中で起こります。こちらの左サイドで起点を作られて、折り返されたボールをシュートされるとDFとGKの股間を抜いてゴール。見にくかったかもしれませんが、あれは林は止めないといけなかったでしょう。8分後にはクロスを林がパンチングしたらルーカスの胸に当たってそのままゴールに入ってしまうというまさに「コメディのようなゴール」。あとは戦意を失ったエスパの選手達がただ淡々と試合を続ける感じになってしまい、攻めでは後半のシュートは1本、守りでも何度もウラのスペースの侵入を許し、下手するとあと何失点したかわからないという感じになってしまって、試合終了となってしまいました。
敗戦の直接の原因が林のミスにある事は論を待たないと思います。正GKとしてはやってはならないミスでした。ただ本人のブログで反省の弁を述べてますし、林1人の責任ではないとも思います。むしろ先に失点してしまうと「あ、もうダメだ」と思ってしまうような攻撃面の貧弱さの方が問題ですね。この日感じたのはサイドでの連係です。F東はサイドにボールが入るともう1人がスペースに入ってそこへダイレクトでボールを返してチャンスを広げていくんですけど、エスパはほとんどないんですよね、そういうの。前述の河井と吉田との連係くらいなんです。左サイドにいたっては皆無に近いでしょ。足元へのボールばかりだし、たまにスペースに入り込んでもそこへボールが入る事が少ない。だからボールホルダーの前が塞がれちゃうともう後ろに戻すしかなくなるわけです。で、エスパは伝統的にサイド攻撃を得意とするチームだし、ゴトビ監督もサイド攻撃をベースに考えているはずです。にも関わらず、これも何度も書いている事ですが、サイドを連係で崩す事に関してこの3年間全く進歩してないってどういう事かと思います。オランダならウィンガータイプの選手はいっぱいいますけど、ここは日本なんで。サイド攻撃をベースとする以上は、どうコンビネーションで崩すかを考えてもらわないと話にならないですね。
これで再び負け越し。しかも次のリーグ戦はバレーが出られません。また八方塞がりになっている感じですが、まずは来週水曜のナビ杯で少しでも立ち直りのきっかけをつかんで欲しいですね。
でないと、仙台戦の結果によっては、また囲まれますよ。
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